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救急外来にいると、本当によく来るのが、「過換気症候群」。 若い女性が、それまでなんの異常もなかったのに、 「急に息が苦しくなって、手足の先や口の周りがしびれてきた」 と言って、救急車で来院されます。 (その他にも、めまいやふらつき、胸部圧迫感が見られることが あります。症状がひどい場合、失神してしまう人もいるようです。) 風邪を引いていたり、調子が悪かったり、ストレスが たまってたりすると起こりやすいようです。 症状は、過剰に呼吸をすることによって血液中の二酸化炭素濃度が 低くなり、血液のpHが上昇したり、乳酸などの増加、血液中の カルシウムイオン濃度が下がったりすることが原因となるようです。 症状が軽い場合の対処法は簡単。 小さな紙袋を、口と鼻をおおう感じに当てて、 その中で息をしてもらうだけです。 (ビニール袋は、窒息の可能性があるため、 なるべく避けた方がよいようです。) その際、できるだけ長く息を止め、浅く息をし、また長く息を止める、 ということを繰り返さなければいけません。 これだけで、たいていの症状は30分〜1時間程度で改善します。 症状がなくなれば救急外来などを受診する必要性は ほとんどありません。 (ただし、これは何の既往もない、若い人の場合。 それ以外の場合は、他の疾患の可能性もあるので、 必ず医療機関を受診するようにしてください。) これ以外の治療法は、主に「不安」などに対する治療となります。 発作を繰り返す場合には、専門的な治療が必要になる場合が あるほか、他の疾患の可能性もあるため、症状が長く続いたり、 症状が強いときは医療機関を受診してください。 |