内科日誌 2009.11.21 産業医研修会に参加しました。

 今日は順天堂大学の講堂で産業医の研修会があり、参加してきました。
普段接することができない、他分野の先生の話を聞くと、やはり発見があって面白いですね。
今日は雷の話が一番おもしろかったです。
金属を身につけていてもいなくても、ゴムの長靴やカッパなどの絶縁体を身につけていてもいなくても、結局落雷する確率は変わらないとか。
ゴルフの最中にクラブを持って逃げるならアイアンにするといいとか。(そっちに電気が逃げてくれるらしいです。ただし、高く掲げたりしたら落雷の可能性が上がるので絶対ダメ。)
 しかし、なんだかんだいって一番記憶に残っているのは、ベテランの先生が、「これからは産業医も訴えられる時代になると思う。片手間でやっていて問題が起きたら訴訟で負けてしまうかもしれない。もうそろそろ産業医はやめようかと考えてしまう」といった趣旨のことをおっしゃっていたこと。
 日本もだんだん訴訟社会になってきました。
診療報酬の低さや不景気もあって、医療サービスの提供が難しい時代になっています。
妊婦のたらいまわしで産婦人科領域の医療崩壊が表ざたになっていますが、そう遠くない未来に他領域の医療もまともに受けられない時代が来るのかもしれません。
産業医も、実際に訴訟されるケースが起きれば、産業医を辞退する先生が次々に出てくるかもしれません。
従来の医療サービスが完ぺきだというつもりは全くなく、ある程度正すべきは正さなければいけないとも思います(未だに患者さんに暴言を吐く医者がいることに驚かされます)が、行き過ぎも社会の不利益につながります。
 将来、うちの息子に「医師」という職業を勧められるかどうか、正直自信がありません。
僕は好きでやっているからいいですが、それほど好きでもないという人はやってはいけない仕事だと思っています。
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内科日誌 2009.11.01 声が戻りました。

空気の乾燥としゃべりすぎで声が一時的に出なくなってご迷惑をおかけしました。
(熱もなければのどの痛みもなかったので、声帯周囲の局所的な炎症だったんでしょうか・・・。
内視鏡で見てみようと思っているうちに治ってしまいました・・・。)
土曜日からはほぼ普通に会話ができるようになり、今はほぼ問題ありません。
なんだか1年に1回くらい声が出なくなりますね・・・。
もうちょっとうがいを頻繁にして、こういうことがないように気をつけたいと思います。
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内科日誌 2009.09.20 インフルエンザの流行り具合

 かなりマスコミでインフルエンザが騒がれていることもあり、少し風邪気味だとまずはインフルエンザの検査を受けさせる、という会社が多くなりました。
ただ、うちのクリニックに来ていただいている方は比較的軽症の方が多く、インフルエンザ検査で陽性が出る方はずいぶん少ない印象です。
1人もインフルエンザ陽性がでない日も多いので、「ホントに流行っているのかな?」という気さえしていました。
 で、実は昨日、渋谷区医師会の夜間診療所で夜間診療をしてきたのですが、してみてびっくり。
来られた4人のうち、なんと3人がインフルエンザ。
そのうち2人が小学生。
やはり学校で感染が流行しているようです。
社会人に広がるのはもう少し先、ということなんでしょうね。(-_-;;
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内科日誌 2009.08.23 ディスプレイ更新しました

時間があったので、当院の待合に設置しているディスプレイの内容を更新しました。
2ヶ月くらい、更新サボってたんですよね。
ちょっとずつですが、また更新していきたいと思います。
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内科・皮膚科日誌 2009.08.21 インフルエンザの影で暗躍

テレビなんかでは連日インフルエンザの話が報道されていますが、実際には急性胃腸炎の患者さんの方が圧倒的に多い印象です。
今日は何人も胃腸炎の患者さんが来られましたが、インフルエンザの患者さんは、かなりたくさん検査したにもかかわらず、一人もいらっしゃいませんでした。
病気はインフルエンザだけじゃありません。
皆さんも、お腹を冷やしたりして胃腸炎にならないよう、気をつけてくださいね。
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内科日誌 2009.06.17 犬もボケる?

 先日、患者さんに「家の犬がボケてしまった」と言われました。
あまりそういう事例を聞いたことがなかったので、ちょっとびっくり。
でも考えてみれば犬だって脳の機能が落ちれば認知症にもなりますよね。
 飼い主のことを忘れてしまっているそうで、かみついたりしてかなり危険な状態になってしまっているとか。
十年以上かわいがってきた犬がボケてしまうというのも、本当に厳しい話ですよね。

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内科日誌 2009.05.21 新型インフルエンザ。

東京でも感染者が出たということで、新型インフルエンザが騒がれていますね。
ただ、実際のところ、当院のような通常の医療機関を受診された患者さんがA型インフルエンザ陽性でも、全員を指定病院に送るわけではなく、散発例では通常のインフルエンザと同じように治療するよう通達が出ています。
つまり、関西や海外に行った方以外が発症した場合、新型かどうかを検査せず、気づかれずに治療されるということで、正直うやむやのまま流行が終わりそうな気がします。

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内科日誌 2009.05.18 新型インフル

 なんだか大騒ぎになっていますね、新型インフルエンザ。
東京でも、マスクが品薄状態のようです。
ちょっと感染力が強い印象がありますが、症状はあまりひどくないようなので、細心の注意を払いつつも、神経質になりすぎる必要はないのではないかな、という気がしています。
 ただ、「とりあえず現時点でインフルエンザではない」と安心したい人、周りから怖がられて「検査を受けて来い」と言われる人はかなり多いようで、今日もたくさんインフルエンザの検査をしました。
幸い全員インフルエンザではありませんでしたが、とりあえず今日、インフルエンザの検査キットを50人分オーダーしておきました。
これでしばらくは大丈夫かなと思いますが・・・。

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