アンチエイジング日誌 2009.05.05 カロリー制限が体にいい理由

 マウスの摂取カロリーを70%に制限すると、寿命が明らかに延びる、という実験があります。
その他にもさまざまな研究が行われ、カロリーを制限すると、サーチュインという有用な酵素が活性化し、老化を防止することが分かってきました。
逆に、メタボリック症候群を起こしていると、血管が老化して心筋梗塞、脳梗塞につながり、インスリンの効きも悪くなって糖尿病になり、癌の発生率も上がる、ということが分かっています。
 どうも、たくさん食べてインスリンを出そうとする刺激が起こると、体は老化するようです。
また、「オートファジー」といって、ダメになった蛋白を分解して栄養に変える機能が体には備わっているのですが、栄養過多だとこの機能が鈍り、その結果異常なタンパクが蓄積し、異常をきたすのではないかと言われています。


 「断食」が体にいいかどうかは分かりませんが、ある程度体は飢えている方が健康であることは確かなようです。
 
 
 
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