原発の資料

ここに書かれていることが本当だとしたら、大変なことだと思います。
原発がどんなものか知ってほしい
さて、東京の放射能被ばくが大変気になりますが、ここを見る限りでは、今のところ大丈夫そうです。
神奈川県安全防災局危機管理対策課環境放射線モニタリングシステム

内科日誌 2010.02.21 診療報酬改定について

4月からの診療報酬が改定されました。
「プラス改定」という部分がマスコミ等で非常に強調されていますが、報酬が増えた部門がある一方で、開業医にとってはかなり厳しい改定になりました。
耳鼻科や精神科の開業医の先生方は特に苦しい改定となったようですが、消化器内視鏡も非常に評価が下がっていてげんなりしました。
ポリープ切除の報酬が13%も削られており、本当にびっくり。
以前から書いてきましたが、日本の消化器内視鏡のレベルはダントツで世界一。
なのにアメリカなどよりはるかに安い料金で検査が行われているわけですが、特に高度な技術を要するポリープ切除がこの評価・・・。
患者さんの負担が軽くなるのはいいことですが、これでは「リスクがあって効率が悪いから」という理由でポリープ切除をしない施設がたくさん出てきてしまいそうです。
ポリープがあったら大きい病院に行ってね、ということになり、患者さんの負担はかえって増えるかも・・・?
まぁ、当院はがんばってポリープ切除を続けますが、日本の医療って、これで本当に良いのか?
って思いますね・・・。
内科なら東京 渋谷ヒラハタクリニック

怒りがこみ上げました。

さきほど、NHKのドキュメンタリーをちらっと見ました。
第二次世界大戦の白黒映像をカラー化したもの。
スターリングラードで戦うナチス・ドイツ軍とソビエト軍の映像でした。
みていたら、パタリパタリと簡単に兵士が撃たれて死んでいきます。
たくさんの人が死んだ後、スターリングラードを占領したと言ってヒトラーが喜んでいました。
許せません。
健康な肉体をもった、将来のある若者をたくさん死なせておいて、喜んでいられる神経がわかりません。
朝から夜まで治療ばかりしているから余計にそう感じるのかもしれませんが、人の体はすごく繊細で、「健康」というのはそう簡単に手に入るものではありません。
「幸福」なんてもっと手に入れるのが難しいものです。
それを無数に壊して喜べるなど、まさに悪魔的。
戦争もテロも絶対悪、本当にそう思います。

内科日誌 2009.12.6 財務省が人を殺す!?

 事業仕分けで、漢方を保険の対象が除外しようという流れになったそうです。
薬局で売っている薬は医者が出す必要はない、とのこと。
本当にふざけるな、という思いです。
ここのところ腹が煮えくりかえって仕方がありません。

▽命がけで手術

 たとえば大建中湯などは術後の腸閉塞などに有効であることがさまざまな論文で証明されており、医療費の抑制にも非常に役立っています。
私が大学病院にいた時、漢方が専門でない上司からも使うよう指導され、医局員は皆、かなりの患者さんに使っていました。
使うのが当たり前だった薬も、保険の対象外になれば処方することができません。
入院中など、状態の悪い時はできるだけのことをしたいところですが、本当は安い薬を使えば助かるのに、使えなくて状態が悪くなってしまうことも多くなるでしょう。
状態が悪くなれば手術でどうにかしなければいけませんが、状態が悪いからこそ、手術は命がけになります。

▽小児が危ない!

 インフルエンザのときはよく麻黄湯が使われます。
インフルエンザに対する有効性はタミフルと同程度と多くの論文で報告されている薬で、タミフルが使えない小児にもよく使われています。
適切な患者に処方すれば、早ければ内服して3時間後に熱が下がり始めるという、魔法のような薬で、当院でも非常に好評をいただいています。
しかも、タミフルやリレンザより、圧倒的に薬価が安い。
しかし、そんな薬も誰にでも出せるわけではなく、年齢や全身状態、脈、汗の状態などを総合して判断しないといけません。
不適切な患者に処方すれば、治らない上にかえって副作用が強く出てしまう可能性もあります。
薬剤師は診察をすることができませんから、そういった難しい判断ができるはずがありません。
インフルエンザの迅速検査で陰性だったとき、とりあえずインフルエンザでもそうでなくても効果がしっかり出る麻黄湯で様子を見る、といったこともよく行われていますが、それができなくなれば、手遅れになってウイルス性肺炎などで死ぬ人も出てくるかもしれません。
特に心配なのは、命に関わる可能性の高い小児です。
財務省には子どもを殺す特権があるのでしょうか。
財務省の人は、自分の子どもが死んでも仕方ないとあきらめられるのでしょうか。

▽日本から漢方が消える!

 もう一つ心配なのは、保険から除外されることで、漢方を学ぶ医師がいなくなることです。
保険適応だからこそ、医師は自分の守備範囲と思って勉強を始めるのです。
かくいう私もそうでした。
保険から除外されれば、若い医師はまず勉強をしなくなるでしょう。
日本の医療費抑制と国民のQOLの改善に役立ってきた漢方の伝統は潰えてしまいます。

▽署名にご協力を

 今、小さな成果のために、たくさんの人の命が危険にさらされています。
現在、日本東洋医学会などが中心になって反対署名を集めていますが、予断を許さない状況です。
署名は12月7日まで。
当院でも署名を集めていますし、こちらのサイトで漢方保険はずし反対の電子署名も可能です。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
☆☆関連参考サイト☆☆
社団法人日本東洋医学会
【ゆうゆうLife】漢方薬が保険から外れる!? 医師ら「治療に困る」「最先端の薬」
事業仕分け:漢方薬「保険適用外」方針 反対署名活動広がる--名張 /三重
内科なら東京 渋谷ヒラハタクリニック

ギネ、また観ちゃいました

 いやぁ、観たのまだ2回目なんですが、今回も重かった・・・。
でも非常によくできたドラマだと思います。
また、こんなに「死」を身近に描いた番組も少ないような気がします。
 最近よく思うんですけど、世の中には本当にたくさんの人たちがいるわけですが、全員お母さんがおなかを痛めて産んでるんですよね。
妊娠・出産ってものすごく大変ですから、それぞれドラマがあるわけです。
つまり、出産だけでも人数分ドラマがあると。
で、かつ、全員もれなくいつかは死ぬわけで、そこでもドラマがある。
それってすごいことですよね・・・。
まぁ、なに当たり前のこと言ってんだって感じかもしれませんが・・・。
 「ギネ」に出てきたお母さんたちが、文字通り命をかけて子どもを産もうとする姿を見て、「何のために生きるのか」という、根源的な命題を改めて突き付けられたような気がします。
少なくとも、死ぬ間際に地位とか財産とか関係ないですよね。
人生に満足して死ねるかどうかだと思います。
どうすれば満足できるのか。
そこに人生の本質が隠れているように思います。
 さて、今回も産科医療崩壊について何回か番組の中で取り上げられていました。
医療訴訟を起こされれば、たとえ裁判に勝っても病院の評判は下がる。
だからリスクの高い産科を縮小する。
縮小すれば近隣の産院もいざというときの受け皿がないため、リスクが怖くてお産をやめる。
で、その地域でお産をするのが難しくなる、という。
まぁ、当然の帰結だなぁと思います。
だからこそ、訴訟以外の解決方法を用意しなくてはいけないわけで、今もその方向でいろいろな動きがあるわけですが・・・。
日本の医療、これからどうなるんですかね。
近いうちに「漢方がピンチ」という話も書こうと思います。

米国の歴史に新たな1ページ

米国の大統領選挙、オバマさんが勝ちましたね。
黒人と白人のハーフということですが、すごいことですね。
インドネシア育ちということですし、バランスの取れた政策を期待したいところです。
まぁ、所詮僕は医者なので、詳しいことは分かりませんが・・・。
心配なのは、ケネディの二の舞にならないでほしいということですね・・・。
卑劣な暴力に世界の夢を壊されてはならないと思います。

株が大変みたいですね

なんだか株価が下落して大変みたいですね。
うちの患者さんでも、結構損してしまった方がいらっしゃるようで、大変そうです。
僕自身は株をやっていないので短期的な財政上はあまり問題はないのですが、患者さんの血圧のコントロールなどが難しくなったりするので、はやく景気がよくなって欲しいなぁと思います。

女性が開く未来

今日、NHKでリベリアのドキュメンタリー番組を見ました。
サーリーフ大統領という女性が中心になって、閣僚のとても力強い女性たちが、内戦に明け暮れたあのリベリアを復興させようと奮闘していました。
ドキュメンタリーのサイト
本当に崇高な姿で、感銘を受けました。
この戦乱にまみれた世界の未来は、女性が変えていってくれるのかもしれません。
男性は謙虚に、女性を尊敬する。
女性は賢く、強く。
21世紀のキーワードと思います。
日本にも、サーリーフ大統領のように「鉄の女」と言われるような女性の大政治家が欲しいですね。
利権にまみれていたり、偏狭な考えに執着するだけの「政治屋」にはもうウンザリ。

参院選候補者の「環境通知簿」

もうすぐ参議院選挙ですね。
日経エコロミー、産経新聞、朝日新聞などで報道されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、エコロ・ジャパンというNGOが各候補者、各政党の環境問題への取り組みを評価した「通知簿」をWEB上で公開しています。
イメージだけの抽象的な美辞麗句は評価の対象とせず、実際の実績(国会での環境関連質問の回数など)に重きをおいて評価したランキングです。
日本の選挙って、ネットでの活動がとても制限されていて、非常に候補者が選びにくいと思うんですよ。
本当なら、候補者同士の討論なんかをネット上で公開して、いつでも閲覧できるようにするとか、候補者のサイトもガンガン更新してもらうとか、いろいろ出来ることがあるはずなんですけど、できない。
だから、選びにくい。
結果、ただの人気投票になったり、イメージだけで選んだりということになるという。
だから、こういう取り組みって、本当に貴重だと思います。
ぜひこれからも頑張っていただきたいし、他にもこういう取り組みをしてくれる団体があるといいですよね。
さて、中身の方。
参院選候補者全体の総評で「現実的にも票になるテーマではないという判断から、あるいは基本的には政党の政策方針にすべて従うからという理由で、環境政策を大々的に取り上げないのではないか。」というコメントがついている通り、環境問題は実際にはあまり票に直結しないため、候補者は通り一遍な取り組みしかしないことが多いようです。
環境問題は人類の未来にとってすでに喫緊の課題なのに・・・。
エコロ・ジャパン
参議院選 2007 候補者の「環境通知簿」

国会議員が101人参拝……

101人のうち、何人が議員になる前から靖国に参拝しているんでしょうね。
もししていなかったのなら、票目的の行為と言われても仕方ないでしょう。
国会議員が集団で特定の宗教法人に参拝し、マスコミに「アピール」する。
これって政教一致そのものだと思いますが、違うんでしょうか。
だって国家権力を持った人が、特定の宗教法人を宣伝してるわけですから。
しかし彼らは、必ず「集団」なんですよね。
本当に信念のために行くなら、一人で行けばいい。
それをわざわざ会を作って行くとなれば、やはり広く「アピール」したいからでしょう。
しかし、一番悪いのは、それをよしとしている国民だと思います。
議員は票になるからそういう行為をするわけです。
票が減るなら絶対にそんなことはしません。
議員とはそういう生き物です。
僕は、憲法を軽視し、集団で靖国に参拝するような議員には、絶対に票を入れません。
また、そういう人が増えてくれることを信じています。
こうしてブログで書くのも、そのためです。