戦場ジャーナリストの方々について思ったこと

日本のジャーナリストは紛争地に行くべきか?行くべきでないのか?-戦場ジャーナリストとしてモノ申すを拝読しました。
大切な意見だと思います。
人が命を懸けて公共のために仕事をし、なにかあっても責任はすべて自分が負うとの信念を持っている時、それを「迷惑だ」と禁止する権利が誰にどれだけあるのか…。
彼らがカメラとペンを武器に、悲惨の2字を無くすために戦う侍だとして、使命感ゆえに危険な戦いに臨まんとするとき、その命の輝きを阻むことが「正義」か、という点は慎重に考えねばならないと思います。
禁止しない場合、誘拐ビジネスを助長しないため、捕えられても犯罪者とはあまり有効な交渉ができない可能性が高いという前提に立っての話になってしまうため、残酷な話にはなってしまうかもしれませんが…。
僕は医者なので、基本的には健康寿命を延ばすのが仕事ですが、その根本は、その人が生きたいように生きるのを補助することだと思っています。
末期がんの患者さんの命を少しだけ伸ばすことより、その人が納得し、少しでも満足した最期を迎えられるようにすることが大事なこともあると思います。
ジャーナリストの方が自分の残りの命を紛争地帯の実態を世界に伝えることに使いたいとおっしゃったとき、その考え方を適用することが「悪」なのか。
あくまで寿命を延ばすことが「善」なのか。
そもそもその善悪を決める権利が医者ごとき(あるいは赤の他人)にあるのか。
人はいつか死ぬと考えた時、その命の使い方は、その人自身の自由であるべきなのか。
あるいは、その自由は制限された方が公共にとって「善」なのか。
感情論ではなく、冷静に考えなければいけない問題だと思います。

そんな考え方をする上司

部下が土日に「イラストレーターの副業」をしていた! どうやったら止めさせられるか
僕だったら「やった! イラストが描ける従業員ゲット!」って思いますけどね。
ジャンルの違う仕事のために頭を切り替えることで、会社であった嫌なことも一時的に忘れて充電でき、むしろ本業にいい影響を与える可能性もあり。
明らかに本業の支障にならないなら禁止するのは悪手。
当該従業員の帰属意識、モチベーションも下がる。

草の根コンテンツが世界を変える日

久しぶりにボカロ聴いてます。【IA】 心じゃきっと分かっていた 【オリジナル】 (4:04)
ボカロ調教もすごいけど、バック何これどうなってんのほんとに一人で作ってるの?
となりました。
すごい時代になりました。こんなクオリティの曲がどんどん出てきて、みんなで共有してる。
日本語だけだから世界に広がっていってないけど、日本には草の根コンテンツの力で世界を変える力があるんじゃないかと本気で思っています。
日本人が普通に英語を話せるようになった時が世界が変わる時だと本気で思います。
僕が爺さんになるまでには、確実にその時が来るはずなので、その日を楽しみにしています。

最近のアニメはハイコンテクスト?

先日、「今晩は疲れたからなんもしない! 寝っ転がってアニメだけ観てやる!」と思ってゴロンとしていた時のこと。
事前知識一切なしでデュラララの2期の1話、アルドノア・ゼロの2期の1話、Gのレコンギスタの1話を見て、「全然わからねぇ! 最近のアニメはこんなハイコンテクストなの?!」と思ってうちのスタッフに訊いたら、今やってるアニメの中でも特に分かりづらい奴ばっかだったらしく、ちょっと安心しました。(^-^;

「風立ちぬ」を観ました。

今更「風立ちぬ」を観ました。
「物を創る方は止むに止まれぬ。それを兵器にするのか公益のために使うのかは使う人間次第」というメッセージと取りました。
人間が倫理的な意味で進化しなければ、自分の作った「創造物」に苦しめられてしまう。
古からの、永遠のテーマですね。
地震のシーンや飛行機のシーンなど、無機物が有機物のごとく動く様は圧巻。
奥さんは死んでしまったけれども、罪悪感に苦しむ次郎は奥さんに救われた。
本当に救われたからこその「ありがとう」。
分かる。
ちなみに、「3剤併用したらすぐ治るのに!」って何回も何回もつぶやいてしまったのは秘密。
時代が変われば、治せる病気が増えるのは当たり前。
30年したら、俺の若いころはこんな病気も治せなかったんだよ、悔しいよなぁ、って言ってるんでしょうねぇ。
今は世界的にみると、治せる病気も治せてない、防げる病気も防げてない地域が多いわけで、まずはそこからどうにかしなければいけないんでしょうけれども。

日本衰退について

【寄稿】日本衰退の抱き締め方 – 山本一郎 #BLOGOS http://blogos.com/outline/102456/
分かりやすいですね。個人的には、65歳になったら後は遊んでて、ってのが間違いだと思います。働いてないと人は不健康になるから。社会的な仕組みをどうしたらいいのかはだれか考えて…。(;´Д`)
あと、寝たきりになった時、胃瘻とかで無理矢理生かすのは、ヨーロッパなどでは「虐待」とされていることを広く認知していただき、自分が寝たきりになったらどうするか、自分の家族だったらどうするか、よく考えておいていただきたいですね。

生と死

「死の直前、人がとる行動は3つにわけられる」 ある救急救命士が、生と死の狭間で見たもの | ログミー[o_O] @logmijpさんから
心を動かされました。死を自覚して初めて、適切に生きられるということはありますね。
違うパターンとして、研修医のころ、「ありがとう!」と周囲の人々に大声で感謝しながら亡くなっていかれたじい様がいらっしゃいました。
見た目としては、必ずしも記事の中の3つのパターンに当てはまるとは限らないと思いますが、しかしその悔悟、欲求には普遍性があるように思います。
日本人は口に出さないということもあるのかもしれません。

落書きと「大人の甘え」について

プラハで落書き、邦人逮捕 歴史遺産の国民劇場 – 47NEWS(よんななニュース)
本人にあったことがあるわけではないし、落書きをしている人に話を聞いたこともないのでわかりませんが、これ多分「甘え」だと思うんですよね。
「このくらい許されるよね? もうすごい落書きされるし…」といったような。
「甘え」を自覚してもらって、人間として成長してもらうにはどうしたらいいんだろうって、いつも考えるんですが、なかなか答えが出ません。
罰で成長するということもあるのでしょうが…。

「FOWL WEATHER!」の謎が解けた。

NBCのTODAYって番組をPodcastで毎日見てます。
今日見てたら、「FOWL WEATHER!」ってタイトルでひどい天気のニュースを流してました。
なんじゃそりゃと思って調べても、Sylvester and Tweetyの懐かしのアニメの1話が出てくるだけ。
いろいろ考えたところ、「Foul weather」で悪天候。
今日は11月の第4木曜日なんでThanks giving(感謝祭)。
Thanks givingといえば七面鳥。
七面鳥といえば家禽(Fowl)。
で、FoulとFowlをかけて、FOWL WEATHER!ってことなんだろうという結論に。
難しすぎるわ!(笑)