皮膚科日誌 2011.10.30 セルライトについて

女性の大敵、セルライト。
論文を読んでみると、結局のところよく分かっていないことも多いようで、したがってどう治していいかもよく分かっていない、というのが実情のようです。
そもそも死ぬ病気じゃないので、投下される予算の量が少ない。
したがって進歩が遅く、論文も全然少ない。
血圧や糖尿病とはえらい違いです。(^-^;;
 さて、セルライトの治療と言えばエンダモロジーが有名ですが、ちょっと論文を調べてみました。
まずは2つ。
有効率はそ​れぞれ15%、29%。
被験者数が少なすぎて全くあてになりませんが​、僕ならこの確率のものに10万円とか払えないですね…。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pu​bmed/10654755
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pu​bmed/19261014
ちなみに、元著に当たれたわけではないですが、施術をやめると2​,3カ月で戻るという記載も見かけました。
(エンダモロジーを導​入されているサロン、クリニックの方々、商売の邪魔しちゃって申​し訳ありません。)
 このまとめっぽい論文(2010年)を読むと、今のところセルライトの治療っ​て、部分的または一時的な効果しかみられないんだそうです。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pu​bmed/20159304
美容の業界って怖いですね…。

コメントを残す