大腸カメラ日誌 2010.11.7 最近の成績

以前から痛くない大腸カメラ、見落としの少ない大腸カメラを心がけていますが、ちょっと思い立って最近僕が施行した大腸カメラの成績を調べてみました。
すると、最近施行した大腸カメラは10件連続で、S状結腸をたわませず、ストレート、無痛で通過していました。
大腸カメラの挿入で一番痛くなりやすいのは、一番たわみやすいS状結腸で、ここさえ痛くなく通れればあとは無痛で通れることが多いのです。
僕の場合も、10件のうち、ほとんどが検査中、どこも痛くならずに検査ができていました。
(ちなみに、癒着その他で痛みが出てしまった場合は鎮静剤を使いますが、痛くなければ鎮痛薬、鎮静剤の類は一切使っていません。)
 
大腸カメラ、大腸ポリープの日帰り手術は東京 渋谷ヒラハタクリニック

胃カメラ大腸カメラ日誌 2009.12.12

今日は土曜日なので12:30までの受付でしたが、3件の胃カメラと1件の大腸カメラがありました。
今日の大腸カメラもなんとか楽に受けていただけたので、よかったよかった。
大腸カメラ、大腸ポリープの日帰り手術は東京 渋谷ヒラハタクリニック

大腸カメラ日誌 2009.08.23 いよいよ検査!

 大腸カメラ検査の更新が遅れて大変申し訳ありません。
いよいよ検査のお話。
 予定通り、僕の大腸カメラ挿入法の師匠である佐藤先生にお願いしました。
大腸カメラの一番の難所は、間違いなくS状結腸。
ここさえすんなり入ってしまえば、あとはそれほど苦労せずに奥まで行けることがほとんどです。
さすが佐藤先生、S状結腸は引き延ばさず、ほとんど無痛で通過しました。
ところが次の脾曲という部分でかなり強い痛みが。
ここはどうしても屈曲が強く、押さないと挿入できない部分。
ただ、通常は痛みがあってもそれほど強くなくてすむのですが、僕の場合は違いました。
 で、結局痛み止めを入れてもらって続きを受けたわけですが、まぁ、やはり受けてみないと分からないことは多いですね。
細かい違和感の感触とか、いろいろ。
大体予想通りでしたが、とても勉強になりました。

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大腸カメラ日誌 2009.08.14 下剤飲みました

大腸カメラの第一の難関、それは下剤。
大腸カメラでは、必ず腸の中をきれいにしてから検査を行います。
そうしないと観察が不十分になるうえ、大腸を引き込んでたたむ際の微細な操作ができなくなり、基本的に押し込む操作が中心となって、「無痛大腸カメラ」にはなりません。
で、頑張って下剤を飲みました。

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大腸カメラ日誌 2009.08.14 大腸カメラを受けます!

30歳を過ぎたら大腸カメラを受けた方がいい、というのが僕の持論なのですが、なかなか僕自身は大腸カメラを受けられずにいました。
1年以上前から「受けたい」と言い続け、下剤等の用意もしていたんですが、なかなか忙しくて難しかったんですね。
で、開業医になって、ますます受ける機会が無くなってしまったわけですが、考えてみたら、大学病院って、お盆休みがないんですよね。
職員が交代で夏季休暇をとるんですが、病院自体は休みじゃない。
で、僕の大腸カメラ挿入法の師匠である佐藤浩一郎先生にお願いして、大腸カメラを受けさせていただくことにしました。

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大腸カメラ日誌 2009.05.26 大学でお手伝い

 昨日は大学病院に行って、佐藤先生(僕の大腸カメラ挿入法の師匠)の研究のお手伝いをしてきました。
やはり、開業した後もそういった研究に関係させていただけるというのはありがたいですね。
常に向上しよう、という気持ちを再確認できる感じがします。
ちなみに今回、佐藤先生は消化器内科の分野では世界一の学会で、大腸カメラの挿入法に関係する発表をされます。(今回で2回目。)
私のデータもたくさん使われていることもあり、私はいつもセカンドネーム(発表者の次に研究に貢献した人)として登録していただいています。
開業医なのにセカンドネームなんて、そうそうしてもらえることではありません。
(しかも世界一の学会で。)
本当にありがたいことです。

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大腸カメラ日誌 2009.05.12 今日の大腸カメラ

 今日も大腸カメラがありました。
今日の方もS状結腸がやや長かったのですが、体位変換と腹部圧迫を使ってなんとかストレート挿入ができました。
多少痛みがあったようですが、それほど辛くなかったご様子で一安心。
今回は痛み止めや鎮静剤を一切使いませんでしたので、説明が終わった瞬間、しっかりした足取りで帰っていかれました。

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大腸カメラ日誌 2009.05.11 先日の大腸カメラ

 つい先日も大腸カメラがあったんですが、S状結腸がやや長い方でした。
畳み込もうと思ってアングルを動かしたところ、わずかなカメラの動きでかなり痛みが出てしまいました。
腸が癒着傾向にある方や憩室がある方などは、普通の人は全く違和感を感じないような操作でも、かなりの痛みが出てしまうことがあります。
今回はそのケースでしたので、少し鎮静剤を投与させていただき、ややボーっとした感じになっていただいたところで検査を再開しました。
再開してからは腸の緊張も取れ、すんなりストレート挿入。
わずかに痛みはありましたが、腸にとっては一番安全な挿入ができました。
ストレート挿入ができると、後半(脾曲部~盲腸)はあっという間に挿入できてしまうことがほとんどで、今回もそのパターンでした。

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大腸カメラ日誌 2009.05.08 麻酔について

 麻酔について、少し誤解を与えてしまう可能性があるので、念のため書いておきます。
私が当ブログで書いている「全身麻酔」とは、手術などで行うようなしっかりした全身麻酔ではなく、その導入で使われるような、軽い薬を使った鎮静、ということになります。
ただ、局所麻酔とは違い、十分量使えば意識が消失しますし、少量でもボーっとはしますから、広い意味では「全身麻酔」ということになります。

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大腸カメラ日誌 2009.05.02その3 鈍感な医師

 無麻酔で検査をしていると、患者さんが苦しがるので自然に無理な操作をしなくなり、その結果腸に無理がかからない、というメリットがあります。
ただしこれは一般論。
例外はやはりあります。
それは、検査を施行する医師が痛みに鈍感になっている場合。
患者に痛みを与えることに慣れてしまうということが、残念ながら大腸カメラを施行する医師には起き得ます。

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