ドクターズダイエットについて

先日もドクターズダイエットの新患の方が来られました。
その方は以前、美容系クリニックでゼニカル(脂肪吸収抑制剤)リダクティル(食欲抑制剤)、を利用されていたとのことでしたが、あまりに高額だったため、途中で利用を中止されたとのことでした。
実際、美容系のクリニックは宣伝費に多額の費用をかけるため、どうしても料金が高くなってしまうようです。
当院の場合、ゼニカル、リダクティルを処方する目的は「美容」ではなく、真の意味での「アンチ・エイジング」です。
つまり、見た目が目的なのではなく、BMI(体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m))が25を超えるような方の、疾患を予防したり、改善したりするのが目的なのです。
(肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、ひいては心筋梗塞、脳梗塞の原因となりますので、治療することには多くのメリットがあります。)
したがって、当院のドクターズダイエットは美容整形の延長ではなく、内科診療の延長線上にあります。
ですから、美容系クリニックのような料金設定はしていません。
余計な宣伝もしていませんので、私は妥当な料金と考えていますが、業者などには、「今まで見た中で一番安い料金設定」と言われます。
円高だからできる料金設定、という側面もありますが・・・。
(現在は円高期間限定料金)
エビデンスに基づいた肥満治療をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

今日の大腸カメラ

今日も大腸内視鏡検査がありました。
今日の方も長めの腸でしたが、丁寧に畳みこんで、無麻酔、無痛挿入ができました。
(肛門に潤滑目的で麻酔のゼリーを塗っていますので、厳密には「無」麻酔ではありませんが・・・)
やはり長い腸だけあって、スコープが次の屈曲に届きづらい苦しい局面もありましたが、十分脱気し、引き込むことを意識してなんとか押し込まずに進めることができました。
患者さんにも喜んでいただけて、とてもいい検査ができました。
これからも、痛くない検査を追及していきたいと思います。

今日の大腸カメラ

今日も大腸内視鏡検査がありました。
今日の患者さんは以前大きな病院で大腸カメラを受け、大変な苦痛があったとのことで、とても心配されていました。
検査を始めてみると、確かに少し長い腸。
(ベテランになると、直腸からちょっと入ったところまでスコープを進めた段階で、その人の腸が長いかどうかが大体分かるようになります。)
丁寧に畳み込みながら、スコープを進め、ループを作らず、ストレートで挿入しました。
腸が少し敏感な方だったので、無痛とはいきませんでしたが、無麻酔のまま、ほんの少し痛みがあった程度で検査を終えることが出来ました。
前回の検査と比べてかなり苦痛が少なかったようで、「感動しました!」と言って帰って行かれました。
やはり患者さんに喜んでいただけた時が一番うれしいですね。
これからもさらに精進して、楽な検査を追求していきたいと思います。

今日は抗老化学会の講習会でした。

今日は抗老化学会の講習会でした。
いつもながら、いろいろと勉強になりました。
もちろん、知っている内容もありましたが、やはり第一線の方の話を聞くとたくさん得るものがあります。
面白いと思ったことはちょっとずつまたこのブログでご紹介させていただきます。

今日の大腸カメラ

今日も大腸内視鏡検査がありました。
今までにも大腸カメラを何回か施行させていただいている患者さまでしたが、いつも無麻酔・無痛で施行できていました。
今日は丁寧に腸を畳みこむことを、いつもより強く意識して挿入。
今までその方にしてきた検査の中では最もエレガントな(?)挿入が出来たように思います。
美しい挿入ができると、患者さまも楽ですし、こちらも「患者さまによりよい検査を提供できた」という充実感があるものです。
アンチエイジングの基本は、何より疾病の早期発見・早期治療。
そこを看過して、見た目だけを追求するのは本当のアンチエイジングではありません。
「大腸カメラを受けるのもアンチエイジングのひとつ」。
特に、女性のがんの死因の第1位は、他ならぬ「大腸がん」です。
毎日のお化粧と同じように、体のメンテナンスにも気を使ってくださいね。

リジンでヘルペス予防?

皆さんはサプリ、飲んでいますか?
僕は毎日マルチビタミンを飲んでいますが、やはりサプリもできるだけ論文的な裏づけがあるものを飲みたいものです。
ネット上のいろいろなサイトを見ていると、「科学的に」「臨床的に」なんて言葉がものすごく安易に使われていますが、実際の論拠となる論文を示しているものは皆無に近いといえると思います。
そこで今回は、論文をできるだけ具体的に紹介してみたいと思います。
今日、患者さんにヘルペスの再発予防にリジンを飲んでいると聞き、文献的な裏づけがあるかどうか調べてみました。
どうもリジンを用いたヘルペスの再発予防の研究は1980年代に割と盛んに行われたようです。
代表的な論文は、1987年のこの論文。

Success of L-Lysine Therapy in Frequently Recurrent Herpes Simplex Infection. Treatment and Prophylaxis.
Griffith, RS, Walsh, DE, Myrmel, KH, et al.
Dermatologica 1987; 175:183.

ただ、1984年には
Failure of lysine in frequently recurrent herpes simplex infection. Treatment and prophylaxis.
DiGiovanna JJ, Blank H.
Arch Dermatol. 1984 Jan;120(1):48-51.

という反対意見の論文もありました。
他にも数点の論文を見つけましたが、まとめると、まぁ、おおむねリジンは「再発を繰り返すヘルペス」には効果がありそうな感じです。
(ただし、ネット上の広告を見ると、ひどいものが散見されます。「というデータがあります」とすべきところ、「科学的に証明されています」なんて書いていたりして、明らかに「言い過ぎ」。消費者は賢くなければいけません。)
まぁ、ごくまれに間質性腎炎と関連があるなんて論文もありました(Fanconi’s Syndrome and Tubulointerstitial Nephritis in Association With L-Lysine.
Lo, JC, Chertow, GM, Rennke, H, et al.
Am J Kidney Dis 1996; 28:614. )が、基本的にはただのアミノ酸ですし、ヘルペスを繰り返す方には安心して飲んでいただけるのではないかと思います。
飲む量に関してですが、文献的には1日1g(1,000 mg)以上摂取している場合が多いようです。
☆☆結論☆☆
ヘルペスを繰り返してしまう方はリジンを摂ってみる価値はありそう。
狭心症に効く場合もあるらしいが、ヘルペスを繰り返す方以外が、あえてこのサプリを飲む意味はそれほどないのでは・・・。

ブログのタイトルを変えてみました。

ブログのタイトルを変えてみました。
「アンチエイジング」と言うと今風で、なんだか美容系クリニックの専売特許みたいな感じもしなくはないのですが、それって間違っていると思うんですよね。
美容系のクリニックは宣伝費にかなりお金をかける業種なので、マスコミ等での露出度も高く、なんとなく「アンチエイジング」=「美容」なイメージが出来上がってしまっていますが、実際は「アンチエイジング」と概念的により近いのは「美容」ではなく「健康」だと思うんです。
「アンチエイジング」を追求したら自然に健康になる、というのが本来の筋道だと思うんですよね。
見た目の「アンチエイジング」も大切なんですが、体の中のアンチエイジングはもっと大事。
今までも医療系の情報はそこそこ提供してきたつもりですが、これからはさらに皆さんの役に立つような情報を提供して行きたいなと思います。
まぁ、個人的な趣味の記事も載せ続けるとは思いますけど・・・。(^-^;

この前買った「スルメ」

スルメ
スルメ 先日、面白いCDを買いました。
シクラメンというインディーズのグループの「スルメ」というCD。
若干安っぽいところがあったりして、大ヒットになるかと言われると分かりませんが、なんかカッコつけてなくていいんですよねー。
ホッとするというか、なんというか。
こういうノリ、大好き。
めんどくさいこと抜きで、まっすぐで。
なんかすごく共感します。
今のところ一番好きなのは6曲目の「らいふ☆カーニバル」ですかね~。
iPodで通勤中に聴いて楽しみます。

この前のCDTV

JUVES/VEGA(初回生産限定盤)(DVD付)
JUVES/VEGA(初回生産限定盤)(DVD付)
僕は昔から割と音楽が好きで、CDTV(音楽番組)とか毎週チェックしてたりします。
スタッフには「唯一若者らしいところ」とか言われたり。(^-^;
この前のCDTVを見ていて気になったのはDiggy-MO’さんのJUVES。
いやぁ、一部は分かるんですけど、基本的に何言ってるんだかわからない、けどなんかすごいリズムと音感。
ホント独特ですよね。
んで、気持ちいい。
しかし、「インテビヤー」ってどゆ意味?

今日の大腸カメラ。

今日の大腸内視鏡検査も、ちょっと長い腸の方でしたが、丁寧に腸を畳みこんで短縮し、無麻酔・無痛で施行することができました。
大腸は2~3mありますが、内視鏡をぐいぐい押して入れると引き伸ばされてものすごく痛みます。
そこで腸を畳み込んで短縮するという作業が必要になるのですが、これを意識的にできる医師はかなり限られている、というのが現状です。
実際は、ぐいぐい押し込んで、できたループをグイッとねじって解除する、という方法の入れ方をする先生がほとんどかと思います。
件数を多くやっている先生なら痛くないかというと、そんなことはありません。
畳み込むという概念・作業を追及していなければ、一生身につかない技術なのです。
ただ、畳み込む作業も、腸が癒着していると痛かったりします。
今日の腸は癒着がなかったので、十分に畳み込み、短縮することができましたので、非常に楽に検査することができました。
多少癒着がある方でも、癒着の仕方によっては意外に痛くなく入れることができたりしますが、高度癒着の方は正直厳しいですね。
麻酔で寝てやってしまうほうがいいかもしれません。