左を下にして寝てください

いやぁ、お恥ずかしい話、
「左を下にして寝てください」を英語でなんて言っていいか知りませんでした。
医療関係者向けの「こういうときはなんて言うの?」的な本は何冊かあるんですが、さすがに内視鏡のときのセリフなんて書いてないわけですよ。
で、今日たまたま英語の患者向けサイトを見ていて、ヒントを発見。
たぶん
Please lie on your left side.
でいけるはず。
なんてシンプルなんだ・・・。
今度試してみます。

「ギネ」観ました。

 いやぁ、渋谷駅にでっかいポスターが貼ってあって、気にはなっていたんですが、まだ見てなかったんですよね、「ギネ」。
日テレのドラマなんですが、この前思い立って録画しておいたのでした。
で、のっけから重い重い。
でも、こういう番組を作ってくれると助かりますね。
今の医者は基本的に、ものすごく訴訟におびえながら医療サービスを提供しています。
一般の人にもその現状をわかっていただく機会ができるというのは、すごくいいことだと思います。
もちろん、医療サービスを提供する側の意識の改革も必要だとも思います。
ドラマの中にも、そういったメッセージが含まれているように感じました。
 ところで、ドラマの中で、アメリカの医者は年収3000万円クラスの医者だと1000万保険に支払っているとか、開業医は年間に数千万保険に支払ってるとか言っていましたが、正直そこまでとは知りませんでした。
僕も医師会の保険には入っていますが、さすがにそこまで高くはありません。
というか、僕の給料をすべて差し出してもアメリカでは保険に入れないようです。
アメリカ、すごいですね・・・。
だからこそ、アメリカの医療費は高いんでしょうけどね。
ちなみに、アメリカで胃カメラを受けると8万円くらいするそうです。
日本では3割負担の場合で5千円くらい。
大腸カメラの場合、アメリカが10万円。日本は7千円。
で、検査の精度や安全性が高いのは日本です。
(検査費用は使う薬や血液検査の項目などによって変わりますので、参考値と思ってください。)
 僕も片言ながらも英語がしゃべれるようになってきたので、収入のことだけ考えたら外国に行ってのんびり内視鏡だけしていた方がいいのかもしれません。
まぁ、もちろん患者さんに対する責任もあるし、日本が好きなのでもうろくするまでは日本で頑張ろうと思っていますので安心していただいて大丈夫ですけどね。(^-^;
 ただ、アメリカの医師に比べて収入が少ないのに(賠償)責任だけはアメリカ並みに問われる、なんてなったら厳しいですね。

内科日誌 2009.11.21 産業医研修会に参加しました。

 今日は順天堂大学の講堂で産業医の研修会があり、参加してきました。
普段接することができない、他分野の先生の話を聞くと、やはり発見があって面白いですね。
今日は雷の話が一番おもしろかったです。
金属を身につけていてもいなくても、ゴムの長靴やカッパなどの絶縁体を身につけていてもいなくても、結局落雷する確率は変わらないとか。
ゴルフの最中にクラブを持って逃げるならアイアンにするといいとか。(そっちに電気が逃げてくれるらしいです。ただし、高く掲げたりしたら落雷の可能性が上がるので絶対ダメ。)
 しかし、なんだかんだいって一番記憶に残っているのは、ベテランの先生が、「これからは産業医も訴えられる時代になると思う。片手間でやっていて問題が起きたら訴訟で負けてしまうかもしれない。もうそろそろ産業医はやめようかと考えてしまう」といった趣旨のことをおっしゃっていたこと。
 日本もだんだん訴訟社会になってきました。
診療報酬の低さや不景気もあって、医療サービスの提供が難しい時代になっています。
妊婦のたらいまわしで産婦人科領域の医療崩壊が表ざたになっていますが、そう遠くない未来に他領域の医療もまともに受けられない時代が来るのかもしれません。
産業医も、実際に訴訟されるケースが起きれば、産業医を辞退する先生が次々に出てくるかもしれません。
従来の医療サービスが完ぺきだというつもりは全くなく、ある程度正すべきは正さなければいけないとも思います(未だに患者さんに暴言を吐く医者がいることに驚かされます)が、行き過ぎも社会の不利益につながります。
 将来、うちの息子に「医師」という職業を勧められるかどうか、正直自信がありません。
僕は好きでやっているからいいですが、それほど好きでもないという人はやってはいけない仕事だと思っています。
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perlの勉強をしてました。

ちょっとperlで作られたCGIを使うことになったんですが、業者にもらったものがまともに動かず、自分で原因究明をしなくてはならなくなりました。
結局原因は分からなかったのですが、もう分かんないから自分で作っちゃえということになり、コツコツ調べ物をしながら作っていたら、ようやくなんとか形になりました。
まぁ、初級者もいいところなんですが、とりあえずperlがどんな言語なのかくらいは分かったように思います。
確かに便利。
ちゃんと使いこなせるようになったらかなり便利なんだろうと思います。
まぁ、もうしばらくは使う予定ないんですけどね・・・。(^-^;;
副産物として、いろいろ分かったことがありました。
○Thunderbird(メーラー)で、日本語の題名が文字化けしていることがちょくちょくあるんですが、あれは送る側(基本的には迷惑メール送信プログラム)でちゃんとコード変換をしていないことが原因だということ。
○サーバーによってはsendmailが入っておらず、qmailにラッパーを使ってsendmailの代わりをさせているだけのことがあり、その場合、使えるパラメータが-tだけだったりすること。
ちなみに業者にもらったCGIは、勉強してから見てみるといろいろ直さなきゃいけないところがあって、ちょっと微妙な感じでした。
まぁ、業者も最初から「基本的には直して使ってね」的なスタンスだったんですが、やっぱりある程度リテラシーがないと世の中渡っていけないのね・・・とかとか。(^-^;;
安く物事を進めようと思ったら、ある程度の努力はやはり必須のようです。

Lytesって何?

今日、米国人の患者さんが母国の先生からもらった紙を持ってこられました。
そこに書かれていたのが、「Lytes」。
どうも血液検査の項目らしいのですが、聞いたことがありません。
英辞郎にも載っていません。
で、ググったりして分かったのが、どうも「Lytes」は「Electrolytes」の略らしいということ。
「Electrolytes」だけだと、日本語訳は「電気分解」になってしまいますが、「blood electrolytes」だと、「血中電解質」。
ということで、無事、「Lytes」は「血中電解質」だということが分かったのでした。
知らないことってたくさんありますね。

36.7度でもインフルエンザ

なんだかインフルエンザの患者さんがあまり来なくなってたんで、「ピークは超えてたりするのかしら?」とか思っていたら、今日あたりからまた何人かインフルエンザの方が来られています。
ビックリしたのは、36.7度で、比較的元気そうな方が検査でインフルエンザのA型だったこと。
他院でも36.5度でインフルエンザだった方がいたそうです。
こういうこと書くとパニックになりそうなので本当は嫌なんですが、「高熱が出なければインフルエンザではない」と思っている方が多そうなんで・・・。
調子が悪い感じが長引いたら一応インフルエンザの検査を受けておくことも必要なんじゃないか、という意味で報告しておきたいと思います。
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10代といえば・・・。

「10代」の話が出たのでついでに。
その友人たちと話していて、「まだギリギリ俺は10代だ」なんていう人がいて、はて? と思ったら、16進数なら10代、という話で、なるほど、と。
僕もそいつも31歳なんで、16進数で表記すると1F(0x1F)ということで、たしかに10代。
「まだ10代になれる方法があった!」ということで、なんだかビックリ。
来年になっても20(0x20)才(ハタチ)です。
これでまだまだ頑張れる?

クラウドコンピューティングについて教えてもらいました

僕の古い友人の一人が、日本のコンピュータ業界のトップを走る研究者なんですが、先日、数人の友人たちと会う機会があり、いろいろな話の中で「クラウドコンピューティング」についても話を聞くことができました。
結論から言うと、どうも僕のようなハイアマチュアが一人で開発ができるような世界の話ではない、ということが分かりました。はは。
いや、他にもいろいろ分かったことがあったんですが、うまく説明できません。すみません。
要は遠くのデータセンターやサーバーなどにデータやプログラムがあるわけですが、そこをユーザーは意識しないで利用ができる、ということのようです。
どこにあるか分からないけど、使えちゃうという。
ただまぁ、なんとなく感じるのは、だんだんハードウェアとユーザーの距離が遠くなっていくなぁということですね。
N88 BASICとかDOSとかの時代はハードウェアがものすごく身近で、「使っている感」があったんですが、なんだか最近は「使わされている感」が強くなってきている感じがします。
まぁ、古い人間の戯言と言えばその通りなんですけどね、なんとなく寂しい感じがします。
なんて言ってたら新しい感覚が分からなくなりそうなんで、意識を変えなきゃいけないんですけどね。
人間、やっぱり10代の頃がベースになっちゃうんですかねぇ・・・。

山手線が停止。大変な目にあいました・・・。

今朝、山手線がストップしていました。
長いこと車内で待っていたんですが、全く動く気配なし。
車掌さんも申し訳なさそうな声で「線路に多数の方が出たため、安全確認にはまだかなりの時間がかかるものと思われます。復旧の目処も立っていません」と仰っていたので、これは仕方がない、ってことで駅を出ました。
駅前でタクシーを待ちましたがかなりの行列になっている上、全くタクシーが来ないのでコレはダメだ、ってことでクリニックに電話し、ちょっと駅から離れたところからバスに乗ったりなんだりで、結局クリニックについたのは10時。
患者さんの皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
で、今さっきニュースをチェックしたら、9時20分から山手線が復旧していたとのこと。
あと数分待ってたら動いていたということで、大変ショックを受けました。
ああいうとき、どうするのが正解なんですかねぇ・・・。
正直、もう自転車で頑張って通勤するのが一番の正解なんじゃないかという気さえしてしまっています・・・。
ただそうすると事故のリスクが・・・。
悩ましい・・・。

内科日誌 2009.11.01 工事が終わりました。

ようやく、レントゲン装置の入れ替え工事が終わりました。
おかげでレントゲン室は広々。
楽に検査ができそうです。
内視鏡も、やわらかい快適なベッドで受けられるようになりました。
明日も朝一番から胃カメラがあるので、早速利用したいと思います。
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