最短記録更新。

つい先日、気づいたら挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)の最短記録を更新してました。
1分23秒。
もちろん痛み止めなし、鎮静剤なしで、無痛でした。
余計な薬を使っていません(腸の動きを抑える薬のみ)ので、その方は検査後すぐに仕事ができる状態。
この位になってくると、あとは何秒早かろうが関係ないですよね。
(患者さんとちょっと話をしたら1分くらいすぐ経ちますので。)
自分で書いておいてなんですが、2分を切ったら、最短記録更新を狙うことに意味はないと思います。

ウソの「無痛」?

大腸カメラの技術の指標の第一は、余計な痛みを与えないことだと書きました。
しかし、注意しなければいけないこともあります。
それは、「薬によって見かけ上の痛みは減らすことができる」という点です。
つまり、痛み止め、鎮静剤で「痛みに気づけない」状態にされていることがあるのです。
この場合、「無痛」でも、本当に腸に優しいかどうかは分かりません。
若い人では通常問題ありませんが、痛み止め、鎮静剤には呼吸抑制などの危険な副作用が出ることもあるため、本来であればそれらを使うかどうかは受診者と医師で相談して決めなければならないことだと思います。
受診者から特に希望がない場合、私は基本的に痛み止め、鎮静剤を使わずに検査を始め、痛みが出たら随時追加投与するという形をとっています。
その方が余計な薬を投与しなくて済むからです。

大腸カメラの技術の指標

大腸カメラは、施行する医師の技量によって、挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)もその間の痛みもかなり差が出てしまう検査です。
だからこそ、消化器内視鏡医の間では大腸カメラの挿入技術が「永遠のテーマ」と言われ続けているわけです。
挿入技術の指標の第一は、私は痛みだと思っています。
いくら挿入時間が早くても、患者さん(と腸)に余計な苦痛を与えるようでは、クオリティの高い検査とは言えないと思うからです。
第二の指標は、挿入時間です。
余計な苦痛を与えないのが前提条件ですが、その上で挿入時間が早いのがやはり高い技術の証明になりますね。

トーストで乾杯?

トーストといえば焼いたパンを思い出します。
スペルは「toast」。
でも実は全く同じスペルで、「乾杯」とか「祝杯」という意味もあるんですよね。
どういうつながりがあるのかと思って調べてみたら、このサイトに答えが出てました。
その昔お酒の中にトーストを入れて乾杯する習慣があり、そこから乾杯をトーストと言うようになったんだそうです。
面白いですねぇ。(^-^)

オシャレビルの没落。

先日、ちょっと用事である街に行ってきました。
そこはちょっと前にとってももてはやされたオシャレなビル群があり、いまでも「おしゃれな街」のひとつ、というブランド力を持った街(のはず)ですが、ちょっと見学してみてビックリ。
いえね、平日とはいえ、空きすぎ。
もう、ありとあらゆるオシャレなお店が、軒並みガラガラなんですよ。
店員さん一人。
客ゼロ。
みたいな感じで。
飲食店なんて、もてはやされてたときは平日でもすごい込みようでしたが、今は悲惨の二文字。
お客さんがいたのはマクドナルドくらいでしょうか・・・。
東京の人はやはり飽きやすいんですね・・・。
商売の厳しさを思い知った感じです・・・。
週末は込むんですかねぇ?

ご親切にどうも

今日もNHKテレビ「英語が伝わる! 100のツボ」で英語の勉強。
何かに誘われた時とか、何かをしてもらった時とか、「ご親切にどうも」と言う時、
That’s kind of you.
と言うそうです。
ネットで調べてみると、
That’s nice of you.
という表現もあるようで、意味も同じみたいですが、Googleなんかで調べてみると、こちらは使われる頻度がかなり低い様子。
ひとつ覚えるならやはり
That’s kind of you.
がいいみたいです。
ちなみに、番組によると、具体的にお礼を言う時は、That’sじゃなくて
It’s kind of you to invite me.
とか、そんな風に言うそうです。
こういうofの使い方って、日本人的にはなかなかない発想ですよね。
難しいけど、決まり文句としてインプットするしかなさそうです。(^-^;;

PLAYとGAMEで意外な意味に?

録りためておいた結構前のNHKの英語番組を見ていたら、PLAYとGAMEで意外な意味になることを知りました。
play the gameで、「正々堂々とする」
play gamesで、「人をからかう」
アルクのサイトで調べてみると、その他にも
play a deep gameで「陰険な手段を用いる、深いたくらみをする」
play a fixed gameで「八百長をする」
なんて意味も・・・。
言われてみれば、なんとなくニュアンス分かりますね。

漢方は面白い

最近、漢方をよく処方するようになりました。
通常、西洋医学の薬の方が使ってすぐ効きますので、キレは圧倒的にいいわけですが、西洋医学でどうにもならなくなった慢性病の患者さんに漢方を使うと、ちょっとよくなったりするんですよね。
また、女性の「病気というほどでもないけど結構つらい」という症状にも、対応しやすいのもいい。
抗生剤を使わないでもニキビがスパッと治ったり。
西洋医学は基本的に人間を「部品の集合」として見ていくわけですが、漢方医学は全体のバランスを見る医学。
よく「全人的医療」とか言って、「部品を直すのではなく、人間を直すんだ」みたいなことがスローガン的に掲げられたりしますが、ともするとないがしろにされがちなのも確か。
漢方は必然的に全体を見ますので、自然に「全人的医療」ができるのも魅力です。
基本的に1種類~せいぜい2種類の薬しか処方しないので、医療経済的にも優れているんですよね。
日本の漢方は、しっかり体系化されていて勉強しやすいので欧米からも注目されているとか。
漢方、面白いですよ。