内科日誌 2010.02.21 診療報酬改定について

4月からの診療報酬が改定されました。
「プラス改定」という部分がマスコミ等で非常に強調されていますが、報酬が増えた部門がある一方で、開業医にとってはかなり厳しい改定になりました。
耳鼻科や精神科の開業医の先生方は特に苦しい改定となったようですが、消化器内視鏡も非常に評価が下がっていてげんなりしました。
ポリープ切除の報酬が13%も削られており、本当にびっくり。
以前から書いてきましたが、日本の消化器内視鏡のレベルはダントツで世界一。
なのにアメリカなどよりはるかに安い料金で検査が行われているわけですが、特に高度な技術を要するポリープ切除がこの評価・・・。
患者さんの負担が軽くなるのはいいことですが、これでは「リスクがあって効率が悪いから」という理由でポリープ切除をしない施設がたくさん出てきてしまいそうです。
ポリープがあったら大きい病院に行ってね、ということになり、患者さんの負担はかえって増えるかも・・・?
まぁ、当院はがんばってポリープ切除を続けますが、日本の医療って、これで本当に良いのか?
って思いますね・・・。
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