内科日誌 2011.11.23 「人」あっての医療

最近よく思うのは、医療って「人」で支えられてるんだよな、ってこと。
僕が滞りなくクリニックを運営できているのも、人材(人財)あってのこと。
今はいいスタッフが集まってくれていて、しかもみんな辞めないでくれているから、本当に助かっていますが、みんな辞めちゃったら相当しんどい。*。(*´Д`)。*°
僕はみんなの「がんばろう」という気持ちの上に立脚して仕事をしているわけで、一面から見れば非常に心もとないものに基礎を置いているわけです。
でも実はこれ、医療業界全体がそうなんですよね。
人間を相手に、その人の体の事について、人間がサービスを提供するわけですから、当たり前と言えば当たり前。
機械に代わりができるはずもありません。

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内科日誌 2011.11.23 自律神経検査でスタッフが高得点連発

 先日導入した自律神経の検査機。
交感神経、副交感神経のレベルのほか、ストレス耐性とか肉体疲労度とかが出ます。
で、疲れ切った患者さんを検査してみると、交感神経も副交感神経もレベルが低くなっていたりして、確かにこれじゃぁ状態はよくないよなぁ、と思うこともしばしば。

 で、今日(日付的には昨日)の昼休みは奇跡的にお昼休みがしっかりとれたので、「検査してみる?」とうちのスタッフに言ってみたところ、みんな食いついちゃって一気に検査。ヾ(●´□`●)ノ
みんな疲れて無理してたりしないだろうかと思って、内心心配していたんですが、ほとんどのスタッフが笑っちゃうくらいいい値を叩き出していて、ホッとしました。
うちは女性のスタッフが多く、「親御さんから大切な娘さんを預かっている」という感覚もあったりする(うちにも娘がいるもんで…)ので、こういう結果が出ると本当に安堵します。

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内科日誌 2011.11.11 厚労省のインフルエンザ対策サイト

厚生労働省がこの冬のインフルエンザの対策サイトを開設してました。
インフルエンザの流行状況やQ&Aなどあり、結構使えるかも。
平成23年度 今冬のインフルエンザ総合対策
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捕鯨関係の本を読みました。2冊目

シー・シェパードの正体 (扶桑社新書)
シー・シェパードの正体 (扶桑社新書) 捕鯨に関連して、日本の調査船に対して、危険な行動を繰り返しているシーシェパードについての本を読んでみました。
この本を読むまで、シーシェパードがどういう団体か全く知らなかったんですが、驚くことばかり。
特に、アニマルプラネットという良質な動物関連の番組を多数制作しているテレビ局が、シーシェパードにくっついて行って、多くのねつ造に加担しながら、「クジラ戦争」という番組を作り、海外の多くの国々で高い視聴率を取って儲けていることなど、全く知りませんでした。
また、その番組の成功で、シーシェパードには、大量の寄付金が流れ込んだようです。
派手なパフォーマンスの裏にはやはりお金の動きがあったというわけです。
また、この本には、中心者のポール・ワトソン氏の虚言の数々、メディア戦術、およびシーシェパードによるレーザー光線やランチャーを使った薬品瓶攻撃の実態・危険性なども詳細に記載されています。
その根底にあるものが、「人間は地球にとって病原体である」という考え方だということも、この本を読んではじめて知りました。
意外なところでは、ワトソン氏は日本を嫌っているのかと思いきや、この世の森羅万象に神が宿るという宗教観を持っていて、自然を崇拝する日本特有の文明に対して尊敬の念を持っており、宮本武蔵が大好きなんだそうです。
もとより僕は捕鯨について是非を論ずる立場にありませんが、国際的に非難を受けている事象については、それなりに知っておくことも必要だなと思いました。

捕鯨関係の本を読みました。1冊目

白人はイルカを食べてもOKで日本人はNGの本当の理由 (講談社プラスアルファ新書)
白人はイルカを食べてもOKで日本人はNGの本当の理由 (講談社プラスアルファ新書) ちょっと前に、「The Cove」という映画を見まして。
日本で行われているイルカの追い込み漁を隠し撮りした作品。
僕自身はイルカとかクジラの肉って多分食べたことないんですが、観た感想としては、かなり恣意的に作られているな、という印象でした。
また、(極論すると)牛は馬鹿だから食べてもいいが、イルカは賢いから食べてはいけない、という論調。
また、イルカを殺すのは野蛮な行為、ということでした。
この本のメインは、それに対する反論。
フェロー諸島のイルカ漁の事を調べるなどし、なぜ日本のイルカ漁のみがやりだまにあげられるのか、といった点を掘り下げていました。
結論から言うと、抗議の声を上げないことが問題を大きくしているとのこと。
堂々と抗議の声を上げていくべきだと。
また、「The Cove」の中で数々のねつ造があることも暴露。
映画に出演しているリチャード・オバリー氏が、作品を「娯楽」とたびたび発言していることも記載。
これだけセンシティブな内容について、ウソを交えながら娯楽として映画を公開し、多額の利益を得たとなると、漁師の方々の生計、文化を含めて考えた場合、「表現の自由」の範囲を逸脱しているのではないかという疑念が残ります。