原発事故と妊娠・胎児・乳児・幼児・授乳等への影響

元「国境なき医師団」日本理事の山本敏晴先生が原発事故と妊娠・胎児・乳児・幼児・授乳等への影響についてまとめられています。
これは必読。
 
原発事故と妊娠・胎児・乳児・幼児・授乳等への影響に関するツイート 3468字
 
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書籍「日本の原子力施設全データ」一部公開

『日本の原子力施設全データ』(北村行孝・三島勇著 講談社ブルーバックス2001年刊)が一部公開されています。
流し読みしましたが読んでおいて損はないかと思います。
 
『日本の原子力施設全データ』
 
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内科日誌2011.03.26 COPDの勉強

今日はCOPD(慢性気管支炎、肺気腫)という肺の病気(タバコで起きる病気)の勉強をしています。
渋谷駅周辺には消化器内科はいくつかあるのに呼吸器内科はないようで、なら勉強しないと、と。
渋谷は若い患者さんが多いので重症の人は少ないのですが、軽症の人はかなりいるはず。
40才以上の男性は、なんと16%がCOPDだそうです。
うちは禁煙外来(保険適応)も行っているので、やはりCOPDもしっかりみていかなくてはいけません。
ちなみに、COPDが進行すると、毎日、朝から晩まで、おぼれるような辛さが続いてしまいます。
また、2007年の統計では、COPDで亡くなっている人の数は交通事故死の1.8倍。
恐ろしいことです。
心配な方は、ひとまず呼吸機能検査を受けてください。
(筒を口にくわえてフーーッ! とやる、肺活量などを測る検査です。)
それでとりあえず診断ができます。
もちろん、当院でも検査できます。
検査はもちろん保険適応。
費用は3割負担の場合で1,000円程度です。
 
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放射性セシウムの実際の半減期

放射性セシウムの半減期は30年ということで、不安に思われている方も多いように思います。
ただ、「一度摂取したら30年経っても体の中から半分しか出ていかない」と思っているとしたら間違いです。
放射性セシウム137の物質としての半減期は確かに30年ですが、体に入ってから出ていくまでの半減期(生化学的半減期)はまた別の話。
放射線医学総合研究所 緊急被ばく医療研究センターの資料によると、生化学的半減期は平均109日(68日から165日)とのこと。
もし摂取しても、継続して摂取し続けなければ、3、4か月で半分は体から出て行ってくれるわけです。
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水道水、普通に飲みました。

東京の水は一時乳児は飲んではいけないことになり、その後大丈夫になったとのことですね。
今後、何ベクレルになっていくのかはわかりませんが、とりあえず僕は普通に水道の水を飲みました。
あまりビクビクするほどの量ではなさそうですし、もう32歳ですからほとんど甲状腺がんのリスクが上がるということもないでしょうし、もし甲状腺がんになっても表面にある臓器だから簡単に手術できるので死なないし。
放射線量という意味では、2700ベクレル以上の温泉もあるそうですし、そもそも計っていない温泉がかなりの数に上るということです。
で、温泉地って、結構な割合で温泉の原水を飲ませてたりしますよね。
あまり心配しすぎるのもよくないのではないかと思います。
ということで、僕個人としてはあまり気にしていません。
参考になれば幸いです。

ヨウ素入りの消毒剤を飲まないで!

 心配された放射能ですが、環境放射線モニタリングシステムなどを見る限り、少なくとも東京近郊では問題となるような値は出ていません。
依然、余震には気を付けなければいけませんが、放射線に関しては今のところ全く心配する必要性はないようです。
(私は放射線の専門家ではないので、はっきりしたことは言えないのですが、一応、雨にはあまり直接当たらない方がいいのかもしれません。心配であれば、マスク位してもいいかもしれません。注:いずれも東京での話です。)
 患者さんにヨウ素のことについて聞かれたりしますが、そんなわけで東京の人はさしあたってヨウ素を飲む必要性など全くありません。
下手に飲んで副作用でも出たら、そちらの方がよほど危険です。
また、ヨウ素入りの消毒剤(イソジンとか)を飲め、とか、海藻を食べればいいとか、そういう話もネット上で流れていますが、消毒剤を飲むのはかなり危険な行為ですので、絶対にしないでください。(飲んでも効果はありません。)
また、緊急時に海藻を食べても効果はないようです。
まぁ、買ってしまった海藻はいつもどおり食卓でおいしく食べてください。
なお、緊急時に使われる安定ヨウ素剤も、40才以上には使われません。
放射線に被ばくしても甲状腺がんの誘発リスクが認められないからです。
下記PDFも参考にしてください。
独立行政法人 放射線医学総合研究所のお知らせ
 
 
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原発の資料

ここに書かれていることが本当だとしたら、大変なことだと思います。
原発がどんなものか知ってほしい
さて、東京の放射能被ばくが大変気になりますが、ここを見る限りでは、今のところ大丈夫そうです。
神奈川県安全防災局危機管理対策課環境放射線モニタリングシステム

時短診療、皮膚外来休診のお知らせ

今回の大震災で、たくさんの数の命が失われています。
亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
また、一人でも多くの方の救助、一日も早い復興をご祈念いたします。
当院では節電のため、当面の間、通常の外来受付を19:00までとし、皮膚専門外来を今週いっぱい休診といたします。
また、大規模な余震の危険がある程度なくなるまで、大腸カメラも行わないこととします。
ご不明な点などございましたら、いつでもご相談ください。

先ほど帰ってきました。

先ほど、渋谷から走って帰ってきました。
途中、大変なことになっていたら手伝うつもりで東邦大学医療センター大橋病院に寄ってみました。
後輩の先生たちに会いましたが、どうも院内は落ち着いていたためそのまま帰宅の途に。
途中、ブロック塀が崩れた家がありました。
帰ってきて、テレビで映像を見ておどろきました。
現場で頑張っている方々がたくさんいらっしゃると思います。
一人でも多くの方が救助されるよう、お祈りいたします。