大腸カメラ日誌 2009.03.31 今日の大腸カメラ

今日は夜8時から大腸カメラがありました。
今日も鎮痛剤なしで施行。
ストレート挿入こそできませんでしたが、最低限のループのみで挿入。
ループを解除するときに違和感が強かったようですが、強い痛みなく挿入ができました。
ご本人は「思っていたよりだいぶ楽だった」と喜んでおられ、こちらもひと安心。
以前、他院で大腸カメラを受けたときはかなり痛かったらしく、今日はいい検査が提供できて良かったです。
ヒラハタクリニックでは、昼間に検査を受けられない方のため、夜でも大腸カメラを施行しています。
それも、鎮痛剤なしでも少ない痛みで施行できるからこそ。
鎮痛剤や麻酔薬を使うとふらついてしまう方が多く、検査後はしばらくやすまなくてはなりません。
薬を使わなければ、終わったらすぐ帰れます。
(なお、大腸が癒着していたり、ものすごく敏感だったりした場合には、当院でも鎮痛剤を使います。

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素敵なサイトを教えてもらいました。

素敵なサイトをある方に教えていただいたのでご紹介させていただきます。
僕は以前にも書いたとおり、CDTVを毎週録画して観るくらいなので、当然音楽は日常生活に必須なわけですが、CDのジャケットって誰が作ってるのかとか知らなかったんですよね。
きっとデザイナーさんがやってるんだろうと思ってはいましたが、なかなか特定の方が作ったジャケットをまとめて見る、なんて機会はありませんでした。
で、今回教えていただいたのが、大山ケンジさんというフォトグラファーの方のサイト
ジャニーズから布袋さんまで、幅広いアーティストのCDジャケットその他を手がけていて、それらが一気に眺められます。
一つ一つを見ると、やはりそのアーティストらしさが前面に出ているわけですが、ジャケット以外の作品も含めてみてみると、やはり作った方の個性みたいなものが感じられて、非常に興味深いです。
で、思うんですが、やっぱり写真には撮った人の人間性が出ますね。
大山さんの写真を見ていると、きっと何気ない日常の一部のはずなのに、なんだかほっこりしたり、幸せな気分になったりします。
「ほら、きれいでしょー」というんではなくて、何かを感じ取らせようとする意思があるような。
「伝える」んではなくて、「感じ取らせる」。
押し付けない。
で、その感じ取らせようとするものが、なんだかあったかい。
すごいと思います。

渋谷の何でも屋さん。

あんまりこういうこと言うと怒られちゃうかもしれないんですが、渋谷駅前って、普通の内科とか皮膚科がほとんどないんですよね。
で、うちが一生懸命その穴を埋めているわけですが、内科ベースの皮膚科とかやっていますと、もうなんでもありになってしまうんですよね。
花粉症で来たけど、ついでに胃カメラの予約して、湿疹もついでに、あぁそういえば爪も気になるところが、なんてな具合で、ホントに何でもありです。
広い知識を持っていなきゃいけないので大変ですが、患者さんが「ここに来れば全部見てもらえるから助かります」なんておっしゃって喜ばれるので、つい頑張っていっぺんに全部診てしまっています。
まぁ、そんなわけなので、なんでも相談してみてくださいね。
全くの専門外でも、紹介状くらいはすぐに書きます。
(大きな総合病院は紹介状があるだけで初診料が何千円も安くなりますよ。)

原野さんのエコー。上手い!!

先日ご報告したとおり、当院にベテランのエコー専門の女性検査技師さんに就職していただいたんですが、この前従業員に腹部エコーをやってもらって見学をしたんですが、やっぱり上手い!
僕よりもエコーに関してはベテランなので、当たり前といえば当たり前なのですが、さすがの一言です。
またしても感激してしまいました。
会社の健診などで乳がん健診がコースに入っている場合があるんですが、そういう方は触診の代わりに原野さんにエコーを当ててもらっています。
当たり前ですが触診よりはるかに精密。
会社で契約されている場合、値段は触診の値段のままですから、すごいサービスかも?

携帯サイトを更新しました。

ヒラハタクリニックの携帯サイトなんですが、ここのところ少し更新をサボっていたら、患者さんから「情報量が少ない!」と言われてしまいました。
患者さんに「今晩、がんばって更新します!」と約束したので、一生懸命更新してみました。
多少充実した内容になっているかと思います。
実はまだPC用のサイトにも載っていない情報が載っていたりで、もしかしたら必見かも?
というか、PC用のサイトも更新しないと・・・。
今日はもう力尽きました。がくり。
というか、終電に乗り遅れるのでまた明日以降に・・・。

ベテランの超音波専門の臨床検査技師の方に来ていただきました。

ついに、ベテランの超音波専門の臨床検査技師の方に常勤で来ていただくことができました。
今日入職だったんですが、やはり助かりますね。
今まで超音波検査は外来の傍ら、僕一人でしていたわけですが、どうしても外来でお待たせしてしまう時間が増えてしまうため、なかなか実施できずにいました。
しかし、これで思う存分、ちゃんと検査を受けていただくことができます。
しかも、お腹だけでなく、頚動脈も甲状腺も、乳腺も、心臓も見てもらえるという。
ちょっと感激です。
世の中は大変不景気ですが、こんな時代だからこそ、自分の身体を壊したら大変です。
腹部超音波では肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓を全部見るのに(3割負担で)たったの1700円程度。(初診料、再診料等の診察代は別。)
心臓の超音波でも2700円程度。
頚動脈や甲状腺、乳腺は1000円ちょっと。
(崩壊寸前ではありますが)日本の医療制度は本当にすごいなぁと思います。
同日に複数の超音波検査を施行することはできませんが、ぜひ身体のチェックは怠らないようにしてくださいね。
ドックや腹部超音波でお待たせすることがなくなった分、外来も少しスピーディになりました。
これからも、より質の高い医療を、より快適に利用いただけるよう努力して参りますので、よろしくお願いいたします。
なお、超音波検査で異常が見つかった場合、当院で治療できるものならば当然当院で治療いたしますが、専門外の疾患などの場合はすぐに専門施設等にご紹介いたします。
また、精密検査が必要な場合も、CTやMRIを迅速に施行できる環境を整えています。
(大学病院などで検査を受けていただくより、はるかに早く検査をお受けいただけます。)

今日の大腸カメラ

今日は2件大腸カメラがありました。
お一人は大腸が長く、かつ太い方で、非常に検査が難しい大腸でしたが、丁寧に畳み続けて、なんとか無痛で大腸カメラを行えました。
(「なんともなかったですーっ」と感激されていました。)
もう一方もやや難しい腸。
結局ループを作ってしまいましたが、ほとんど無痛で大腸カメラができました。
やはり大腸カメラの序盤でしっかり腸を正しい方向に向け、ちゃんと畳んでおくと、たとえループができてもあまり大きな(苦痛の大きな)ループにならず、楽に検査ができますね。
楽な大腸カメラを目指すと、どうしても時間がかかってしまいます。
(したがって、医師の方としては、おうおうにして体力的には「楽」ではなくなります。
患者さんには喜んでいただけるので「精神的には」楽ですが・・・。)
だから施設によっては、薬で意識を落として、ぐいぐい押し込んで短時間で大腸カメラを終わらせ、数をこなそうとしてしまう場合もあります。
(そういう施設でしか研修をしていないと、永遠に「無痛」では大腸カメラができない医者になってしまいます。)
しかし、それが本当に「いい検査」と言えるかどうかですね。
ある意味「無痛」と言えば「無痛」なのですが、体には負担がかかっています。
僕はそういうのは個人的に嫌いなので、時間をある程度考えずに大腸カメラをしています。

久しぶりに自転車

アンチエイジングでとても大事なものの一つに、「運動」があります。
僕が好きなのは、なんといっても自転車
ヘルメットをかぶって安全運転を心がけていれば、大きな怪我をすることは少ないですし、気分転換にもなります。手軽に全身運動ができるのもメリットですね。
ただし、医学的には、ダラダラこいでいても運動療法としてはほとんど意味がないようです。
息を切らして、しっかりこがないと、効果が出にくいんだとか。
(もちろん、間に少し休みを入れるのは問題ありません。)
さて、ここのところ忙しく、たまに数分間に乗るのが精いっぱいという感じでしたが、今日は少し用事もあって、休みながらですが、自転車で1時間弱出かけてきました。
多分乗った距離は10Kmくらいじゃないかなぁと思うんですが、かなりきつい坂の多いコースでしたので、いいリハビリになりました。
なんだか足の筋肉が限界な感じです。(^-^;

最近蕁麻疹が多いですね。

渋谷の駅前には他に皮膚科があまりないため、当院にはたくさんの皮膚科の患者さんがこられます。
何故かわかりませんが、最近蕁麻疹の方がたくさんこられます。
花粉のせいもあるような気もしますが、いまいちはっきりしません。
まぁ、飲み薬(花粉症によく使う抗ヒスタミン剤)とひどいところに塗り薬、というパターンでみなさんほとんどよくなってしまうので、あまり深く悩んでいるわけではないのですが・・・。
(あまりひどければ、必要に応じて少量のステロイドの点滴などをする場合もありますが、かなり限られた場合です。)
ちなみに蕁麻疹は、原因物質が分かる確率が5%程度と言われています。
やっきになって「あれか」「これか」と犯人を捜しても、分からないことのほうが多いんですね。
で、実際にはきっかけになりやすいのが疲れとか飲酒、ストレス、風邪など。
みなさん、あまり無理をしないでくださいね。
で、蕁麻疹が出たら、早く来ていただいた方がいいです。
蕁麻疹は長引けば長引くほど、治るのにも時間がかかりやすいんです。
出たらすぐ治療して、さっと治してしまう、これが大事です。

低中性脂肪血症について

渋谷で健診・ドックをしているとびっくりするんですが、なぜかやたら中性脂肪が異常に低い人が多いんですよね。
多いのは、若い女性なんですが、意外に少し太めの男性なんかも低かったりします。
具体的な数字を言うと、中性脂肪が30台、40台、という人は、まぁあまりこちらも気にしないのですが、24などといった数字になってきますと、慣れないうちはアセります。
病名をつけるとすれば、「低中性脂肪血症」。
で、経験則から、どうも運動が足りていない人が低中性脂肪血症になっている印象がとても強かったんですね。
ただ、(僕の調べ方が悪かったのかもしれませんが)英語の論文を調べてみても、高脂血症の論文は腐るほどあるのに、低中性脂肪血症の論文は全然出てきません。
で、一般のサイトを見てみますと、なんだか中途半端な説明しか載っていなかったり、逆にあまり明確な根拠もないのに、どう考えてもやりすぎというほど脅していたり。
特に、脅しているサイトはどうかと思いますね。
実際に低中性脂肪血症の患者さんを見れば分かることですが、皆さん普通に元気です。
ただ、ほとんどの方が運動不足。
で、たまたまこの前の抗老化学会の講習会で、適切な運動療法をしたら血圧が高い人は低くなり、低すぎる人は上がり、高脂血症の人は値が低くなり、「中性脂肪が低すぎる人は上がる」、というデータが出ていました。
これは信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻の能勢博教授の研究。
特に低中性脂肪血症に関してだけ見ますと、58人の低中性脂肪血症の方の中性脂肪の平均値が、運動指導後に明らかに改善していました。
(ちなみに、能勢教授の運動指導は、3分間の速歩と、3分間のゆっくり歩きを交互に繰り返し行うという、とても簡単なものです。)
「やっぱりそうか!!」と、非常にうれしく思いました。
まぁ、あんまり低い場合、甲状腺機能亢進症や肝疾患の可能性などを考え、念のため精査することは必要だとは思いますが、精密検査で問題がなければ、あとはしっかり運動してくださいね、ということになります。
間違っても油ものやらスナック菓子なんかをたくさん食べたりしちゃだめですよ。身体を壊します。
(そういう冗談みたいな指導をする医師もいるようなので・・・。)
人間ドックなどで「低中性脂肪血症」を指摘された方等、何かご不明な点がある場合や、精査を希望される場合は、お気軽に当院までお問い合わせいただければと思います。
クリニックの掲示板でも質問を受け付けます。)