内科日誌 2010.10.25 NHKのうつ病の本を読みました。

NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる 「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」という本を読みました。
まぁ、一言で言ってしまうと、「精神科によってはたくさんの抗うつ薬を出し過ぎてるところもあって、そのせいで症状が悪くなることもあるよ」という内容です。
そんなこと知ってるよ、という人も多いんじゃないでしょうか。
ただ、ちゃんと実例をしっかりあげて、裏も取ってるあたりがNHKらしいところ、と言えると思います。
 ただ、この本には難点も。
間違いなくSSRIという、今最もよく使われている抗うつ薬を飲みたくなくなると思います。
もちろん、それで症状が重くなってしまう方もいるのは事実なんですが、そこばかり強調され過ぎていると思うんですね。
それはそれで問題。
 ただ、日本の今の精神医療の現状からみたら、それもある程度は仕方ないと言えるかもしれません。
重い精神病を診ることの多い総合病院の精神科医師がどんどん若いうちから開業し、悪くなったら総合病院に送り込み、送り込まれた方は業務がきつくなるから医師が辞めてしまい、さらに業務はきつくなり…という。
 カウンセリングの国家資格がなく、誰でも「カウンセラー」を名乗れてしまう現状にも大変問題があると思います。
また、保険診療で頑張っているクリニックは、カウンセラーを雇っても人件費はほぼ全額クリニック負担になってしまうため、どうしても認知行動療法などを取り入れづらい状況になっています。これも大変問題。
 うつ病が効率的に治せるようになれば、社会にとっても大変有益です。
ぜひ政治家の皆さんに頑張っていただきたいところですね。
内科なら東京 渋谷ヒラハタクリニック

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