昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀に不快感をあらわにし、参拝を中止したことを示すメモがニュースになっていますね。
裁判所に「違憲」と言われた直後に靖国を参拝した小泉首相が、このメモだけで参拝を中止するとは到底思えません。
しかし、戦時中は「神」だった昭和天皇が「それが私の心だ」と言い切ったということは、参拝賛成派の人たちや遺族会の方々に少なからぬ影響を与えるものと思います。
僕は日々、戦争で亡くなられた方々に追善供養しています。
その気持ちはとても大事だと思います。
でもそのあり方は、近隣諸国の人たちを傷つけるやり方ではいけないはずです。
本当に追善したいだけで、どうしてもその施設でなければダメなら、公職にある間はその施設の方角に向かって毎日頭を下げ、祈りを捧げればいいと思います。
亡くなった方々に、「こころ」は届くでしょう。
逆に、人を傷つける態度をとっていれば、口でなんと言おうと「こころ」は届かないと思います。
問題の本質は、そういった「態度」「気持ち」「こころ」にあるのではないでしょうか。
「「昭和天皇メモ」が靖国問題に起こす波」への10件のフィードバック
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なるほど素晴らしいお考えだと思います。
精神の荒廃した不健康な私などの卑俗的見地から申し上げますと、連中が果たして真に追善供養の目的でのみ参拝を望むのかといった点すら疑念を抱いてしまいがちです。
ところで、民主国家に天皇制は矛盾だよ。「官から民へ!」天皇も民営化しかないでしょ。
あ、でも、「本当に追善したいだけで」とおっしゃっているところを見ると、ucky氏も多少は疑っておられるのでしょうか? 勘ぐり過ぎでしたらごめん下さい。
どちらにせよ、まず相手の良心の肯定を前提とした上で主張する方が、説得力がありますね。
お察しの通り、僕は「本当に追善したいだけ」ではないだろうと考えています。
政治家が欲しいものといえばやはり、「票」。
おそらく遺族会の票とか、意固地になってしまっている部分とか、そんなのが本来の「追善の気持ち」と入り交じって、今の態度になっているものと考えています。
もしそうだとしたら、本当に困ったものです。
さすがですな。同意見です。 でも、こういう当たり前の意見を巷にほとんど聞かないのが残念です。
とくに最近の、倫理的のみならず、理論的にも明らかに異常な方向性に物申す人がほとんどいない。 という発言すらほとんど聞かないのも残念です。
政治家に追善の気持ちなんてあるのかどうだか。
>民主国家に天皇制は矛盾だよ。「官から民へ!」天皇も民営化しかないでしょ。
同意見です。
政治屋に追善の気持ちなんかあるわけないじゃん。
票集めとガキっぽい自己満足。
次期首相には国益を損なうような行動は謹んで欲しいもんだ。
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ネタ収集。
天皇制の民営化に関しては、ちょっと勉強不足なのでコメントしづらいですね……。
ただ、天皇や皇太子が外交的な面で果たす役割はかなり大きいものがあると思います。
それを民営化して、たとえば一宗教法人の長に据えるとなると、そういった公的な役割は果たせなくなりますよね。
ただでさえ外交力の弱い日本。
こういう言い方は良くないかもしれませんが、カードは多い方がいいように思います。
その一方で、税金で養ういわゆる「皇族」がどんどん増えるような事態はなんとしても避けていただきたいところ。
>青さん
いいネタ仕入れたら教えてくださいな。(^-^)/
今日の朝まで生テレビは、『昭和天皇と靖国神社』
必ず観るように!!
私は明日仕事なので寝ます。
普通に仕事してて見られませんでした……。
論文投稿の期日が目の前でねー。
間に合うかどうかもちょと怪しい。
番組ちょっと見たかった……。(^-^;