膵腫瘍を見つけました

 うちのクリニックは、「アレルギー性の皮膚炎の患者さんは、症状や診察所見などから膵臓の調子が悪いと考えられる場合が多い」という経験則に基づき、伝統的に膵臓をしっかり見ています。
(内臓から皮膚を見る、というアプローチです。)
症状の強い方に関しては、定期的に腹部エコーなどの検査をさせていただいており、強い異常があれば近くの画像検査専門の施設に行っていただいてMRIを受けてきていただいています。
(総合病院などではMRIは1~2ヶ月待たされるのが当たり前ですが、当院でお願いしているところは大幅に早く検査を受けられることが多いようです。)
 先日、エコーをさせていただいた患者さんで、膵臓に明らかな異常が見られた方がいらっしゃいました。
MRIをとってきてもらったところ、案の定、膵腫瘍が見つかりました。
当たり前のことではありますが、超音波検査って、大事ですね。

「膵腫瘍を見つけました」への4件のフィードバック

  1. はわわ・・・。
    意外なところに落とし穴があったりするのが、臨床の怖さですね。
    大腸カメラなんかやってると、大したことないきっかけで検査して、予想だにしなかった病気が見つかってビックリすることが多々あります。
    患者さんには「ラッキーでしたね」と言いますが、検査しなかったときのことを考えると空恐ろしい気持ちになります。(^-^;;

  2. 実は私も、会社で「今回は人間ドックね」て、ってぽーんと7万円出してもらって検診に入ったらですね、、、ひっかかりまして、、、「癌」だったのです。
    けど、早期発見早期治療ができたわけですが、その後治療でいろいろあって、社会復帰の一週間前に容態が急変し緊急入院。
    病院へ駆け込んだ時は、何もないと言われ、内科も外科も婦人科も何度もいろんな先生に一日中たらい回しにされましたが、どこが苦しいのか?と誰も信じてくれませんでした。(ひどいでしょ?)
    結局、夕方になり外来に出たてのまだ28歳だった某先生が、異変を発見してくれその夜緊急手術になり、教授やら医師5人も入った手術になって、命拾いしたわけです。
    癌告知からはもう8年経ちましたので、半年に一回しか検診してませんが、今は予防医学が進んでいますので、30歳すぎたら検診は怠っちゃいけないと、口うるさく言うので結構煙たがられてるかも(^^;

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