認知行動療法の本を読みました

認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ―CBTカウンセリング 認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ―CBTカウンセリングという本を読みました。
 認知行動療法という治療法についての本。
パニック障害などの治療として非常に有名な治療法なのですが、その中の一部の技法だけを認知行動療法の全体と勘違いされやすいようです。
 この本は、初学者向けのワークショップを活字化したもので、実践方法のとっかかりが分かります。
これだけで認知行動療法ができるようになるわけではありませんが、はじめて読むにはいいのではないかと思います。
 日本の精神医療は薬物療法にかなり偏っており、適切に利用すれば非常に効果が上がる場合でもカウンセリングは行われない傾向にあります。
原因として一番大きいのは、カウンセリングが保険で適切に評価されておらず、収益にならないこと。
これでは医療機関で実施する気運が起こらないと思います。
 イギリスではカウンセリングが受けられるまでの期間、コンピュータで簡易的な認知行動療法を受けられるようにして、一定の成果を上げてもいるようですが、日本でも有効性が確認されれば、一般化してもいいかもしれませんね。

漢方日誌 2010.10.30 岡部医師による東京大学病院市民講座のお知らせ

東京大学で、毎年恒例の漢方市民講座が行われます。
講師は当院で漢方外来をされている東京大学准教授、東京大学統合伝統医学研究会代表の岡部哲郎先生です。
参加費は無料。
先着順となりますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
 
「第4回 東京大学 漢方市民講座 -漢方で健康づくり-」 開催のお知らせ
漢方外来なら渋谷ヒラハタクリニック(水曜日午後のみ)

皮膚科日誌 2010.10.29 火曜夜の皮膚専門外来の担当が変わります

急で大変申し訳ないのですが、11月より、火曜夜の皮膚専門外来の担当が橋本網子先生にかわります。
今度もベテランの素晴らしい先生ですので、安心して受診していただければと思います。
 
皮膚科なら東京 渋谷ヒラハタクリニック
女性医師による皮膚科専門外来がネット予約可能

当院が大事にしていること

 医者がビジネス本やらドラッガーの「マネジメント」やら読んでいるというと、「このクリニックは金もうけ主義なのではないか」と不安に思われる方がいるかもしれないので、少し当院が大事にしていることを書いておこうと思います。
(「マネジメント」をちゃんと読んだ方にはそういう勘違いはされないと思うんですが…)
 僕がいつも当院のスタッフに言っている、「当院が大事にしている」ことは、まず第一に「患者さんの安心」「正確な診断、治療」です。
僕は、患者さんたちは医療機関に「安心しに来ている」と思っています。
 かなりの極論になりますが、たとえ末期ガンでも安心できれば満足していただけるし、逆に単なる風邪でも安心できなければ不満を持たれてしまう、ということもあるのではないかと思っています。
ですから、僕はまず第一に「患者さんに安心していただけるかどうか」を基準に考えています。
 そのためには、当然ながら「正確な診断、治療」が必要となります。
多少無理してでも最新の検査機器をそろえているのはそのためですし、常に研鑽も続けています。
 「利益」はその次に大事なものとして位置づけています。
このクリニックを存続させること、そのこと自体が大事なサービスであり、患者さんの安心につながると考えるからです。
その意味で、当院は「利益を最優先」しているわけではありませんが、存続できるだけの利益は確保すべく頑張っています。
 ちなみに、僕は現在、いわゆる投資(不動産や先物取引など)をしていません。
電話も取り次がせません。
「患者さんの安心」にとって余計なリスクになるものは排除したいためです。
(投資の営業の方には申し訳ないんですが、当院に電話しても訪問しても全くの無駄です。)

ドラッガーの「マネジメント(エッセンシャル版)」を読みました。

マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版] いやー、名著でした。
実は僕も2年ちょっと前にクリニックを継承した際、ちょこちょことビジネス本を読みましたが、今思えば小手先のテクニックの話ばかり。
見よう見まねで今までの経験と勘のみで運営をしてきましたが、本当に求めていたのはこの本でした。
 この本に書かれているのは、小手先のテクニックではなく、規範とすべき哲学です。
経営をしていればいろいろな陥りやすい罠がそこかしこにあるものですが、それを少しは俯瞰できるようになりました。
これだけ体系だてて組織のマネジメントのことが書かれているというのは、本当にすごいですね。
著者が「神様」と呼ばれているのもうなづけます。
 今回、この本を読んで、クリニックのいろいろな課題について、解決の方向性が見えました。
また、今後目指す先についても考えることができるようになりました。
これからも、僕の座右の書の一つとして大事にしていきたいと思います。

横田寛之さんとお話しちゃいました。

表参道ワンピース
横田寛之カルテット「ゴウダヴ」
今日、いつもより早めにクリニックを出ることができ、駅に向かって歩いていると、サックスの音が聞こえてきました。
もしかして、と思って近づいていくと、ストリートで演奏している横田寛之さんを発見!
今日は寒いのにバリバリ演奏しててすごいなぁ、とか。
普通手とかかじかむと思うんですが…。
「表参道ワンピース」、僕のiPodにいれてあって、なんだかんだで毎日聴いてるんですが、そのCDのミュージシャンが目の前で演奏していて、これってすごいことだよなーって思いました。
渋谷で開業してて良かった…とかとか。
で、勇気を出して演奏の合間に話しかけてしまいました。
毎日聴いてます、とか、ブログで宣伝させてもらいました、とか。
なんか名前とか聞かれたんで、勢いで近くでクリニックやってるんですよ、とか、なんかあったらいつでも言ってくださいとか、余計なことまで言ってしまいました。
図々しかったかな…ちょっと後悔。(-_-;
横田寛之さんのサイト「gauchedavinci」

内科日誌 2010.10.25 NHKのうつ病の本を読みました。

NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる 「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」という本を読みました。
まぁ、一言で言ってしまうと、「精神科によってはたくさんの抗うつ薬を出し過ぎてるところもあって、そのせいで症状が悪くなることもあるよ」という内容です。
そんなこと知ってるよ、という人も多いんじゃないでしょうか。
ただ、ちゃんと実例をしっかりあげて、裏も取ってるあたりがNHKらしいところ、と言えると思います。
 ただ、この本には難点も。
間違いなくSSRIという、今最もよく使われている抗うつ薬を飲みたくなくなると思います。
もちろん、それで症状が重くなってしまう方もいるのは事実なんですが、そこばかり強調され過ぎていると思うんですね。
それはそれで問題。
 ただ、日本の今の精神医療の現状からみたら、それもある程度は仕方ないと言えるかもしれません。
重い精神病を診ることの多い総合病院の精神科医師がどんどん若いうちから開業し、悪くなったら総合病院に送り込み、送り込まれた方は業務がきつくなるから医師が辞めてしまい、さらに業務はきつくなり…という。
 カウンセリングの国家資格がなく、誰でも「カウンセラー」を名乗れてしまう現状にも大変問題があると思います。
また、保険診療で頑張っているクリニックは、カウンセラーを雇っても人件費はほぼ全額クリニック負担になってしまうため、どうしても認知行動療法などを取り入れづらい状況になっています。これも大変問題。
 うつ病が効率的に治せるようになれば、社会にとっても大変有益です。
ぜひ政治家の皆さんに頑張っていただきたいところですね。
内科なら東京 渋谷ヒラハタクリニック

フェアウッドについて勉強しました。

フェアウッド―森林を破壊しない木材調達
国際環境NGO FoE Japan
4889651829
 ちょっと森林について勉強していたら、世界中で違法伐採がおこなわれていて、そのためにどんどん森林が減ってしまっているという事実がわかりました。
で、「フェアウッド」という言葉に巡り合いました。
「産地の森を破壊せず、地元の生活者や生産者の人たちのことも考えて生産された木材」という意味だそうです。
おもしろそうだなと思って本を買ってみたんですが、どうも一般消費者向けの本ではありませんでした。
しかも、ネット上に詳しい資料を発見。がくり。
森林の見える木材ガイドが、一般消費者の私たちにはとても参考になると思います。
どの木材が違法伐採の可能性が高いのか、環境負荷、輸送負荷はどうなのか等、非常に分かりやすく、レーダーチャート付きで表示されます。
家具を買う際も、どの材質のものを選ぶか、このサイトを見れば参考になるのでは。
☆☆そのほかのサイト☆☆
FAIRWOOD PARTNERS
財団法人地球・人間環境フォーラム「フェアウッド・パートナーズ」
FoE Japan「フェアウッド」
顔の見える木材での家づくりデータベース

オプションで細い針にできます

通常、インフルエンザワクチンの接種には0.4mm(医療の世界では27Gといいます)の針を使うのですが、試しに0.29mm(30.5G)の針をご用意してみました。
少し値段が高い針なので、オプション料金として500円追加料金をいただかなくてはいけませんが、注射が苦手な方は是非ご利用いただければと思います。
僕も細い針でワクチンを打ってみましたが、やはりいつもよりは痛みが少なくて済みました。
インフルエンザワクチンなら東京 渋谷ヒラハタクリニック

インフルエンザワクチン開始しました

インフルエンザワクチンの接種を開始しました。
今年は新型、A型、B型の3種類に対応できるワクチンになります。
料金は3600円。
ご利用の際は念のためご予約ください。
在庫があれば当日に言っていただいても可能ですが、場合によって対応できないことがあります。
(今年は流通量が十分にありますので、予約さえしていただければ確実に接種できます。)