ギネ、また観ちゃいました

 いやぁ、観たのまだ2回目なんですが、今回も重かった・・・。
でも非常によくできたドラマだと思います。
また、こんなに「死」を身近に描いた番組も少ないような気がします。
 最近よく思うんですけど、世の中には本当にたくさんの人たちがいるわけですが、全員お母さんがおなかを痛めて産んでるんですよね。
妊娠・出産ってものすごく大変ですから、それぞれドラマがあるわけです。
つまり、出産だけでも人数分ドラマがあると。
で、かつ、全員もれなくいつかは死ぬわけで、そこでもドラマがある。
それってすごいことですよね・・・。
まぁ、なに当たり前のこと言ってんだって感じかもしれませんが・・・。
 「ギネ」に出てきたお母さんたちが、文字通り命をかけて子どもを産もうとする姿を見て、「何のために生きるのか」という、根源的な命題を改めて突き付けられたような気がします。
少なくとも、死ぬ間際に地位とか財産とか関係ないですよね。
人生に満足して死ねるかどうかだと思います。
どうすれば満足できるのか。
そこに人生の本質が隠れているように思います。
 さて、今回も産科医療崩壊について何回か番組の中で取り上げられていました。
医療訴訟を起こされれば、たとえ裁判に勝っても病院の評判は下がる。
だからリスクの高い産科を縮小する。
縮小すれば近隣の産院もいざというときの受け皿がないため、リスクが怖くてお産をやめる。
で、その地域でお産をするのが難しくなる、という。
まぁ、当然の帰結だなぁと思います。
だからこそ、訴訟以外の解決方法を用意しなくてはいけないわけで、今もその方向でいろいろな動きがあるわけですが・・・。
日本の医療、これからどうなるんですかね。
近いうちに「漢方がピンチ」という話も書こうと思います。

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