カルシウムのサプリで大腸ポリープ予防?

少し前のアメリカの研究で、カルシウムのサプリを飲んでいると大腸ポリープの再発が予防できそうだ、というのがありました。
N Engl J Med. 1999 Jan 14;340(2):101-7.
Calcium supplements for the prevention of colorectal adenomas. Calcium Polyp Prevention Study Group.

対象が930人なので、もうちょっと大規模な無作為試験でないとホントのところはわからなそうですが、なかなか面白いですね。
どうやらカルシウムが胆汁酸なんかとくっついて、発癌物質が粘膜に作用しないようにするとか言われているようです。
ただ、カルシウムのサプリで前立腺癌が増加するというエビデンスもあるようなので、一般にオススメするのは時期尚早ということになりそうです。

ついに発売になりましたね、VISTA

なんか、気が付いたら発売日だった、みたいな感じですが、今日が発売日です。
Windows 3.1から95に変わったときと違い、今回はゆっくりとした世代交代になりそうですね。
95になったときは、(最近はとんと聞かなくなりましたが)プリエンプティブ・マルチタスクがどーたらとか、WYSIWYG(ウィジウィグと読む。What You See Is What You Get)とか、そんな言葉がパソコン雑誌に頻繁に出てくる時代で、結構な切実さでWindows 95に乗り換えていった覚えがあります。
今はと言うと、XPでやりたいことが全てできてしまい、安定している今の環境を捨ててまで新しい環境にするかというと、そんなことしたくない人が多いと思います。
画面が派手、というだけで一般ユーザーは食いついてくれないでしょう。
まぁ個人的には、なんでお金のあるWindows陣営の方がMac陣営よりデザイン面で劣っているのかと歯がゆい思いをしてきた方なので、いずれVISTAに乗り換えることになると思います。
でも、一番の懸念事項は、自分が使っているソフトや周辺機器が使えるかどうか、ですね。
まずは少し静観するとします。

イタすぎる……ragistration?

昨日、海外で開かれる学会(研究会のようなモノ)に演題を応募しました。
登録はネット上で行われているんですが、氏名やら施設名やら抄録やらを登録した後、表示された文言に絶句。
「Success ragistration!」
r「a」gistrationって……。
もちろん、registrationの間違い。
しかも、スペルがあってたとしても、文章としてどうなんでしょ……?
なんか気が抜けました……。w

今さらながら……手帳

今さらなんですが、手帳の話題。
いやー。
ここ数年間ソニーのクリエを使ってみての結論なんですが、やっぱり俯瞰性というか、日程全体を見渡しやすいという点と、すぐに書き込めるというスピード性、そして突然データが飛んだりしない保全性などから、電子手帳より紙の手帳の方がいいと思うんですよね。
(携帯電話はその携帯性でいい線行ってると思うんですが、キーボードがない以上スピード性であまりにも劣っていると言わざるを得ません。)
で、しばらく前にクリエのデータが飛んだのをきっかけに紙の手帳に戻ることにしました。
が。
なかなか思うようなのがないんですよね。
僕の手帳に求める点は……
・小さくて軽い
白衣のポケットに入らないといけないし、重いと肩がこるので。
クリエよりも重いのなんてもってのほか。
・一ヶ月の予定が見開きで俯瞰できる
・ミシン目入りのフリーメモ付き

手軽に書きこめて、済んだら切り離して捨てられるメモはとても便利。
学生時代は「超整理手帳」を使っていたんですが、大きすぎるんですよね。
コンピュータで印刷したものを直接はさめるとか、コンセプトはいいと思うんですが……。
で、東急ハンズに行ったらいいのがありました。
HANDY PICK」という製品。
自分の好きなリフィルを選んで差し込むタイプなんですが、小さくて薄くて軽い。
上記のような要望に十二分に応えてくれていました。
子ども連れで時間がなかったので、カバーと「予定表I1」と「横罫III56切り取りミシン目入」を即買い。
しめて850円でした。
今年いっぱい、これを使ってみようと思います。(^-^)

胃の検査の種類

今回は胃の検査の種類のお話。
一般にされている検査と言えば、バリウムによる検査ですね。
ただ、欠点は放射線を浴びてしまうことと、上部食道の病変を見つけにくいこと。
もちろん、胃カメラよりもバリウムの方が病気を見つけやすい場合もあるんですが、正直な話、胃カメラをやっている医者とバリウムをやっている医者の数を比較すると、圧倒的に胃カメラをやっている医者の方が多いというのが現実。
検査の質に関しては、(語弊をおそれずに言えば)胃カメラの方が平均のクオリティは若干高い可能性があります。
また、病気を見つけたときに組織をつまんで検査に出したりできないため、病気らしきものが見つかったら結局胃カメラをしなければなりません。
検査後に下剤を飲んでバリウムを排泄しなければならないのも、面倒と言えば面倒です。
しかし胃カメラはちょっと苦しいという欠点があります。
もちろん、何ともないという人も結構いるわけですが、のどの反射が強い人とか、麻酔がちゃんと効いてない人なんかに胃カメラをやると、高い確率で「おえ~」となってしまいます。
鎮静剤を打って、眠った状態でやるという方法もありますが、鎮静剤の副作用が非常に強く出てしまって、事故になってしまう可能性もあるだけに、できればやりたくない方法ではあります。
一番のコツは、のどの奥にしっかり麻酔を効かせて検査を受けることということになるかと思います。
もう一つの選択肢は経鼻内視鏡です。
鼻から入れる胃カメラですね。
ただしこれは細いだけあって、通常の胃カメラよりも視野が狭く、画質も当然落ちます。
細かな病変は通常の胃カメラと比べて見落としてしまう可能性が高くなるかと思います。
また、必ずしも通常の胃カメラよりも楽とは限りません。
僕も試しに受けてみましたが、鼻が痛くて結構つらく、個人的には口から入れる方が楽でした。
(割合的には、「鼻の方が楽、」という人が多いようですが……。)
どの検査方法も長所、短所があるわけですが、あえて「病気を検出できる確率」を重視して一番オススメの方法を挙げるとすれば、現時点ではやはり口から飲む内視鏡ということになると思います。

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。m(_ _)m
(ちょっと遅いですね(^-^;)
久しぶりの更新となってしまいました。
なんだかあっという間に正月が過ぎてしまいました。
今年は始めから学会発表やら論文投稿やらが続いており、とても忙しい感じです。
ブログの更新は暇を見つけてまた続けていきますので、よろしくお願いしますね。