内科日誌 2010.03.10 今日は空いてました
昨日(日付的には今日)あんなことを書いたせいか(?)、今日の午前外来はめちゃくちゃ空いてました。
予約もまばらで検査もなく、おかげでたまっていた仕事がずいぶん片付いてしまいました。
たまにはこんな日もあると体は楽なんですが、それはそれで心配だったり。(笑)
ないものねだりはいけませんね。
とりあえず、明日以降に備えて、今日はしっかり体力を回復させておくことにします。(^-^)
昨日(日付的には今日)あんなことを書いたせいか(?)、今日の午前外来はめちゃくちゃ空いてました。
予約もまばらで検査もなく、おかげでたまっていた仕事がずいぶん片付いてしまいました。
たまにはこんな日もあると体は楽なんですが、それはそれで心配だったり。(笑)
ないものねだりはいけませんね。
とりあえず、明日以降に備えて、今日はしっかり体力を回復させておくことにします。(^-^)
ちょっと前、ある企業に僕の所見入力システムを見せて、開業医向けに安い入力システムを作らないかと持ちかけたところ、どうもいらない様子だったんですよね。
すこしお金をかけて売り物の形にしてくれたらと思っていたんですが、仕方がありません。
おりしも、つい先日連絡があり、僕のいた大学病院がついに電子カルテに移行するとのことで、僕が作った所見入力システムを、きちんとした形にブラッシュアップしなくてはいけなくなりました。
これも何かの巡り合わせ。
本格的にメンテナンス部分のユーザーインターフェース(UI)をプログラムすることにしました。
実は、お世話になった先輩方やかわいい後輩たちが使えるシステムを作りたいというのが根底にありまして。
将来的には、ある程度リテラシーのある人にはインストールができる、内視鏡、超音波検査の所見入力システムに仕立て上げ、フリーソフトとして配布できれば、と考えています。
どんどん開業医の診療報酬が減り、我々開業医にとってはつらい時代ですが、少しでも開業医の底力ってやつを示せれば、そんな気持ちです。
詳しい統計の数字は知らないんですが、医師の平均寿命は日本国民全体より10歳くらい短いそうです。
そうすると、僕の寿命もあと30年ちょっとかもしれないということに・・・。
まぁ、結構無理してますからね・・・。
つい最近、知っている先生(渋谷区の開業医)が50代前半で亡くなられましたし・・・。
やりたいことは早めにやっておかないと死んでも死に切れないので、早めにどうにかしたいと思います。
死ぬまでにやっておきたいことを優先順位付きでリストアップしておかないとですね。
いや、その前に無理しないで済む体制を数年以内に作るべく努力すべきか・・・。(笑)
4月からの診療報酬が改定されました。
「プラス改定」という部分がマスコミ等で非常に強調されていますが、報酬が増えた部門がある一方で、開業医にとってはかなり厳しい改定になりました。
耳鼻科や精神科の開業医の先生方は特に苦しい改定となったようですが、消化器内視鏡も非常に評価が下がっていてげんなりしました。
ポリープ切除の報酬が13%も削られており、本当にびっくり。
以前から書いてきましたが、日本の消化器内視鏡のレベルはダントツで世界一。
なのにアメリカなどよりはるかに安い料金で検査が行われているわけですが、特に高度な技術を要するポリープ切除がこの評価・・・。
患者さんの負担が軽くなるのはいいことですが、これでは「リスクがあって効率が悪いから」という理由でポリープ切除をしない施設がたくさん出てきてしまいそうです。
ポリープがあったら大きい病院に行ってね、ということになり、患者さんの負担はかえって増えるかも・・・?
まぁ、当院はがんばってポリープ切除を続けますが、日本の医療って、これで本当に良いのか?
って思いますね・・・。
バリウム検査と胃カメラがどう違うのか、ご紹介します。
○ 診断精度 バリウム検査は白黒の写真での診断となるため、どうしても診断の精度に限界があります。 内視鏡なら、カラー画像ですから、胃炎やごく早期のがんなどを、より確実に診断ができます。 さらに、内視鏡ならその場で細胞を取って病理検査に提出するなど、迅速な精密検査が可能です。
○ 食道の病気 食道の病気は、基本的にバリウム検査では評価が難しいことがほとんどですが、胃カメラであれば、早期食道がんなどを内視鏡で治療できる段階で検出できます。
○ スピード バリウム検査では、撮影後、読影という作業をしなければならず、どうしても診断までタイムラグがありました。 内視鏡では、その場で診断をお伝えすることができます。
○ 画像が見られる ご希望の方は、内視鏡画像を見ながら検査を受けられます。 なかなかご自分の胃の中を見る機会は無いため、受診者の方々からは大変ご好評をいただいております。 また、ご希望の方には胃の中の写真を印刷してお渡ししております。もちろん写真は無料です。
○ 下剤の有無 バリウム検査では、検査後にバリウムが出るまで下剤を飲んでいただかなくてはなりませんが、内視鏡では下剤を飲む必要はありません。
○当院で使用している内視鏡
当院ではフジフィルム社製のEG-530NWという最新の胃カメラを使用しております。
同機種は2010年1月現在、経鼻内視鏡としては世界一の画質を誇っており、FICE(分光画像処理機能)システムと合わせて、より正確な診断が可能となっております。
まぁ、一番分かりやすいのは、「消化器内科医はバリウムではなく胃カメラを受ける」ということでしょうね。
僕も3回カメラを飲みましたが、バリウム検査は受けたことがありません。
学会の偉い先生も、バリウムではなく、胃カメラでの検診をもっと推進していくべきだと声高に言っていたりします。
それでもバリウム検査がなくならないのは・・・
お寿司が好きな方、きっとたくさんいますよね。
僕も大好きです。
が、消化器内科医は、寿司を食べに行く時ちょっと覚悟しています。
なにを覚悟しているかというと、寄生虫。
サバやイカによくいる奴で、アニサキスといいます。
幸運なことに僕はまだ体験したことはありませんが、これが激痛。
食べた数時間後に発症します。
つい最近も当院にそういう患者さんが来られました。
これがその時の胃カメラの写真。
鼻からの内視鏡ですが、そこは世界一のカメラ。
えらくクリアな写真が撮れました。
(ありがとうフジノン!)
白く渦巻いているのがアニサキスです。(クリックで拡大します。)
で、このあと鉗子(細いマジックハンドみたいなやつ)でこいつを捕まえて検査終了。
看護婦さんが帰っちゃった後の緊急検査だったので、1人で頑張って退治しました。
内視鏡が終わった途端、患者さんは痛み消失。
とっても感謝されました。
みなさんも、お寿司(特にサバ、イカ)を食べて数時間後にお腹が痛くなったら、内視鏡がある施設に行くようにしてくださいね。
ちなみに・・・
胃がんの発生元(発生母地)として最も多いのは慢性胃炎(特にピロリ菌に感染して引き起こされた萎縮性胃炎)ですが、他にも胃腺腫(胃アデノーマともいいます)からガンに変わる場合、何もないところから突然ガンが出てくる場合などがあります。
このうち、胃腺腫(アデノーマ)はほとんどの場合、内視鏡(胃カメラ)で切除することが可能です。
ガンになってしまってからでは内視鏡(胃カメラ)では切除できず、手術になってしまうケースも出てくることから、見つけたらできるだけ早く内視鏡で切除してもらうようにお話しています。
(当院の患者さんではありませんが、胃腺腫を1年放っておいたところ、ガンになってしまった方もいらっしゃいました。)
ちなみに、胃腺腫の症状は・・・
20代後半あたりから、内視鏡(胃カメラ)で胃の粘膜が薄くなっている所見が見られるようになります。
これは萎縮性胃炎と呼ばれているもので、慢性胃炎の一つです。
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)が感染していると、さらに萎縮の所見が強くなり、胃がんのリスクがぐっと上がります。
そのため、萎縮性胃炎があった場合は、(年齢性の変化の可能性もありますが)念のためヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の血液検査を受けていただくことをお勧めしています。
(見た目でピロリ菌がいなさそうな場合は、あまり強くはお勧めしていません。)
その他にも、慢性胃炎には表層性胃炎(胃の粘膜に線状の発赤ができるタイプの胃炎。ストレスでなる人が多く、痛みを感じる人が多いように思います。)や、イボのように粘膜の一部が膨らむ胃炎(タコいぼびらん)、粘膜の一部が削げたようになるびらん性胃炎などがあります。
さらに、昨今テレビで紹介されることも多くなった「機能性胃腸症」のうち、「胃もたれ」などを主症状とするものも、便宜上「慢性胃炎」として分類されています。
(「機能性胃腸症」が新しい概念のため、保険病名として認められていないことも一つの原因かと思います。)
いずれもありふれた病気ですが、人によっては強い症状が出ることもあり、何か症状があれば内視鏡(胃カメラ)をお受けいただいた方がいいかと思います。
(ただの胃炎の症状だろうと思っていたらガンだった、なんてこともあります。)
なお、当院では、世界一(2010年1月時点)の内視鏡(フジノンの最新機種)を導入しました。
胸やけ、苦いものやすっぱいものが上がってくる感じ、のどの違和感、痰を伴わない慢性的な咳、げっぷなどで悩まされていませんか?
もしかしたらそれは「逆流性食道炎」という病気の症状かもしれません。
この病気は胃酸が食道に上がってきてさまざまな症状を起こすもので、人によって症状は一つのことも、複数の症状が起こる場合もあります。
内視鏡(胃カメラ)で食道の炎症がわかる場合もありますが、内視鏡での見た目は正常なのに症状がしっかりある場合もあります。
逆に、内視鏡では炎症の所見があるのに症状がない場合もあります。
したがって、治療は内視鏡所見と症状のうち、重い方に合わせて行うことになります。
治療としては・・・
ピロリ菌をやっつける薬もようやく半分終わりました。
一時ちょっと上腹部に違和感を感じることもありましたが、今のところ下痢をすることもなく、普通に食事もできており、調子は悪くありません。
このまま完走できるといいですねぇ・・・。
胃がんの予防法として、ヘリコバクター・ピロリをやっつける(除菌)が非常に有効だということが分かっています。
何年か前まではエビデンスがしっかりしていなかったので僕も除菌していなかったのですが、現在はしっかりしたエビデンスがあり、僕もそろそろ除菌しなければと思っていました。
ただ、除菌の薬には2種類の抗生剤が含まれており、下痢をすることが多いんですよね。
有益な腸内細菌も一緒に殺されてしまうことが一つの原因だと思われますが、忙しい診療中に下痢でつらい思いをしたくないので、タイミングを計っていたんですよね。
当初はお盆休みを狙っていたんですが、うっかりしていてスルー。
今度こそ、ということで正月休みの現在、除菌をしています。
除菌は1日2回の内服を一週間。計14回の内服で終了です。
現在4回飲み終わったところですが、今のところ下痢はしていません。
たまに胃のあたりが気持ち悪い感じがしてやや不快ですが・・・。
除菌の肝は、当たり前ですが「いかにしっかり薬が飲めるか」です。
1回目の除菌の成功率は80-90%と言われていますが、失敗すると、2回目の除菌の成功率はわずかに30-40%。
少しでも成功率を上げるための工夫として・・・
さきほど午前2時くらいにようやく夕食が終わりまして、一息ついてこれから寝るところです。
今日は何とか時間通りに昼食をとれましたが、昨日も火曜日も朝から夜9時くらいまで、飲まず食わずで1秒も休まずに診療してました。
昼食は夜9時。
それでもなかなか患者さんの待ち時間が減らせず、ご迷惑をおかけしてしまいました。
月火木金は終電まで健診結果のチェックその他の業務をしているのですが、問題なのは、それでも仕事が終わらないこと。
冬場だから特に忙しいということもあるんですが、さすがにこれをあと何年も続けるのは無理があるので、対策を立てることにしました。
まず第一弾として、火曜の夜に来ていただいている吉田先生に、金曜午前も来ていただくことにします。
1月、2月は僕と吉田先生の併診という形にしますが、3月から金曜午前の外来は吉田先生のみとし、僕は検査と健診業務をさせていただこうと思います。
もちろん、午後からは通常の外来を行います。
今後も、少しずつマンパワーを増やして患者さんの待ち時間を減らしつつ、僕の業務も少し減らせるようにしていければと考えています。
倒れてしまっては患者さんたちに対する責任が果たせなくなってしまうので・・・。
3月から金曜午前の僕の外来が無くなることになるので、皆さまには大変ご迷惑をおかけすることになってしまいますが、何卒ご了承ください。
今日は土曜日なので12:30までの受付でしたが、3件の胃カメラと1件の大腸カメラがありました。
今日の大腸カメラもなんとか楽に受けていただけたので、よかったよかった。
最近、海外にお住まいの日本人の方からの健診・ドックに関する問い合わせが多くなってきたように思います。
「~日に帰国するので、~日から~日で受診できないか?」など。
できるかぎり、ご希望に添える形で対応させていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。
先日、ご高齢の男性の大腸カメラ検査を行ったときのこと。
ご本人は全くの無症状だったのですが、大腸の奥に行ってみるとガンで腸が塞がる直前の状態でした。
その他にも、大小のポリープがたくさん・・・。
今後手術に向けて入院ということになると思いますが、「あと何年か早くやっておけば・・・」と、いたたまれない気持ちになりました。
やはり、大腸カメラはある程度の年齢になったら、是非一度は受けていただきたい検査の一つですね。
事業仕分けで、漢方を保険の対象が除外しようという流れになったそうです。
薬局で売っている薬は医者が出す必要はない、とのこと。
本当にふざけるな、という思いです。
ここのところ腹が煮えくりかえって仕方がありません。
たとえば大建中湯などは術後の腸閉塞などに有効であることがさまざまな論文で証明されており、医療費の抑制にも非常に役立っています。
私が大学病院にいた時、漢方が専門でない上司からも使うよう指導され、医局員は皆、かなりの患者さんに使っていました。
使うのが当たり前だった薬も、保険の対象外になれば処方することができません。
入院中など、状態の悪い時はできるだけのことをしたいところですが、本当は安い薬を使えば助かるのに、使えなくて状態が悪くなってしまうことも多くなるでしょう。
状態が悪くなれば手術でどうにかしなければいけませんが、状態が悪いからこそ、手術は命がけになります。
インフルエンザのときはよく麻黄湯が使われます。
インフルエンザに対する有効性はタミフルと同程度と多くの論文で報告されている薬で、タミフルが使えない小児にもよく使われています。
適切な患者に処方すれば、早ければ内服して3時間後に熱が下がり始めるという、魔法のような薬で、当院でも非常に好評をいただいています。
しかも、タミフルやリレンザより、圧倒的に薬価が安い。
しかし、そんな薬も誰にでも出せるわけではなく、年齢や全身状態、脈、汗の状態などを総合して判断しないといけません。
不適切な患者に処方すれば、治らない上にかえって副作用が強く出てしまう可能性もあります。
薬剤師は診察をすることができませんから、そういった難しい判断ができるはずがありません。
インフルエンザの迅速検査で陰性だったとき、とりあえずインフルエンザでもそうでなくても効果がしっかり出る麻黄湯で様子を見る、といったこともよく行われていますが、それができなくなれば、手遅れになってウイルス性肺炎などで死ぬ人も出てくるかもしれません。
特に心配なのは、命に関わる可能性の高い小児です。
財務省には子どもを殺す特権があるのでしょうか。
財務省の人は、自分の子どもが死んでも仕方ないとあきらめられるのでしょうか。
もう一つ心配なのは、保険から除外されることで、漢方を学ぶ医師がいなくなることです。
保険適応だからこそ、医師は自分の守備範囲と思って勉強を始めるのです。
かくいう私もそうでした。
保険から除外されれば、若い医師はまず勉強をしなくなるでしょう。
日本の医療費抑制と国民のQOLの改善に役立ってきた漢方の伝統は潰えてしまいます。
今、小さな成果のために、たくさんの人の命が危険にさらされています。
現在、日本東洋医学会などが中心になって反対署名を集めていますが、予断を許さない状況です。
署名は12月7日まで。
当院でも署名を集めていますし、こちらのサイトで漢方保険はずし反対の電子署名も可能です。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
☆☆関連参考サイト☆☆
社団法人日本東洋医学会
【ゆうゆうLife】漢方薬が保険から外れる!? 医師ら「治療に困る」「最先端の薬」
事業仕分け:漢方薬「保険適用外」方針 反対署名活動広がる--名張 /三重
いやぁ、観たのまだ2回目なんですが、今回も重かった・・・。
でも非常によくできたドラマだと思います。
また、こんなに「死」を身近に描いた番組も少ないような気がします。
最近よく思うんですけど、世の中には本当にたくさんの人たちがいるわけですが、全員お母さんがおなかを痛めて産んでるんですよね。
妊娠・出産ってものすごく大変ですから、それぞれドラマがあるわけです。
つまり、出産だけでも人数分ドラマがあると。
で、かつ、全員もれなくいつかは死ぬわけで、そこでもドラマがある。
それってすごいことですよね・・・。
まぁ、なに当たり前のこと言ってんだって感じかもしれませんが・・・。
「ギネ」に出てきたお母さんたちが、文字通り命をかけて子どもを産もうとする姿を見て、「何のために生きるのか」という、根源的な命題を改めて突き付けられたような気がします。
少なくとも、死ぬ間際に地位とか財産とか関係ないですよね。
人生に満足して死ねるかどうかだと思います。
どうすれば満足できるのか。
そこに人生の本質が隠れているように思います。
さて、今回も産科医療崩壊について何回か番組の中で取り上げられていました。
医療訴訟を起こされれば、たとえ裁判に勝っても病院の評判は下がる。
だからリスクの高い産科を縮小する。
縮小すれば近隣の産院もいざというときの受け皿がないため、リスクが怖くてお産をやめる。
で、その地域でお産をするのが難しくなる、という。
まぁ、当然の帰結だなぁと思います。
だからこそ、訴訟以外の解決方法を用意しなくてはいけないわけで、今もその方向でいろいろな動きがあるわけですが・・・。
日本の医療、これからどうなるんですかね。
近いうちに「漢方がピンチ」という話も書こうと思います。
いやぁ、渋谷駅にでっかいポスターが貼ってあって、気にはなっていたんですが、まだ見てなかったんですよね、「ギネ」。
日テレのドラマなんですが、この前思い立って録画しておいたのでした。
で、のっけから重い重い。
でも、こういう番組を作ってくれると助かりますね。
今の医者は基本的に、ものすごく訴訟におびえながら医療サービスを提供しています。
一般の人にもその現状をわかっていただく機会ができるというのは、すごくいいことだと思います。
もちろん、医療サービスを提供する側の意識の改革も必要だとも思います。
ドラマの中にも、そういったメッセージが含まれているように感じました。
ところで、ドラマの中で、アメリカの医者は年収3000万円クラスの医者だと1000万保険に支払っているとか、開業医は年間に数千万保険に支払ってるとか言っていましたが、正直そこまでとは知りませんでした。
僕も医師会の保険には入っていますが、さすがにそこまで高くはありません。
というか、僕の給料をすべて差し出してもアメリカでは保険に入れないようです。
アメリカ、すごいですね・・・。
だからこそ、アメリカの医療費は高いんでしょうけどね。
ちなみに、アメリカで胃カメラを受けると8万円くらいするそうです。
日本では3割負担の場合で5千円くらい。
大腸カメラの場合、アメリカが10万円。日本は7千円。
で、検査の精度や安全性が高いのは日本です。
(検査費用は使う薬や血液検査の項目などによって変わりますので、参考値と思ってください。)
僕も片言ながらも英語がしゃべれるようになってきたので、収入のことだけ考えたら外国に行ってのんびり内視鏡だけしていた方がいいのかもしれません。
まぁ、もちろん患者さんに対する責任もあるし、日本が好きなのでもうろくするまでは日本で頑張ろうと思っていますので安心していただいて大丈夫ですけどね。(^-^;
ただ、アメリカの医師に比べて収入が少ないのに(賠償)責任だけはアメリカ並みに問われる、なんてなったら厳しいですね。
今日は順天堂大学の講堂で産業医の研修会があり、参加してきました。
普段接することができない、他分野の先生の話を聞くと、やはり発見があって面白いですね。
今日は雷の話が一番おもしろかったです。
金属を身につけていてもいなくても、ゴムの長靴やカッパなどの絶縁体を身につけていてもいなくても、結局落雷する確率は変わらないとか。
ゴルフの最中にクラブを持って逃げるならアイアンにするといいとか。(そっちに電気が逃げてくれるらしいです。ただし、高く掲げたりしたら落雷の可能性が上がるので絶対ダメ。)
しかし、なんだかんだいって一番記憶に残っているのは、ベテランの先生が、「これからは産業医も訴えられる時代になると思う。片手間でやっていて問題が起きたら訴訟で負けてしまうかもしれない。もうそろそろ産業医はやめようかと考えてしまう」といった趣旨のことをおっしゃっていたこと。
日本もだんだん訴訟社会になってきました。
診療報酬の低さや不景気もあって、医療サービスの提供が難しい時代になっています。
妊婦のたらいまわしで産婦人科領域の医療崩壊が表ざたになっていますが、そう遠くない未来に他領域の医療もまともに受けられない時代が来るのかもしれません。
産業医も、実際に訴訟されるケースが起きれば、産業医を辞退する先生が次々に出てくるかもしれません。
従来の医療サービスが完ぺきだというつもりは全くなく、ある程度正すべきは正さなければいけないとも思います(未だに患者さんに暴言を吐く医者がいることに驚かされます)が、行き過ぎも社会の不利益につながります。
将来、うちの息子に「医師」という職業を勧められるかどうか、正直自信がありません。
僕は好きでやっているからいいですが、それほど好きでもないという人はやってはいけない仕事だと思っています。
今日、米国人の患者さんが母国の先生からもらった紙を持ってこられました。
そこに書かれていたのが、「Lytes」。
どうも血液検査の項目らしいのですが、聞いたことがありません。
英辞郎にも載っていません。
で、ググったりして分かったのが、どうも「Lytes」は「Electrolytes」の略らしいということ。
「Electrolytes」だけだと、日本語訳は「電気分解」になってしまいますが、「blood electrolytes」だと、「血中電解質」。
ということで、無事、「Lytes」は「血中電解質」だということが分かったのでした。
知らないことってたくさんありますね。
なんだかインフルエンザの患者さんがあまり来なくなってたんで、「ピークは超えてたりするのかしら?」とか思っていたら、今日あたりからまた何人かインフルエンザの方が来られています。
ビックリしたのは、36.7度で、比較的元気そうな方が検査でインフルエンザのA型だったこと。
他院でも36.5度でインフルエンザだった方がいたそうです。
こういうこと書くとパニックになりそうなので本当は嫌なんですが、「高熱が出なければインフルエンザではない」と思っている方が多そうなんで・・・。
調子が悪い感じが長引いたら一応インフルエンザの検査を受けておくことも必要なんじゃないか、という意味で報告しておきたいと思います。
ようやく、レントゲン装置の入れ替え工事が終わりました。
おかげでレントゲン室は広々。
楽に検査ができそうです。
内視鏡も、やわらかい快適なベッドで受けられるようになりました。
明日も朝一番から胃カメラがあるので、早速利用したいと思います。
実は今、クリニックの中のレイアウトをちょっといじってます。
ほとんど使っていなかったカウンセリングルームを美容の部屋にし、美容で使っていた部屋を心電図室にしました。
さらに、バリウム検査をしなくなったのでレントゲン装置を小型のものに換え、内視鏡用のベッドを入れることに。
実は今、そのレントゲン装置の入れ替え工事の真っ最中です。
大分作業が進み、もう少しで工事自体は終わりそうですが、まだ線量測定などで、2日かかるそうです。
なかなか装置を入れ替えるのも大変。
でも、これで内視鏡検査がやりやすくなります。
写真はもう少ししたら載せたいと思います。
少しずつ新型インフルエンザワクチンの確定情報が流れてくるようになりました。
ひとまず10月19日から接種開始とのことです。
料金はどの病院でも一律1回目:3600円、2回目2550円、合計6150円とのこと。
(2回目の料金は、1回目と同じ医療機関で受けたときの料金。)
今のところ、全員2回接種ということになっているようですが、これは変わるかもしれないとのこと。
(一部は1回でいいということになるかも、だそうです。)
19日からということにはなっていますが、今のところ、医師会から具体的にいつから接種ができるかという話は来ていません。
厚生労働省のサイトを見ると、10月から打てるのは医療従事者ということになっていますが、私のところには一切通知が来ていないところをみると、おそらく感染症専門病院が優先されているものと思われます。
厚生労働省の新型インフルエンザワクチンQ&A
サイトをみると、残念ながら一般の方にワクチンが回るのは大分後になりそうな感じです。
当院も、新型インフルエンザワクチンの接種をする医療機関として登録をしましたが、具体的にどういう動きになるかなど、詳細はまだ良く分からないため、情報を待っているところです。
また詳しいことが分かり次第、ブログ等でお伝えします。
最近、患者さんに新型インフルエンザのワクチンはいつ来るのかと聞かれることが多くなりました。
正直、僕にもわかりません。
自分の分さえ、いつ来るのか分からないという状況なんですよね。
なんでも今、臨床試験をしているところだそうです。
10月下旬に出回り始める、ということですが、どうもその前に流行のピークが来ちゃうんじゃないかという話もあり、微妙な感じですね。
ワクチンを打っても、効いてくるまで2週間かかっちゃったりするわけで、もうさっさと弱毒ウイルスのうちにかかってしまった方が気が楽だ、なんて冗談(半分本気?)を言う患者さんもいらっしゃいます。
なお、通常の季節型インフルエンザのワクチンも例年より少ない数しか出回らないそうです。
生産ラインを新型の方に取られてしまっているから仕方がありません。
例年の8割くらい?の数だそうです。
毎週、使う分だけしか発注できなくなるそうですし、コントロールが難しくなりそうですね・・・。
今年はワクチンを打つ人が増えそうですし。
ワクチンのバイアルって、通常2人用を使うのですが、中身は余裕を見て2.5人分入っています。
だもんで、2バイアル使って5人に打て、なんてお達しも出ているようで。
5人でできるだけ来い、と言うわけにもいきませんし、やはり予約制にするしかないかも?
ご利用いただく方にはご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
かなりマスコミでインフルエンザが騒がれていることもあり、少し風邪気味だとまずはインフルエンザの検査を受けさせる、という会社が多くなりました。
ただ、うちのクリニックに来ていただいている方は比較的軽症の方が多く、インフルエンザ検査で陽性が出る方はずいぶん少ない印象です。
1人もインフルエンザ陽性がでない日も多いので、「ホントに流行っているのかな?」という気さえしていました。
で、実は昨日、渋谷区医師会の夜間診療所で夜間診療をしてきたのですが、してみてびっくり。
来られた4人のうち、なんと3人がインフルエンザ。
そのうち2人が小学生。
やはり学校で感染が流行しているようです。
社会人に広がるのはもう少し先、ということなんでしょうね。(-_-;;
ここのところ、当院受付のミスで何人かの方に大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
サービス改善、ミス防止のためにいくつか対策を立てていたところだったのですが、なかなかうまく機能していなかったようです。
本日、再度ミスの防止策を現場の人間に考えてもらい、徹底してもらいました。
今後ミスは減るものと期待していますが、お気づきの点等ございましたら、遠慮なくおっしゃっていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
大腸カメラ検査の更新が遅れて大変申し訳ありません。
いよいよ検査のお話。
予定通り、僕の大腸カメラ挿入法の師匠である佐藤先生にお願いしました。
大腸カメラの一番の難所は、間違いなくS状結腸。
ここさえすんなり入ってしまえば、あとはそれほど苦労せずに奥まで行けることがほとんどです。
さすが佐藤先生、S状結腸は引き延ばさず、ほとんど無痛で通過しました。
ところが次の脾曲という部分でかなり強い痛みが。
ここはどうしても屈曲が強く、押さないと挿入できない部分。
ただ、通常は痛みがあってもそれほど強くなくてすむのですが、僕の場合は違いました。
で、結局痛み止めを入れてもらって続きを受けたわけですが、まぁ、やはり受けてみないと分からないことは多いですね。
細かい違和感の感触とか、いろいろ。
大体予想通りでしたが、とても勉強になりました。
時間があったので、当院の待合に設置しているディスプレイの内容を更新しました。
2ヶ月くらい、更新サボってたんですよね。
ちょっとずつですが、また更新していきたいと思います。
インフルエンザ検査で陰性だった場合、漢方を使わない先生のところですと、ひとまず熱も高いし抗生物質と解熱剤でお茶を濁す、ということになりがちですが、実はインフルエンザ様の症状には漢方が良く効きます。
(抗生剤はウイルスには効かないため、インフルエンザやその他の風邪ウイルスによる症状には全く効きません。)
漢方では、西洋医学のように「インフルエンザだからタミフル」というような使い方はしません。
病気の種類ではなく、症状や所見にあわせていくつかの薬の中からチョイスするという形になります。
熱が出た、調子が悪いなどの症状でインフルエンザの検査希望で来院される方が増えてきました。
気になる方は受付時にお申し出ください。
問診票で判断し、必要があれば先に検査をさせていただきます。
インフルエンザの検査は10~15分程度で結果が出ます。
待ち時間を少しでも減らすため、ご協力お願いいたします。
今日は医師会の当番で休日診療です。
ちょこちょこと新型インフルエンザ疑いの患者さんが来られますが、今のところ検査で陽性が出ることはないですね・・・。
そういえば昨日もインフルエンザ陽性の人はいませんでした。
胃腸炎の方はずいぶん多かったんですけどね・・・。
11時現在、患者さんはまだ3人。
今のところ待ち時間はほぼなしです。
テレビなんかでは連日インフルエンザの話が報道されていますが、実際には急性胃腸炎の患者さんの方が圧倒的に多い印象です。
今日は何人も胃腸炎の患者さんが来られましたが、インフルエンザの患者さんは、かなりたくさん検査したにもかかわらず、一人もいらっしゃいませんでした。
病気はインフルエンザだけじゃありません。
皆さんも、お腹を冷やしたりして胃腸炎にならないよう、気をつけてくださいね。
大腸カメラの第一の難関、それは下剤。
大腸カメラでは、必ず腸の中をきれいにしてから検査を行います。
そうしないと観察が不十分になるうえ、大腸を引き込んでたたむ際の微細な操作ができなくなり、基本的に押し込む操作が中心となって、「無痛大腸カメラ」にはなりません。
で、頑張って下剤を飲みました。
30歳を過ぎたら大腸カメラを受けた方がいい、というのが僕の持論なのですが、なかなか僕自身は大腸カメラを受けられずにいました。
1年以上前から「受けたい」と言い続け、下剤等の用意もしていたんですが、なかなか忙しくて難しかったんですね。
で、開業医になって、ますます受ける機会が無くなってしまったわけですが、考えてみたら、大学病院って、お盆休みがないんですよね。
職員が交代で夏季休暇をとるんですが、病院自体は休みじゃない。
で、僕の大腸カメラ挿入法の師匠である佐藤浩一郎先生にお願いして、大腸カメラを受けさせていただくことにしました。
口臭の原因として多いのは歯周病ですが、唾液が少ないこと(ドライマウス、口腔乾燥症)も原因となります。
また、ドライマウスは虫歯、歯周病、感染症、誤嚥性肺炎、嚥下機能低下など、さまざまな加齢性の疾患の原因となるため、抗加齢医学会でも注目されているジャンルでもあります。
ドライマウスの原因としては、生活習慣病(糖尿病、高脂血症、動脈硬化)の他、食習慣や筋力低下、薬の副作用、ストレスなどがあげられます。
鶴見大学歯学部口腔病理学講座の斉藤一郎先生のお話では、92%が上記の原因によるもの、残り8%がシェーグレン症候群という疾患によるものだったとのことです。
「口臭」一つとっても、奥が深いですね・・・。
本日、日本抗加齢医学会から専門医試験に合格したとの通知が来ました。
普段から(見た目だけでなく、本来の意味での)アンチエイジングについて勉強しておりましたので、それほど勉強自体が大変だったわけではありませんが、勉強の時間を作るのが大変でした。
当院のスタッフにもいろいろと負担をかけた部分もありましたので、本当に皆に感謝したいと思います。
ともあれ、これで私も患者さんに「専門医」としてアドバイスができるようになりました。
これからも精進(勉強)して、患者さんたちに正しい知識をお伝えできるよう、がんばりたいと思います。
昨日と今日はよく寝ました。
これで今週もばっちり診療ができそうです。
がんばります。
当院は土地柄、外国人の方もちょこちょこ来られます。
打ち解けてくると、僕のほうも英語を患者さんにちょこっと教えてもらうこともしばしば。
今日は喘息の患者さん。
発作のときに使ってくださいね、という意味で、薬のただし書きとして「When you have attack.」と書いて、これであってるか、と訊いたら「大丈夫、あってる」とのことでしたが・・・
本日から吉田先生による皮膚専門外来が始まりました。
今のところ火曜日の夜だけ来ていただく形になります。
とても丁寧に診察していただいており、大変助かっています。
今日はいつもに比べて患者さんをお待たせしなくてすんだように思います。
これから火曜日の夜は、他の曜日に比べて待ち時間が少なくてすむかもしれません。
おかげさまでここのところ忙しくさせていただいております。
日によってはあまりお待たせしないで診察させていただけることもあるのですが、込み合うとどうしてもお待たせしてしまい、ご迷惑をおかけしております。
なんとか待ち時間を短縮し、さらに当院の診療レベルを高めるために、6月23日から火曜日の夜に皮膚科の専門外来を併設することにいたしました。
先日、患者さんに「家の犬がボケてしまった」と言われました。
あまりそういう事例を聞いたことがなかったので、ちょっとびっくり。
でも考えてみれば犬だって脳の機能が落ちれば認知症にもなりますよね。
飼い主のことを忘れてしまっているそうで、かみついたりしてかなり危険な状態になってしまっているとか。
十年以上かわいがってきた犬がボケてしまうというのも、本当に厳しい話ですよね。
昨日は大学病院に行って、佐藤先生(僕の大腸カメラ挿入法の師匠)の研究のお手伝いをしてきました。
やはり、開業した後もそういった研究に関係させていただけるというのはありがたいですね。
常に向上しよう、という気持ちを再確認できる感じがします。
ちなみに今回、佐藤先生は消化器内科の分野では世界一の学会で、大腸カメラの挿入法に関係する発表をされます。(今回で2回目。)
私のデータもたくさん使われていることもあり、私はいつもセカンドネーム(発表者の次に研究に貢献した人)として登録していただいています。
開業医なのにセカンドネームなんて、そうそうしてもらえることではありません。
(しかも世界一の学会で。)
本当にありがたいことです。
東京でも感染者が出たということで、新型インフルエンザが騒がれていますね。
ただ、実際のところ、当院のような通常の医療機関を受診された患者さんがA型インフルエンザ陽性でも、全員を指定病院に送るわけではなく、散発例では通常のインフルエンザと同じように治療するよう通達が出ています。
つまり、関西や海外に行った方以外が発症した場合、新型かどうかを検査せず、気づかれずに治療されるということで、正直うやむやのまま流行が終わりそうな気がします。
クリニックの無料メールマガジンの発行を開始します。
以前から、キャンペーン情報などを配信してほしいという要望が多数寄せられていたのと、休診情報、休日診療情報、そしてその時々にあわせた健康情報などを提供するためのメールマガジンになります。
メールマガジンだけの限定キャンペーン企画なども考えていますので、この機会にぜひご登録ください。
なお、氏名など、個人情報は一切必要ありません。
入力していただくのはメールアドレスのみですので、ご安心ください。
なんだか大騒ぎになっていますね、新型インフルエンザ。
東京でも、マスクが品薄状態のようです。
ちょっと感染力が強い印象がありますが、症状はあまりひどくないようなので、細心の注意を払いつつも、神経質になりすぎる必要はないのではないかな、という気がしています。
ただ、「とりあえず現時点でインフルエンザではない」と安心したい人、周りから怖がられて「検査を受けて来い」と言われる人はかなり多いようで、今日もたくさんインフルエンザの検査をしました。
幸い全員インフルエンザではありませんでしたが、とりあえず今日、インフルエンザの検査キットを50人分オーダーしておきました。
これでしばらくは大丈夫かなと思いますが・・・。
今日も大腸カメラがありました。
今日の方もS状結腸がやや長かったのですが、体位変換と腹部圧迫を使ってなんとかストレート挿入ができました。
多少痛みがあったようですが、それほど辛くなかったご様子で一安心。
今回は痛み止めや鎮静剤を一切使いませんでしたので、説明が終わった瞬間、しっかりした足取りで帰っていかれました。
昨日はアンチエイジングの勉強をしながら、床で寝てしまいました・・・。
もうちょっとで一区切り、ってところで・・・。
なんか負けた気分です。(^-^;
つい先日も大腸カメラがあったんですが、S状結腸がやや長い方でした。
畳み込もうと思ってアングルを動かしたところ、わずかなカメラの動きでかなり痛みが出てしまいました。
腸が癒着傾向にある方や憩室がある方などは、普通の人は全く違和感を感じないような操作でも、かなりの痛みが出てしまうことがあります。
今回はそのケースでしたので、少し鎮静剤を投与させていただき、ややボーっとした感じになっていただいたところで検査を再開しました。
再開してからは腸の緊張も取れ、すんなりストレート挿入。
わずかに痛みはありましたが、腸にとっては一番安全な挿入ができました。
ストレート挿入ができると、後半(脾曲部~盲腸)はあっという間に挿入できてしまうことがほとんどで、今回もそのパターンでした。
甲状腺機能低下症の症状についてちょっと詳しく書いておきます。
起こりやすい症状としては、倦怠感、易疲労感。
(左の側腹部を押すと痛かったり、左の腰の痛みや腹痛、左肩甲骨周囲の痛みがあったりしたら、膵臓も疑いたくなりますが・・・。)
そのほかには、記憶力低下、眠気、寒がり、皮膚の乾燥、便秘などなど。
やはり、なかなか分かりづらい症状なだけに、「これは甲状腺っぽいぞ」とは思わないですよね・・・。
特に高齢女性だったりすると判断が難しいかもしれません。
気になったら検査を受けてくださいね。
検査は採血、甲状腺エコー。
両方とも保険が効きます。
3割負担でそれぞれ1000円台、のはず。
先ほど夕飯が終わりまして、歯を磨いたところです。
今日(日付的には昨日)はずいぶんひどい雨でしたが、たくさんの患者さんに来ていただきました。
皆様に感謝。
今日、患者さんに当院のドックがとても安くて助かる、と言われました。
たしかに、生活習慣病健診などは通常の身体測定、採血、レントゲン、腹部超音波、さらに鼻からの胃カメラまで含めて¥26,250。
他院と比べると、かなり安い料金設定です。
安いからいい加減な検査かと言われれば、断じてそれはありません。
健診センターなどでは数をこなさなければならない(健診センターによっては、検査件数のノルマがあったりする)ため、どうしても流れ作業的な短時間の検査しかできないのが実情ですが、当院ではたっぷりと検査時間を用意。
大雑把な検査ではなく、見逃しの少ない、しっかりとした検査を提供しています。
(例:一般的な健診センターでの腹部エコー検査は6~7分程度。当院では専門の女性技師が10~20分かけてしっかり観察します。)
ではなぜ安いのかというと・・・
麻酔について、少し誤解を与えてしまう可能性があるので、念のため書いておきます。
私が当ブログで書いている「全身麻酔」とは、手術などで行うようなしっかりした全身麻酔ではなく、その導入で使われるような、軽い薬を使った鎮静、ということになります。
ただ、局所麻酔とは違い、十分量使えば意識が消失しますし、少量でもボーっとはしますから、広い意味では「全身麻酔」ということになります。
今日からGW明けですが、あいにくの雨模様ですね・・・。
電車も遅れてしまい、かなり混んでてまいりました。
まぁ、仕方がないですね。
長期間、マウスにストレスを与えると海馬の細胞が死ぬ、という研究があります。
Stress induces neuronal death in the hippocampus of castrated rats.
Neurosci Lett. 1992 Apr 13;138(1):157-60.
Mizoguchi K, Kunishita T, Chui DH, Tabira T.
また、ベトナム戦争で現地に派遣されていた期間が長いほど、帰還兵士の海馬のサイズが縮小していたということも分かっているそうです。
Why stress is bad for your brain.
Science. 1996 Aug 9;273(5276):749-50.
Sapolsky RM.
マウスの摂取カロリーを70%に制限すると、寿命が明らかに延びる、という実験があります。
その他にもさまざまな研究が行われ、カロリーを制限すると、サーチュインという有用な酵素が活性化し、老化を防止することが分かってきました。
逆に、メタボリック症候群を起こしていると、血管が老化して心筋梗塞、脳梗塞につながり、インスリンの効きも悪くなって糖尿病になり、癌の発生率も上がる、ということが分かっています。
どうも、たくさん食べてインスリンを出そうとする刺激が起こると、体は老化するようです。
また、「オートファジー」といって、ダメになった蛋白を分解して栄養に変える機能が体には備わっているのですが、栄養過多だとこの機能が鈍り、その結果異常なタンパクが蓄積し、異常をきたすのではないかと言われています。
今日は休日診療です。
早速2人患者さんが来られました。
ゴールデンウィーク中ですのであまり渋谷には病気の人はいないかもしれませんが、なにかあれば17時までにご来院ください。
たまに患者さんに聞かれるのが、「前に打ったインフルエンザワクチンは豚インフルエンザにも効くんですか」という内容。
実は豚インフルエンザが「Aソ連型」に似ているので、ちょっと効くんじゃないかという期待が一部にあったそうですが、WHOの発表によると、やっぱりダメだそうです。
ちなみに、豚インフルエンザにかかった場合、通常のインフルエンザ診断用迅速キットで検査をすると、「A型陽性」という結果が出ます。
☆☆☆2009/5/3追記☆☆☆
10日以内に海外に行かれた方で38.5度以上の発熱がある方は、病院・クリニックで診察を受けず、まずは発熱相談センターに電話をして相談するよう通達されています。
渋谷区発熱相談センター(渋谷区保健所感染症対策係)
03-3463-2416(午前9時~午後5時)
上記以外の時間帯は
東京都発熱相談センター(都内共通)
03-5320-4509
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
甲状腺の話が出ましたので、具体的にどんな検査をするのかをご説明します。
当院の健診の頚部触診で甲状腺の腫大(大きくなっていること)を指摘された場合、できればベテラン女性技師による超音波検査を受けていただきます。
そこでしっかりと観察をした後、必要に応じて血液検査を行うことになります。
血液検査では、基本的に甲状腺機能を測定することになります。
甲状腺が大きくみえるだけで、超音波で測ってみたら意外に大きさは正常だった、などという場合は、全く問題ありませんので採血はしません。
逆に橋本病などが疑われれば、甲状腺機能だけでなく、橋本病かどうかを判断する検査もすることになります。
(健診の結果、追加される検査はすべて保険適応です。)
健診をしていると、割と頻繁に甲状腺のやや大きい女性がいることに気づきます。
甲状腺は首にある臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンを作っています。
ここが大きい場合、橋本病や良性結節、悪性腫瘍などを考えて検査をしておかなくてはいけません。(健診の結果、追加される検査はすべて保険適応です。)
上記の中で、実は橋本病という病気がとても多いということが知られています。
なんと女性の10~30人に一人が橋本病だというのだから驚き。
無麻酔で検査をしていると、患者さんが苦しがるので自然に無理な操作をしなくなり、その結果腸に無理がかからない、というメリットがあります。
ただしこれは一般論。
例外はやはりあります。
それは、検査を施行する医師が痛みに鈍感になっている場合。
患者に痛みを与えることに慣れてしまうということが、残念ながら大腸カメラを施行する医師には起き得ます。
今日も大腸カメラがありました。
その方は胃カメラも本日させていただいたんですが、鼻腔が狭かったため、胃カメラの際に多少痛みが出てしまいました。(もちろん麻酔はしっかりしましたが・・・)
大腸カメラをしてみると、見事に直腸から通常とは違う走行。
明らかに腸が長い方のパターンでした。
固定も弱く、結果的にはループを作って挿入する形となってしまいましたが、それでも痛みはそれほどなかったようで、胃カメラより楽だったとおっしゃっていました。
(ちなみに大腸カメラに関しては、今回一切麻酔をしていません。)
どんな名人でも、患者さん全員にストレート挿入をすることはできません。
僕は時間をかけて、丁寧に検査をしますので、ストレート挿入率が高いのですが、それでも半分前後といったところでしょうか・・・。(最近は正確に統計を取っていないので分かりませんが・・・。)
前回、当院では「必要に応じて」全身麻酔を施行しています、と書きましたが、実はこの「必要に応じて」という部分が非常に大切だと考えています。
十分に痛くない大腸カメラの挿入方に習熟してさえいれば、多くの患者さんで麻酔など全くしなくても痛くない検査はできます。
しかし、「効率を重視して」全員に全身麻酔をかけて検査をしている施設が少なくないのも事実。
ただ、その場合、どうしても麻酔からさめるためのリカバリー時間が必要になります。
検査はもう終わっているのに、何時間かベッドに横になっていなくてはいけなくなってしまう、ということもよくあるのです。
人によっては、朝に軽い麻酔薬を使って検査を受けたら、夕方5時まで動けなかった、などということも起きます。
検査代も、麻酔をした分、高くなってしまいます。
麻酔薬そのもののリスクから考えても、やはりできるだけ「必要に応じて」使用するのが正しいあり方と考えます。
次に、上に述べた「効率を重視して」というのが曲者です。
「効率」とは、回転率です。
すなわち、より短い時間で多くの患者さんの検査をこなそうとするということ。
名人級の医師なら別ですが、通常、短い時間で検査をしようとすれば、ぐいぐいとカメラを押し込んで検査をするということになります。
全身麻酔をしていると痛みの程度が分かりづらくなるため、気づかないうちに無理な挿入をし、腸壁に過大な負荷をかけてしまう可能性があるのです。
しかし、大腸の壁はわずか3mm程度。
無理をすれば破れてしまう可能性があります。
事実、アメリカの大学病院などでは全例全身麻酔をするため、300人に1人くらいの割合で大腸カメラ挿入に伴う穿孔(大腸に穴が開くこと)が起きます。
穿孔してしまえば、たいていは緊急手術ということになります。
先日、大腸カメラを施行させていただいた方は、とても腸の長い女性でした。
「腸が長い」「女性」というのはいずれも大腸カメラが痛い検査になってしまうリスクファクターです。
前回他院で検査を受けられたときはかなり苦しかったとのことで、ご本人は全身麻酔での検査を希望されておりました。
ただ、その方はややご高齢でしたので、全身麻酔自体がリスクになります。
最悪のケースとしては、命にかかわることもありえるわけです。
そこで、心電図モニターなどをつけた上で、最小限の麻酔のみ施行。
ご本人は多少ボーっとした感じでおられましたが、完全に意識がなくなるというところまでは麻酔をせずに検査をさせていただきました。
腸が長かったのと、固定が弱かったことからストレート挿入にはできず、ループを形成して挿入することになりましたが、前回よりは大分楽に検査が受けられたようでした。
ちょっと古い論文ですが、1999年のイギリスの論文で面白い論文がありました。
慢性膵炎の患者さんは、再発急性膵炎や正常の人に比べて血中のセレン、ビタミンA、E、ベータカロチン、キサンチン、リコピンなどが足りない、というもの。
対象の数が慢性膵炎の患者さん27人、再発急性膵炎の方が11人、正常が19人と、かなり小規模な研究ですので、評価は慎重にすべきとは思いますが、なかなか興味深い内容です。
もちろん、足りないならサプリなどで補えばいいじゃないかという発想もありだと思いますが、それで予防や治療になるかと言われると、上記の研究の結果だけでは分かりません。
ただ、2006年のイギリスの論文では、抗酸化物質(セレン、ベータカロチン、Lメチオニン、ビタミンC、E)のサプリを飲ませたら、プラセボと比べて慢性膵炎の患者さんの痛みとQOL(生活の質)が明らかに改善した、という結果が出ており、試してみる価値は十分にあると言えるかと思います。
まぁ、アレルギーがない限りはあまり副作用などありませんし。
(こちらの研究も評価人数が19人と少ないのがつらいところですが・・・)
潰瘍性大腸炎という、最近増えている難病があります。
血便を伴う下痢などがあった場合、大腸カメラを施行してこの病気でないことを確認しなくてはいけません。
ところでこの病気、最近の文献によると、20才以前に虫垂炎(一般で言うところの「盲腸」)や腸間膜リンパ節炎にかかっていると、かかる確率が下がるようです。
なんでか、というところまではさっぱり分からないようですが、若いころに虫垂炎を経験された方には朗報かもしれませんね。
最近の論文によると、米国では電子カルテが全然導入されていないようです。
包括的な電子カルテシステムが導入されているのは全体の1.5%のみ。
医師、看護師の記録が電子化されているのが7.6%
オーダリングシステムが導入されているのが17%
日本では、地域の中核病院、大学病院などでは基本的にオーダリングシステムが導入されていますし、電子カルテを採用している開業医もかなり増えてきました。
米国はトップレベルの医師の年俸が(日本では望むべくもない)2~3億だったりするのに、そういうところは遅れているんですね・・・。
今更言うまでもありませんが、不況ですね。
100年に一度の不況だそうですが、なんだって僕が継いだ直後にそんなことになるのか・・・なんて愚痴はともかく、患者さんたちとお話していると、やはり皆さん厳しい状況で必死にがんばっておられるのがひしひしと伝わってきます。
ただ、どんなにつらい状況も、まずは体が丈夫でないと乗り越えられません。
こんなときだからこそ、体には気を使っていただきたい、というのが正直なところです。
当院では、ご希望があれば、検査を追加すると診察料がいくらになるのか、しなければいくらなのか、薬はいくらぐらいになるのか等、その場でシミュレーションし、予算に合った診療を提供しています。
BMLのMedical Stationという電子カルテだからこそできる技ですが、患者さんには非常に喜んでいただけているようです。
(薬代は手計算ですが・・・。この辺は自動でできるようにして欲しいです。)
他の病院で検査を受けてきた方々の結果表を見ると、あまりの項目数の多さにびっくりすることがあります。
当院では、なるべく少ない負担で最大の効果が得られるよう、検査の項目も厳選して施行するようにしています。
シミュレーションをご希望の方は、いつでもご相談ください。
大腸カメラの挿入では、前半がものすごく大事。
特に、S状結腸という部分をいかに上手に通りぬけるかというのが最大のポイントになります。
重要度の割合で言うと、S状結腸までが95%、その先が5%と言っても過言ではないと思います。
「そんなことはない。横行結腸も上行結腸も難しいぞ!」という内視鏡医がいるとすれば、その先生はS状結腸を上手く畳みきれておらず、その後の挿入を難しくしてしまっていることに気がついていないだけです。
もう一つ漢方のお話。
風邪の漢方というと、すぐに「葛根湯」が思い浮かぶ方も多いかと思います。
ただ、実は風邪に使う漢方は、代表的なものだけでも数種類あります。
インフルエンザにもよく漢方は用いられ、実際、効果はタミフルと遜色ないという論文もあります。
関節痛があり、脈が実証で、汗をかかない方には、私はよく麻黄湯という漢方薬を処方します。
最近もインフルエンザ様の症状(関節痛、38.5度の発熱)ながらインフルエンザ迅速検査キットで陰性の方がおられました。
今回は痔のお話です。
当院の患者さんで、大腸がんの手術を機にひどい痔になってしまった方がいらっしゃいました。
手術後ということもあり、大学病院の消化器外科(肛門も診ている)に通っていましたが、なかなか改善せず、毎日辛い思いをされていたようです。
当然ながら、痔の塗り薬は大量に処方していましたが、痛みが長期間続いていましたので、ためしに乙字湯という漢方薬を処方してみました。
するとどうでしょう・・・。
先ほど、小学校の健康診断(健診)から帰ってまいりました。
午後の診察を15時から開始しております。
お待たせしてしまい、大変申し訳ありません。
今日の午後は小学校健診でした。(地域貢献の一環です。)
先ほど戻ってまいりましたので、通常通り診察可能です。
ご迷惑をおかけしてしまった方々にはお詫び申し上げます。
院内に午後休診のご連絡を貼っておりましたが、やや周知不足だったかもしれません。
今後はホームページ上でもしっかり掲載していきます。
一般内科・皮膚科の外来をしていますと、かなり幅広い知識を要求されます。
勉強し続けないといい外来などできません。
今日は肝疾患、内分泌疾患、甲状腺関連を中心に5冊医学書を購入しました。
がんばって勉強しようと思います。
うちは渋谷という土地柄、英語圏の患者さんも結構来られます。
僕も片言の英語でなんとかがんばっているんですが、ありがたいのは、患者さんが英語の間違いを教えてくれることですね。
この前は診察予約のことを「reservation」と言っていたら、「それだとレストランとかの予約になっちゃうよ、診察予約ならappointmentですね。」みたいなことを言われました。
おおう、なるほどー、言われてみればそんな感じ、とかとか。
今日も大腸カメラが1件ありました。
ちょっと直腸とS状結腸の境目辺りの大腸の走行がイレギュラーだったのですが、丁寧に引き込んで大腸をコントロールしていつもの挿入パターンに持っていき、鎮痛剤を一切使わずに無痛で検査終了。
ご本人は検査後にスコープを見て、「これが入ってたんですか! 全然なんともなかった!」とおっしゃっていました。
もちろん、鎮痛剤を一切使っていませんので、ご本人にはふらつきも何もなく、颯爽(さっそう)と歩いてすぐに帰っていかれました。
いい検査が提供できてよかったです。
今日は2件大腸カメラがありました。
1人目の方は無痛ストレート挿入。
2人目の方は腸がやや長くて太い方でしたが、丁寧に大腸を畳みこんで、わずかな痛みのみで挿入できました。
もちろん、2件とも鎮痛薬・麻酔薬は使っておりません。
特に2人目の方は、「前回他院で大腸カメラを受けた際は失神しそうなほど痛く、結局全身麻酔に切り替えてもらって検査したが、今回はちょっと痛みがあった程度だったので、本当にびっくり。前回は2度と受けるものかと思ったが、これなら何回でも受けられます」と喜んでおられました。
いやぁ、まだいらっしゃいますねー、インフルエンザの患者さん。
今日(日付的には昨日?)も2人くらいこられました。
最近は皆さんB型のインフルエンザです。
油断せず、熱が出て、関節が痛かったりして、しばらく治らなかったらぜひ病院に来てください。
ちなみに、なぜ「しばらく」かと言いますと、すぐ治るようならインフルエンザっぽくないということと、インフルエンザの検査をした際、あまりに発症から時間が短いと、偽陰性(ホントはインフルエンザなのにインフルエンザではないと誤って判定してしまうこと)の確率が上がってしまうから。
感覚的には、発症から15~24時間経っても治ってなかったら来る、というくらいがいいですかね。
まぁもちろん、体がきつかったらすぐ来てしまっていただいて全然かまわないんですけど。
ビタミンにもいろいろありますが、やはり単発で摂るよりは、さまざまなビタミンを摂ることで相互作用が期待でき、効果が高くなります。
また、お肌のことを考えたときには、さまざまなミネラル、特に亜鉛がきちんと入っているかどうかも重要なポイントになってきます。
当院では、亜鉛はもちろんのこと、ミネラル、フラボノイドも配合された高品質のマルチビタミンを米国のメーカーから直輸入で仕入れております。
膵臓の痛みがある方やニキビがある方、風邪をひきやすい方などがよくマルチビタミンを買っていかれるのですが、最近よく聞くのが、「お化粧ののりがよくなった!」「肌の質がよくなった!」という声。
早い方だと1~2日程度で肌の質が変わってくるそうです。
こちらから何も言わなくてもたくさんの方におっしゃっていただけるので、ホントの話だと思います。
僕自身も毎日飲んでいて、やはり風邪は全然ひかなくなりましたし、体の調子もよくなったと感じているのですが、やはり女性はお肌に関しては敏感。
「コンビニで売っている安いものは全然効かなかったが、これは全然違う!」「お化粧品のことを考えれば、体も肌も元気になるのに1ヶ月1,980円は安い!」といった声も多数いただいています。
当院には、非常に早期の慢性膵炎~膵機能障害の患者さんが毎月数百名通院されているわけですが、やはりここのところ調子が悪い方が多いですね。
原因はやはり、送別会、お花見、歓迎会、という一連の流れ。
しばらく顔を見せてくれなかった患者さんも、急に悪くなって来られたりします。
当院で膵臓が弱いといわれている方々はもちろんですが、普段からお酒や脂ものを摂ると下痢する、左の腰が痛い、左肩甲骨の周囲が痛くなる、等々の症状がある方は、ぜひ気をつけてください。
なんだか薬局で売っているダイエット用の漢方薬がバカ売れしているそうですね。
防風通聖散という薬ですが、実はあれ、保険で処方できます。
もっと言うと、処方できる肥満向けの漢方には、さらに防己黄耆湯、大柴胡湯があり、それぞれ違うタイプの肥満に処方する薬ですので、当然、すべての方に防風通聖散が効くわけではありません。
正直申し上げて、薬局で買うより処方で出したほうがかなり安く上がります。
また、漢方ですから西洋薬より安全なことが多く、「とりあえず防風通聖散」という考え方もできなくはないですが、一応お薬ですので、より体質にあっていそうなものを、漢方の処方に慣れている医者に出してもらう方が安心だと思います。
今日は夜8時から大腸カメラがありました。
今日も鎮痛剤なしで施行。
ストレート挿入こそできませんでしたが、最低限のループのみで挿入。
ループを解除するときに違和感が強かったようですが、強い痛みなく挿入ができました。
ご本人は「思っていたよりだいぶ楽だった」と喜んでおられ、こちらもひと安心。
以前、他院で大腸カメラを受けたときはかなり痛かったらしく、今日はいい検査が提供できて良かったです。
ヒラハタクリニックでは、昼間に検査を受けられない方のため、夜でも大腸カメラを施行しています。
それも、鎮痛剤なしでも少ない痛みで施行できるからこそ。
鎮痛剤や麻酔薬を使うとふらついてしまう方が多く、検査後はしばらくやすまなくてはなりません。
薬を使わなければ、終わったらすぐ帰れます。
(なお、大腸が癒着していたり、ものすごく敏感だったりした場合には、当院でも鎮痛剤を使います。
あんまりこういうこと言うと怒られちゃうかもしれないんですが、渋谷駅前って、普通の内科とか皮膚科がほとんどないんですよね。
で、うちが一生懸命その穴を埋めているわけですが、内科ベースの皮膚科とかやっていますと、もうなんでもありになってしまうんですよね。
花粉症で来たけど、ついでに胃カメラの予約して、湿疹もついでに、あぁそういえば爪も気になるところが、なんてな具合で、ホントに何でもありです。
広い知識を持っていなきゃいけないので大変ですが、患者さんが「ここに来れば全部見てもらえるから助かります」なんておっしゃって喜ばれるので、つい頑張っていっぺんに全部診てしまっています。
まぁ、そんなわけなので、なんでも相談してみてくださいね。
全くの専門外でも、紹介状くらいはすぐに書きます。
(大きな総合病院は紹介状があるだけで初診料が何千円も安くなりますよ。)
先日ご報告したとおり、当院にベテランのエコー専門の女性検査技師さんに就職していただいたんですが、この前従業員に腹部エコーをやってもらって見学をしたんですが、やっぱり上手い!
僕よりもエコーに関してはベテランなので、当たり前といえば当たり前なのですが、さすがの一言です。
またしても感激してしまいました。
会社の健診などで乳がん健診がコースに入っている場合があるんですが、そういう方は触診の代わりに原野さんにエコーを当ててもらっています。
当たり前ですが触診よりはるかに精密。
会社で契約されている場合、値段は触診の値段のままですから、すごいサービスかも?
ヒラハタクリニックの携帯サイトなんですが、ここのところ少し更新をサボっていたら、患者さんから「情報量が少ない!」と言われてしまいました。
患者さんに「今晩、がんばって更新します!」と約束したので、一生懸命更新してみました。
多少充実した内容になっているかと思います。
実はまだPC用のサイトにも載っていない情報が載っていたりで、もしかしたら必見かも?
というか、PC用のサイトも更新しないと・・・。
今日はもう力尽きました。がくり。
というか、終電に乗り遅れるのでまた明日以降に・・・。
ついに、ベテランの超音波専門の臨床検査技師の方に常勤で来ていただくことができました。
今日入職だったんですが、やはり助かりますね。
今まで超音波検査は外来の傍ら、僕一人でしていたわけですが、どうしても外来でお待たせしてしまう時間が増えてしまうため、なかなか実施できずにいました。
しかし、これで思う存分、ちゃんと検査を受けていただくことができます。
しかも、お腹だけでなく、頚動脈も甲状腺も、乳腺も、心臓も見てもらえるという。
ちょっと感激です。
世の中は大変不景気ですが、こんな時代だからこそ、自分の身体を壊したら大変です。
腹部超音波では肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓を全部見るのに(3割負担で)たったの1700円程度。(初診料、再診料等の診察代は別。)
心臓の超音波でも2700円程度。
頚動脈や甲状腺、乳腺は1000円ちょっと。
(崩壊寸前ではありますが)日本の医療制度は本当にすごいなぁと思います。
同日に複数の超音波検査を施行することはできませんが、ぜひ身体のチェックは怠らないようにしてくださいね。
ドックや腹部超音波でお待たせすることがなくなった分、外来も少しスピーディになりました。
これからも、より質の高い医療を、より快適に利用いただけるよう努力して参りますので、よろしくお願いいたします。
なお、超音波検査で異常が見つかった場合、当院で治療できるものならば当然当院で治療いたしますが、専門外の疾患などの場合はすぐに専門施設等にご紹介いたします。
また、精密検査が必要な場合も、CTやMRIを迅速に施行できる環境を整えています。
(大学病院などで検査を受けていただくより、はるかに早く検査をお受けいただけます。)
今日は2件大腸カメラがありました。
お一人は大腸が長く、かつ太い方で、非常に検査が難しい大腸でしたが、丁寧に畳み続けて、なんとか無痛で大腸カメラを行えました。
(「なんともなかったですーっ」と感激されていました。)
もう一方もやや難しい腸。
結局ループを作ってしまいましたが、ほとんど無痛で大腸カメラができました。
やはり大腸カメラの序盤でしっかり腸を正しい方向に向け、ちゃんと畳んでおくと、たとえループができてもあまり大きな(苦痛の大きな)ループにならず、楽に検査ができますね。
楽な大腸カメラを目指すと、どうしても時間がかかってしまいます。
(したがって、医師の方としては、おうおうにして体力的には「楽」ではなくなります。
患者さんには喜んでいただけるので「精神的には」楽ですが・・・。)
だから施設によっては、薬で意識を落として、ぐいぐい押し込んで短時間で大腸カメラを終わらせ、数をこなそうとしてしまう場合もあります。
(そういう施設でしか研修をしていないと、永遠に「無痛」では大腸カメラができない医者になってしまいます。)
しかし、それが本当に「いい検査」と言えるかどうかですね。
ある意味「無痛」と言えば「無痛」なのですが、体には負担がかかっています。
僕はそういうのは個人的に嫌いなので、時間をある程度考えずに大腸カメラをしています。
渋谷の駅前には他に皮膚科があまりないため、当院にはたくさんの皮膚科の患者さんがこられます。
何故かわかりませんが、最近蕁麻疹の方がたくさんこられます。
花粉のせいもあるような気もしますが、いまいちはっきりしません。
まぁ、飲み薬(花粉症によく使う抗ヒスタミン剤)とひどいところに塗り薬、というパターンでみなさんほとんどよくなってしまうので、あまり深く悩んでいるわけではないのですが・・・。
(あまりひどければ、必要に応じて少量のステロイドの点滴などをする場合もありますが、かなり限られた場合です。)
ちなみに蕁麻疹は、原因物質が分かる確率が5%程度と言われています。
やっきになって「あれか」「これか」と犯人を捜しても、分からないことのほうが多いんですね。
で、実際にはきっかけになりやすいのが疲れとか飲酒、ストレス、風邪など。
みなさん、あまり無理をしないでくださいね。
で、蕁麻疹が出たら、早く来ていただいた方がいいです。
蕁麻疹は長引けば長引くほど、治るのにも時間がかかりやすいんです。
出たらすぐ治療して、さっと治してしまう、これが大事です。
渋谷で健診・ドックをしているとびっくりするんですが、なぜかやたら中性脂肪が異常に低い人が多いんですよね。
多いのは、若い女性なんですが、意外に少し太めの男性なんかも低かったりします。
具体的な数字を言うと、中性脂肪が30台、40台、という人は、まぁあまりこちらも気にしないのですが、24などといった数字になってきますと、慣れないうちはアセります。
病名をつけるとすれば、「低中性脂肪血症」。
で、経験則から、どうも運動が足りていない人が低中性脂肪血症になっている印象がとても強かったんですね。
ただ、(僕の調べ方が悪かったのかもしれませんが)英語の論文を調べてみても、高脂血症の論文は腐るほどあるのに、低中性脂肪血症の論文は全然出てきません。
で、一般のサイトを見てみますと、なんだか中途半端な説明しか載っていなかったり、逆にあまり明確な根拠もないのに、どう考えてもやりすぎというほど脅していたり。
特に、脅しているサイトはどうかと思いますね。
実際に低中性脂肪血症の患者さんを見れば分かることですが、皆さん普通に元気です。
ただ、ほとんどの方が運動不足。
で、たまたまこの前の抗老化学会の講習会で、適切な運動療法をしたら血圧が高い人は低くなり、低すぎる人は上がり、高脂血症の人は値が低くなり、「中性脂肪が低すぎる人は上がる」、というデータが出ていました。
これは信州大学大学院医学研究科加齢適応医科学系独立専攻の能勢博教授の研究。
特に低中性脂肪血症に関してだけ見ますと、58人の低中性脂肪血症の方の中性脂肪の平均値が、運動指導後に明らかに改善していました。
(ちなみに、能勢教授の運動指導は、3分間の速歩と、3分間のゆっくり歩きを交互に繰り返し行うという、とても簡単なものです。)
「やっぱりそうか!!」と、非常にうれしく思いました。
まぁ、あんまり低い場合、甲状腺機能亢進症や肝疾患の可能性などを考え、念のため精査することは必要だとは思いますが、精密検査で問題がなければ、あとはしっかり運動してくださいね、ということになります。
間違っても油ものやらスナック菓子なんかをたくさん食べたりしちゃだめですよ。身体を壊します。
(そういう冗談みたいな指導をする医師もいるようなので・・・。)
人間ドックなどで「低中性脂肪血症」を指摘された方等、何かご不明な点がある場合や、精査を希望される場合は、お気軽に当院までお問い合わせいただければと思います。
(クリニックの掲示板でも質問を受け付けます。)
先日もドクターズダイエットの新患の方が来られました。
その方は以前、美容系クリニックでゼニカル(脂肪吸収抑制剤)、リダクティル(食欲抑制剤)、を利用されていたとのことでしたが、あまりに高額だったため、途中で利用を中止されたとのことでした。
実際、美容系のクリニックは宣伝費に多額の費用をかけるため、どうしても料金が高くなってしまうようです。
当院の場合、ゼニカル、リダクティルを処方する目的は「美容」ではなく、真の意味での「アンチ・エイジング」です。
つまり、見た目が目的なのではなく、BMI(体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m))が25を超えるような方の、疾患を予防したり、改善したりするのが目的なのです。
(肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、ひいては心筋梗塞、脳梗塞の原因となりますので、治療することには多くのメリットがあります。)
したがって、当院のドクターズダイエットは美容整形の延長ではなく、内科診療の延長線上にあります。
ですから、美容系クリニックのような料金設定はしていません。
余計な宣伝もしていませんので、私は妥当な料金と考えていますが、業者などには、「今まで見た中で一番安い料金設定」と言われます。
円高だからできる料金設定、という側面もありますが・・・。
(現在は円高期間限定料金)
エビデンスに基づいた肥満治療をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
今日も大腸内視鏡検査がありました。
今日の方も長めの腸でしたが、丁寧に畳みこんで、無麻酔、無痛挿入ができました。
(肛門に潤滑目的で麻酔のゼリーを塗っていますので、厳密には「無」麻酔ではありませんが・・・)
やはり長い腸だけあって、スコープが次の屈曲に届きづらい苦しい局面もありましたが、十分脱気し、引き込むことを意識してなんとか押し込まずに進めることができました。
患者さんにも喜んでいただけて、とてもいい検査ができました。
これからも、痛くない検査を追及していきたいと思います。
今日も大腸内視鏡検査がありました。
今日の患者さんは以前大きな病院で大腸カメラを受け、大変な苦痛があったとのことで、とても心配されていました。
検査を始めてみると、確かに少し長い腸。
(ベテランになると、直腸からちょっと入ったところまでスコープを進めた段階で、その人の腸が長いかどうかが大体分かるようになります。)
丁寧に畳み込みながら、スコープを進め、ループを作らず、ストレートで挿入しました。
腸が少し敏感な方だったので、無痛とはいきませんでしたが、無麻酔のまま、ほんの少し痛みがあった程度で検査を終えることが出来ました。
前回の検査と比べてかなり苦痛が少なかったようで、「感動しました!」と言って帰って行かれました。
やはり患者さんに喜んでいただけた時が一番うれしいですね。
これからもさらに精進して、楽な検査を追求していきたいと思います。
今日は抗老化学会の講習会でした。
いつもながら、いろいろと勉強になりました。
もちろん、知っている内容もありましたが、やはり第一線の方の話を聞くとたくさん得るものがあります。
面白いと思ったことはちょっとずつまたこのブログでご紹介させていただきます。
今日も大腸内視鏡検査がありました。
今までにも大腸カメラを何回か施行させていただいている患者さまでしたが、いつも無麻酔・無痛で施行できていました。
今日は丁寧に腸を畳みこむことを、いつもより強く意識して挿入。
今までその方にしてきた検査の中では最もエレガントな(?)挿入が出来たように思います。
美しい挿入ができると、患者さまも楽ですし、こちらも「患者さまによりよい検査を提供できた」という充実感があるものです。
アンチエイジングの基本は、何より疾病の早期発見・早期治療。
そこを看過して、見た目だけを追求するのは本当のアンチエイジングではありません。
「大腸カメラを受けるのもアンチエイジングのひとつ」。
特に、女性のがんの死因の第1位は、他ならぬ「大腸がん」です。
毎日のお化粧と同じように、体のメンテナンスにも気を使ってくださいね。
皆さんはサプリ、飲んでいますか?
僕は毎日マルチビタミンを飲んでいますが、やはりサプリもできるだけ論文的な裏づけがあるものを飲みたいものです。
ネット上のいろいろなサイトを見ていると、「科学的に」「臨床的に」なんて言葉がものすごく安易に使われていますが、実際の論拠となる論文を示しているものは皆無に近いといえると思います。
そこで今回は、論文をできるだけ具体的に紹介してみたいと思います。
今日、患者さんにヘルペスの再発予防にリジンを飲んでいると聞き、文献的な裏づけがあるかどうか調べてみました。
どうもリジンを用いたヘルペスの再発予防の研究は1980年代に割と盛んに行われたようです。
代表的な論文は、1987年のこの論文。
Success of L-Lysine Therapy in Frequently Recurrent Herpes Simplex Infection. Treatment and Prophylaxis.
Griffith, RS, Walsh, DE, Myrmel, KH, et al.
Dermatologica 1987; 175:183.
ただ、1984年には
Failure of lysine in frequently recurrent herpes simplex infection. Treatment and prophylaxis.
DiGiovanna JJ, Blank H.
Arch Dermatol. 1984 Jan;120(1):48-51.
という反対意見の論文もありました。
他にも数点の論文を見つけましたが、まとめると、まぁ、おおむねリジンは「再発を繰り返すヘルペス」には効果がありそうな感じです。
(ただし、ネット上の広告を見ると、ひどいものが散見されます。「というデータがあります」とすべきところ、「科学的に証明されています」なんて書いていたりして、明らかに「言い過ぎ」。消費者は賢くなければいけません。)
まぁ、ごくまれに間質性腎炎と関連があるなんて論文もありました(Fanconi's Syndrome and Tubulointerstitial Nephritis in Association With L-Lysine.
Lo, JC, Chertow, GM, Rennke, H, et al.
Am J Kidney Dis 1996; 28:614. )が、基本的にはただのアミノ酸ですし、ヘルペスを繰り返す方には安心して飲んでいただけるのではないかと思います。
飲む量に関してですが、文献的には1日1g(1,000 mg)以上摂取している場合が多いようです。
☆☆結論☆☆
ヘルペスを繰り返してしまう方はリジンを摂ってみる価値はありそう。
狭心症に効く場合もあるらしいが、ヘルペスを繰り返す方以外が、あえてこのサプリを飲む意味はそれほどないのでは・・・。
ブログのタイトルを変えてみました。
「アンチエイジング」と言うと今風で、なんだか美容系クリニックの専売特許みたいな感じもしなくはないのですが、それって間違っていると思うんですよね。
美容系のクリニックは宣伝費にかなりお金をかける業種なので、マスコミ等での露出度も高く、なんとなく「アンチエイジング」=「美容」なイメージが出来上がってしまっていますが、実際は「アンチエイジング」と概念的により近いのは「美容」ではなく「健康」だと思うんです。
「アンチエイジング」を追求したら自然に健康になる、というのが本来の筋道だと思うんですよね。
見た目の「アンチエイジング」も大切なんですが、体の中のアンチエイジングはもっと大事。
今までも医療系の情報はそこそこ提供してきたつもりですが、これからはさらに皆さんの役に立つような情報を提供して行きたいなと思います。
まぁ、個人的な趣味の記事も載せ続けるとは思いますけど・・・。(^-^;
今日の大腸内視鏡検査も、ちょっと長い腸の方でしたが、丁寧に腸を畳みこんで短縮し、無麻酔・無痛で施行することができました。
大腸は2~3mありますが、内視鏡をぐいぐい押して入れると引き伸ばされてものすごく痛みます。
そこで腸を畳み込んで短縮するという作業が必要になるのですが、これを意識的にできる医師はかなり限られている、というのが現状です。
実際は、ぐいぐい押し込んで、できたループをグイッとねじって解除する、という方法の入れ方をする先生がほとんどかと思います。
件数を多くやっている先生なら痛くないかというと、そんなことはありません。
畳み込むという概念・作業を追及していなければ、一生身につかない技術なのです。
ただ、畳み込む作業も、腸が癒着していると痛かったりします。
今日の腸は癒着がなかったので、十分に畳み込み、短縮することができましたので、非常に楽に検査することができました。
多少癒着がある方でも、癒着の仕方によっては意外に痛くなく入れることができたりしますが、高度癒着の方は正直厳しいですね。
麻酔で寝てやってしまうほうがいいかもしれません。
ちょっと前から炭水化物ダイエットというのが流行っています。
炭水化物を減らせば痩せられる、というもの。
実は、「極端な炭水化物制限は、確かに痩せるが寿命がかなり縮まる」という動物実験があり、やりすぎは禁物です。
ただ、適切に減らすのは意味があることのようです。
目安は、摂取カロリーの50%前後を炭水化物で摂る、ということになります。
またその際、ご飯は玄米や五穀米、雑穀米などにすると、急激な血糖の上昇が抑えられ、インスリンの分泌量が減ってさらに効果的。
(インスリンは糖を体の細胞に取り込ませて血糖を下げるホルモン。)
また、普通のパンよりはライ麦パンの方がいいようです。
ただし、炭水化物を減らせばいくら食べても大丈夫、ということではありません。
カロリー計算、脂質の摂取制限も大事。
そういえば、米国の糖尿病専門の先生が、「炭水化物をとりすぎてる人には、まぁまぁ有効かもね」といった感じの記述をされていて非常に印象的でした。
<当院の推奨ダイエット方法>
・カロリー制限(身長(cm)×身長(cm)×0.055キロカロリー/日くらいが目安)
・「適切な」炭水化物制限(できれば玄米、五穀米、ライ麦パンなどを活用)
・脂質制限(できれば1日50g以下)
・運動、筋肉トレーニング
・必要に応じて食欲抑制剤、脂肪吸収抑制剤の内服
上記が医学的・科学的にある程度裏付けが取れているダイエット方法、と言えると思います。
(実はこれ、糖尿病の生活療法そのものです。糖尿病食は健康食でもあるんです。)
身長が165cmの方ですと、1500Kcal程度が摂取目安ということになりますから、炭水化物で750Kcal、脂質で450Kcal、タンパク質が300Kcalということになります。
蛋白質は1gで4Kcalですから、75gのたんぱく質をとるということになります。
糖尿病は万病の元、なんて言われます。
たしかに糖尿病は、腎不全、失明、足の壊疽、心筋梗塞、脳梗塞、その他さまざまな病気の原因となる上、病状が進行しないと自覚症状がないため、とても怖い病気です。
これを言い換えると、糖尿病は「血管の老化を急激に進め、それに伴う様々な合併症を引き起こす病気」ということになり、アンチエイジングという観点からも非常に重要な疾患と言えます。
当院の患者さんにも、たくさんの糖尿病患者さんがいます。
みなさん治療には積極的で、HbA1c(1か月間の血糖の指標。糖尿病の指標で最も大切なものの一つ)を大きく改善していただいた方もたくさんいらっしゃいます。
僕も若造のくせに指導なんかをさせていただいているわけですが、やはり患者さんに頑張っていただいている以上、それ以上に努力して、よりよい治療を提供しなければと思っています。
そんなわけで、今日は一日、ずっと糖尿病について勉強していました。
一般の方向けに書かれた糖尿病専門医の先生の本も読みましたし、最新の英語の論文も読みました。
いろいろと診療のヒントが得られて、非常に有益な一日でした。
ここのところ休みの日というと家にこもって勉強するか、研究会や学会に参加するか、という感じです。
平日は診療その他の仕事が忙しく、とても勉強する時間がないため、仕方がありません。(^-^;
(昨日は昼食もとらずに12時間半ぶっ続けで仕事をし、21:30頃昼食を食べて、そのあと終電までまた仕事。そして午前1時過ぎに夕飯・・・。)
ただ、頭と気持ちは非常に充実はしているものの、ちょっと身体的には健康的な生活ではないかもしれませんね・・・。orz
まぁ、昨日は特別忙しかったということで・・・。
日曜日は、かなり時間をかけて、ダイエット関係の最新の文献(もちろん全て英語)にあたっていました。
今回あたっていたのは、おもに抗肥満薬関連の文献。
海外では、何千人単位の患者を対象とした大きな臨床研究がたくさん行われていて、興味深い結果もたくさん出ています。
で、肥満研究で最もよく用いられている薬が、当院でも処方させていただいている、リダクティルとゼニカル。
ポピュラーな分、特性も分かっており、抗肥満薬としてはもっとも安心して処方できる薬と言えます。
(もちろん、誰でも飲んでいいというわけではありません。
薬ですから副作用が出る可能性もあり、臨床的に飲んだ方がいいと判断できる方のみが処方の対象となります。)
世の中には様々なダイエット用サプリがあふれていますが、そのいずれもが有効性・安全性が臨床的・文献的には確認されていないことも分かりました。
明らかに無害と分かるもの以外は、あまり摂らない方が安全かもしれません。
しかし、インターネット上には無責任な情報がたくさん流れていますね。
動物実験の結果だけで、人間にも有効だ、と言わんばかりのサイトがたくさんありました。
商売だから仕方ないのかもしれませんが、ひどいものです。
消費者の皆さんは、賢くなければいけません。
そうでないと、身体もお金も守れません。
このブログでも、できるだけアンチエイジング関連の最新情報をご紹介して、皆さんのお役にたてればと思います。
転んだ話を前回書きましたが、ご高齢の方の場合、転倒ってものすごく怖いですよね。
すぐ骨が折れてしまうので・・・。
ご高齢の患者さんが転倒された、なんて話を聞くと、いつも背筋が寒くなるような感覚を覚えます。
で、大切なのは、やはり骨粗しょう症の予防・治療。
最近はいろいろなタイプの薬があり、利用しやすくなりました。
女性ですと、閉経後の方で、腰が痛かったりしたら要注意。
少しずつ腰椎が圧迫骨折を起こしてきているかもしれません。
圧迫骨折が進みますと、背中が曲がってしまいます。
背筋がしっかりした状態で年を重ねたければ、やはり薬を利用するのが早道。
僕がよく処方する薬(もちろん保険適応)ですと、毎日朝一回飲むだけでOK。
しかも、乳がんの予防効果もあるのでは、という研究データが発表されており、一部の国ではその効能で認可もされています。
骨のアンチエイジングだけでなく、病気も予防できてしまう可能性があるわけですね。
「薬」というと抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、医学は日進月歩。
より健康になったり、アンチエイジングに有効なものであれば、どんどん利用すべきだと思います。
気になる方は、お気軽におっしゃってくださいね。(^-^)
大変申し訳ありませんが、医師会と当院の連携ミスで、2月1日に予定していた休日診療が行えなくなってしまいました。大変申し訳ございません。
なお、当日は渋谷区医師会テレホンセンター(電話:03-3462-2200)までお電話をしていただければ、他のあいている医療機関を案内してもらえます。
よろしければ、ご利用ください。
先日、うちにかかりつけの患者さんから調子が悪くなったと連絡がありました。
少し遠方の方でしたので、近くの病院に行ってもいいかとの問い合わせ。
もちろん「そうしてください」とお伝えしました。
ところがあまり検査上は異常がないと診断され、再度ご連絡をいただきました。
もう閉院時間は過ぎていましたが、当院をぜひ受診したいとのことでしたので、スタッフを帰し、一人でお待ちすることに。
23時過ぎに来院され、胸と背中が痛いとのことでしたので、心電図をとったところ、見事に心筋梗塞。
即座に東邦大学大橋病院の循環器の先生に連絡し、CCUのベッドを確保。
救急車を呼び、紹介状を用意し、点滴やら酸素やらの処置をし、ご家族と本人に説明。
クリニックの戸締りをし、救急車に同乗して大橋病院へ。
救急外来での初期治療、緊急カテーテル検査、そして治療。それらすべてが終わったのは午前2時半でした。
すっかり詰まりが取れた冠動脈(心臓の筋肉を栄養する血管。ここが詰まると心筋梗塞になります)と、元に戻った心電図を見てひと安心。
ご本人も痛みが取れ、安心されたようでした。
やはりこういうとき、大橋病院は頼りになりますね。
また、今回は治療に付き添えたので、いろいろと勉強をさせていただくことができました。
医療の世界は日進月歩。
常に最先端に触れる努力をしなければ、すぐに置いて行かれます。
ともあれ、尽力してくださった先生方、スタッフの皆さんに感謝。
その後、医局のソファでめちゃくちゃ寒い思いをしながら3~4時間寝て、そのまままたヒラハタクリニックで1日外来。
さすがにちょっと疲れましたが、人一人の命を救えたわけですから、こんな苦労は安いもんです。
まだまだ頑張ります。
今日は抗加齢学会のセミナーに参加し、日本のアンチエイジングの最先端の話を聞いてきました。
とても刺激的で、いろいろと得るものがありました。
「アンチエイジング」というと、最近は美容情報の割合がかなり高いように思いますが、本来はそれではいけないと思っています。
見た目のアンチエイジングも確かに大事ですが、それは一つの側面であって、実は体の中のエイジングの方がより根本的であるという点で大事だからです。
体の外側をいじって帳尻を合わすだけでは、本来の意味でのアンチエイジングとは呼べませんし、高い効果を期待することはできません。
そもそも、アンチエイジング治療の目的は、健康で、元気に、若々しく生きること。
病気になって早死にしてしまったら元も子もないわけで、アンチエイジングプログラムには病気の早期発見のプログラムが入っていなければなりません。
病気のリスクをしっかりつぶしながら、プラスアルファ、つまり体の機能向上や、美しさを目指していくのが、本来の「アンチエイジング」だと思います。
その意味では、当院は健診・人間ドックの受診者が年間数千人であり、胃カメラ・大腸カメラ・腹部超音波、がん由来変異遺伝子検査などを施行でき、必要があればすぐ近くの専門施設で当日~数日以内にCT、MRIを施行できるという、非常に恵まれた条件にあると思います。
さらに、東京大学准教授の岡部先生をお招きして漢方治療を取り入れ、キレーション、メガビタミン点滴、プラセンタ注射など、体の中からのアンチエイジング治療を提供しています。
光フェイシャル(フォトトリートメント)、イオン導入、脱毛、ピーリングなどの治療も提供していますが、あくまで先にあげた基盤があって、初めて帳尻合わせではない、本当の「アンチエイジング治療」と言うことができるのではないかと思っています。
最近は当院を受診される方たちの問診票を見ていても、アンチエイジングについての情報が欲しい、という人がとても多いようです。
今年はこの点をしっかり打ち出していこうと思っています。
今日も大腸カメラ検査がありました。
今日は比較的長い腸の方だったのですが、丁寧に挿入。
結局鎮痛剤を使わず、無痛検査ができました。
検査前は半信半疑の様子でしたが、「鼻からの胃カメラよりもっと楽ですね! これなら毎年でも受けられます」と、笑顔で帰っていかれました。
よかったよかった。
先月は割と大腸カメラが込んでいたんですが、今月は少し枠が開いています。
今がチャンスかも?
大腸が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
今日は点滴療法の研究会に参加して来ました。
朝から夕方までだったんですが、内容が興味深い内容だったのでしっかり食いついて話を聞いてきました。
前々から疑問だったこともしっかり質問できて、満足満足。
来週の日曜日は抗加齢学会の講習会です。
なんだか全然休みがないのでちょっと大変ですが、今度も興味深い内容なので、しっかり吸収してきたいと思います。
がんばります。
今日は大腸カメラ検査がありました。
基本に忠実な挿入を心がけ、鎮痛剤なしですんなり無痛ストレート挿入。
よけいな薬を使っていませんので、患者さんも当然ながらスタスタ元気に帰って行かれました。
「もっと大変かと思っていたので良かったです」と、ほっとした表情でおっしゃっていました。
よかったよかった。(^-^)
今日は漢方の研究会に参加してきました。
参加して、漢方の奥の深さと有効性に驚きの連続。
ここ数日、連日夜中に漢方を勉強してるんですが、知れば知るほど、という感じ。
今日の研究会なんか、患者さんの顔が次々頭の中に浮かんできました。たくさんヒントをもらえましたね。
僕も一応日本東洋医学会の会員なんですが、さらに探求するモチベーションがあがりました。
患者さんのためにも、さらに頑張って勉強しようと思います。
明日はまた別の研究会(今度は漢方じゃありません)に参加してきます。
常によりいい医療を提供できるよう、できることはガンガンやっていこうと思います。
今年もヒラハタクリニックはよりよく変わっていきます。
水曜日の午後は、東京大学の准教授、東京大学統合伝統医学研究会代表の岡部哲郎先生にお越しいただいて漢方の専門外来をしていただいています。
で、僕も漢方を学ぶ医師のはしくれですから、これ幸いと漢方について質問をさせていただくのですが、親切にいろいろ教えていただけるので、本当にためになります。
先日も少し質問をさせていただいて、漢方医学のエッセンスを教えていただきました。本当に恵まれていると思います。感謝。
さて、岡部先生は日本東洋医学会のEBM(Evidence Based Medicine)部門の長をされており、今まで蓄積されてきた国内の漢方の研究成果を広く世界に公開するプロジェクトを進められているとのことでした。
日本の漢方医学は、多くの学派がある中国の漢方などに比べて非常に体系化が進んでおり、学びやすく、実践しやすいといわれています。
このプロジェクトを通して、世界中の患者さんたちの苦痛が改善されるとすれば、患者さんたちにとっても、治せなくて辛い思いをしている医師にとっても、大変な福音になると思います。
すごい!
今日も問い合わせがあり、新患の方の大腸カメラを施行しました。
枠が開いていたからできたことではありますが、やはり患者さんのニーズにきちんと応えられたときはうれしいですね。
内視鏡をすると、「やっておいて良かったですね」と思うことがとても多いので、気が向いた方は是非ご来院いただければと思います。
次回の休日診療ですが、なんと今度の日曜日の1月11日です。
なんかしょっちゅう休日診療している気が・・・。(^-^;
ちなみのその次は2月1日の予定です。
休日診療では、例によって診察(内科・皮膚科)、処方、腹部エコー、内視鏡(観察のみ)、プラセンタ・ニンニク注射、各種点滴療法のみの受付となります。
ご不明な点などあれば、お気軽にお電話かHPの問い合わせページでお問い合わせください。
年末年始で胃が荒れてしまった方も多いようです。
昨日も、胃の調子が悪いという新患の方から電話があり、枠が空いていたのでその日のうちに鼻からの胃カメラを施行してさし上げました。
枠が空いていないときは難しいのですが、枠が空いてさえいればその日のうちに胃カメラをすることもできますので、気になったときは03-3400-3288までお電話を頂ければ幸いです。
ただし、食事をとってしまっていると施行できませんので、受けるつもりのときは食事をとらないでおいてくださいね。(^-^)
一時落ち着いたかに見えた胃腸炎がまた再流行しているような感じです。
胃腸炎になったら、できるだけものを食べず、ぬるいポカリスエットをちびりちびり飲むのがポイントですね。
精をつけなきゃ、とか言って食べる人はたいてい長引きます。
ものすごくおなかが減ったら、少量のおかゆやうどんを食べる程度にし、あとはひたすらカロリーと電解質の補充のため、ポカリスエットを飲むのが正解です。
ちなみに、できればクリニックに来て点滴を打っておくと、体が楽になりますよ。
通常の点滴であれば、保険が効きますので、数百円で受けられます。
(水を飲んでも吐くなど、胃腸炎の症状がひどいと入院になることもありますが、その場合もすることと言えば絶食&点滴です。)
あとは整腸剤(乳酸菌の薬)と胃薬を飲んでおけばたいていは3~4日くらいで治ります。
(もちろん個人差がありますが・・・。)
出張前などで体調を早く治さなければならない方などは、ニンニク注射やメガビタミン点滴をしておけば、さらに万全です。
ビタミンB群、Cで免疫力が上がって、早く楽になるので、ビジネスパーソンの方々に人気。
ちなみに僕は普段からマルチビタミンや乳酸菌をとっているためか、あまり風邪をひきません。
(疲れた時にニンニク注射やメガビタミン点滴を受けることもあります。)
風邪や胃腸炎にもたまにかかりますが、たいてい1日で治ってしまいます。(^-^;
なんだか急にインフルエンザが流行りだしましたね。
12月中はほとんどインフルエンザの方は来られなかったんですが、今月は元旦だけで4人もインフルエンザの方が来られました。
皆さんA型インフルエンザ。
ワクチンを打ってない方は、早く打ちに来てくださいね。(^-^)
(当院ではまだワクチン接種を受け付けています。)
有害重金属が体に蓄積して出てくるとされる症状の一つに、便秘があります。
先日、当院でキレーションを始めた方が、便秘が改善したとおっしゃってとても喜んでおられました。
もちろん、便秘だけであればさまざまな治療法があり、普段の外来では薬物療法を中心に保険診療を行っていますが、胃腸は非常に重要なデトックスの経路。
重金属の排泄経路としても非常に重要です。
気になる方は、一度0.1gの毛髪でどのくらい体の中に重金属が溜まっているかを検査されると良いかも知れません。
今日は1日で胃カメラが6件、大腸カメラが1件ありました。
大腸カメラは、わざわざ他県から来ていただいた方でしたが、麻酔薬なし・鎮静薬なしで今日も無痛挿入。
その方は胃カメラの方がきついくらいだったとおっしゃっていました。
(これは本当によく言われるコメント。)
痛くない大腸カメラ検査は、胃カメラより楽なんですよね。
誤解のないように申し上げておくと、決して僕の胃カメラが下手なわけではなく、大腸カメラが楽なんです。
(はっきり言って、挿入手技だけに関して言えば、大腸カメラは胃カメラの1万倍難しいです。
入れるだけなら胃カメラは消化器が専門でない先生でも施行できます。
大腸カメラは絶対に無理です。直腸から先に進むこともできないかもしれません。
無痛挿入など専門外の先生には夢のまた夢なんです。)
今日施行した方々の中にも、やっておいて本当に正解でしたね、という方が何人かおられました。
まだ胃カメラ、大腸カメラを受けたことがない方がたくさんいらっしゃると思いますが、定期検査は本当に大事です。
早期発見をしてしまえば、大したことにはなりませんからね。
癌の場合、症状が出てからでは遅いことが多いのが現実。
内視鏡検査を受けたくなったら、いつでもご相談ください。(^-^)
現在発売中の、雑誌「レタスクラブ」12月25日号のp.121に、僕の膵炎の記事が載っています。
軽症の膵炎の患者さんを数多く治療し、ホームページで情報を提供している点が評価されたとのこと。
ホームページを頻繁に更新するようになって、患者さんからもご好評をいただいていますし、がんばって更新を続けていきたいと思います。
ご意見・ご要望等あれば、こちらでご連絡ください。
なんせブログのコメント機能が直らないもので・・・。(-_-;;
(ちょっとサーバーの乗換えを考えています。)
先日、なんとなく胸の辺り~上腹部が苦しいとおっしゃって当院に来院された患者さんがおられました。
割と元気そうでしたが、なんとなく嫌な感じがして心電図をとってみたところ、微妙な波形。
元気は元気なのですが、すぐに東邦大学大橋病院の循環器内科の先生に連絡。
夜間ではありましたが、もともといた医局(消化器内科、循環器内科、腎臓内科が一緒になっている医局)なので、とても気軽に連絡が取れます。
心電図の所見、症状、リスクファクターを伝え、すぐに行っていただくことにしました。
心電図と紹介状をファックスしておいたのですが、医局ではいろんな意見が出て、議論の分かれる波形だったようです。
で、ご本人がタクシーで到着したとたん、症状が増悪。
緊急カテーテル検査で急性心筋梗塞と診断され、そのまま緊急治療。
今日、そのときの冠動脈造影の動画を見てきたんですが、ものすごく綺麗に治療されてました。
こういうとき、大橋病院の循環器内科は本当に頼りになります。
たとえ夜中でも、緊急の検査! となったら10~20人の医者がワラワラとどこからともなく集まるという。(実際は呼び出されて、自主的に出てくるわけですが。)
技術力とマンパワーでは、全国でも有数なんじゃないかと思います。
それにしても、循環器の専門の研修を受けさせてくれる医局に所属させてもらって良かったなぁと思います。
こういう時、なぜか第六感が働く感じがするんですよねー。
病気の気配を感じるというか。
循環器の専門の先生でも議論が分かれるような心電図を、僕が正しく判断できるとは思いませんが、ほっといていいのかダメなのかが肌で感じられるような気がします。
それってそういう症例を体験してなかったら得られないものですよね。
医局に感謝。
今日は北関東からわざわざ大腸カメラを受けに来ていただいた患者さんがいらっしゃいました。
すこし腸が長かったのですが、鎮痛剤・鎮静剤無しで無痛・ストレート挿入ができ、「東京まで来た甲斐があった」と喜んでいただけました。
そういう時は素直にうれしいです。(^-^)
今日も大腸カメラが一件ありました。
短い腸と思いきや、思ったよりは苦戦。(予想より挿入に2~3分余計に時間がかかった程度だと思いますが。)
まぁ、丁寧に挿入した甲斐あって、今回も無痛挿入ができました。
患者さんにも喜んでもらえて、よかったよかった。
今日の患者さんは胃カメラもついでに受けていかれました。
それでも、一切痛み止めや鎮静剤を使いませんでしたので、検査が終わった後、普通にスタスタ歩いておられましたし、(当たり前ですが)記憶も鮮明。
他院では薬で眠らせて「無痛で大腸カメラ」と威張っているところがありますが、正直いろいろな点でリスクがあるように思います。
・麻酔そのもののリスク(全身麻酔になりますので、リスクは大きくなります)
・痛くないため、無理な挿入をされて腸を痛めるリスク
・説明をされても忘れてしまうリスク
腸が癒着している場合や、憩室多発例などでは痛みが強いことがあり、鎮痛剤・鎮静剤を使用するのは問題ないと思いますが、うまく入れれば痛くない症例にまでそういうリスクは背負わせるべきでないと思います。
昨日、NHKで膵臓と糖尿病のテレビ番組を放送していました。
江戸時代の日本人の1日の脂質の摂取量は19グラム、その頃のヨーロッパ人は60グラム。
ヨーロッパ人は脂質の多い食事を続け、何千年もかけて、少しずつ膵臓の機能を発達させた(発達した人が生き残った)のに対し、日本人はずっと膵臓に対する負担の少ない食事をつづけてきて、膵臓は発達しなかった(させる必要がなかった)。
ところが現代に入って急激に1日に54グラムも摂るようになって、膵臓の機能が追い付かない人が激増し、糖尿病になってしまう人がたくさんいる、という話でした。
僕もこの話をよく外来でしています。
日本人は民族的に膵臓が弱いために、普通の体型でも糖尿病や慢性膵炎になってしまう人が大勢います。
もともと持っている機能が弱ければ、人と大して変わらない食事や飲酒でも発症・発病してしまうんです。
遠い将来は日本人も膵臓が強くなってくるのかもしれませんが、さしあったって僕らの代では無理です。
そういうことは後世の人に任せて、まずは自分の健康を守るために、自分に合った食生活にしていかなければいけません。
昨日の休日診療は、8人の方に来院いただきました。
いつもと違い、小児科の患者さんが2人も来られて、ちょっとびっくり。
小児科になるか消化器内科になるかで悩んだ身としては、たまには子どもも診たかったりするんで、ちょっと嬉しかったりします。
まぁ、診れるのは軽い症状の子だけですが・・・。(^-^;
ところで、今日は内視鏡が1件ありましたが、よく考えたら一人でも炭酸ガスレーザーはできるんですよねー。
イボとかホクロ取るレーザー。
元旦はカメラとレーザーの予約を取れるようにしたいと思います。(電話予約可)
って、元旦から胃カメラやら大腸カメラやらホクロ取りやらする人なんていないかもしれませんね・・・。
まぁそれならそれでいいんですけど、一応枠だけは用意しておこうと思います。(^-^;
今日は休日診療です。
ちょっと予定に入ってなかったもので、医療事務さんなし。
うちの奥さんも医療事務ができるのですが、たまたま東京におらず。
ということで、今日は一人で休日診療をしています。
まさに「ひとりでできるもん」状態。
でも、電子カルテになっているおかげで、大したトラブルもなく経過しています。
まぁ、やや慣れていないことをしているので、細かいところではさすがにちょっと手間取ったりはしていますが・・・。
インフルエンザの迅速キットを探すのに少し時間がかかっちゃったり・・・。(^-^;
それでも、朝から内視鏡をしたりしているので、スムーズに行っているほうだと思います。
まぁ、朝から5人しか患者さんが来ていないってのも大きいですけど。
次回の休日診療は元旦です。
元旦の大学病院の当直はしたことがありますが、クリニックの元旦外来は始めて。
患者さんはたくさん来るのか、全然来ないのか、それすら分からない状況です。
ただまぁ、前後に年末年始休みが入りますので、うちのかかりつけの患者さんたちの診察が意外にあるかも知れませんねぇ。
場所柄か、うちのクリニックの場合、日中に内科の患者さん、夜に皮膚科の患者さんが多いように思います。
そんなわけで、ニキビで悩む患者さんがとても多く来院されるのですが、今までは保険で薬を出そうとすると抗生物質の塗り薬や漢方薬しかなく、大変困っておりました。
赤いニキビは比較的治しやすいのですが、特に困ったのが、白い小さなニキビ。
上手く治せないことが多く、治療に難渋していました。
ところが先月下旬から、「ディフェリンゲル」という薬が保険で出せるようになりました。
これはニキビの第一選択薬として世界中で広く使われている薬。
厚くなった角質を薄くすることでニキビの出口を開き、ニキビを治すという薬です。
抗生剤のように効かなくなったりすることもなく、長期連用も問題なし。
目に見えない段階のニキビも治すことができ、非常に有用な薬です。
実はこれ、美容専門クリニックで似たような薬を輸入して自費で処方してたりします。
でも、値段がすごい。
ディフェリンゲルは15gで(3割負担の場合)500円ちょっとですが、美容専門クリニックでは1万円くらいしたりします。
おそろしい・・・。
まだまだ新薬なので出してくれないクリニックも多い(医者が知らない)ですし、置いてない薬局も多いのですが、当院ではどんどん出してます。
下の薬局さんにもちゃんと置いてもらってますので、安心して受診しに来てくださいね。
今日は他県から来られた患者さんの大腸カメラをしました。
大腸カメラのベテランになると、直腸からちょっとカメラを進めただけで「長い腸、屈曲の強い腸」か、そうでないかがすぐ分かるものです。
(経験検査数が多くても、これが分からないようでは「大腸カメラの得意な先生」とは決して呼べません。)
短い腸、簡単な腸は基本パターン通りの走行をしていて、あっという間に盲腸までたどり着くことができます。
(僕の最短記録は直腸から盲腸まで1分20秒。もちろん鎮痛剤・鎮静剤なしで無痛でした。)
しかし今日の方は結構長い腸の方で、直腸から既に非典型的な挿入を強いられました。
まぁ、それをいかに畳み込んで自分の基本パターンに持っていくかが腕の見せどころなわけです。
達人というのは大腸カメラの序盤に時間をかけます。
カメラを20~30cm入れたところで、ひたすら腸を畳み込み、自分のパターンに持って行っているわけです。
今回の検査でも、基本通り序盤でしっかり時間をかけて腸を畳み込みました。
そして、自分のパターンに腸を持って行ってからはホントにあっという間。
結構な難敵でしたが、鎮痛剤・鎮静剤なしで無痛検査ができ、ご本人にも喜んでいただけました。
口コミで徐々に内視鏡を受けに来てくださる患者さんが増えてきたように思います。
これからもがんばって痛くない検査を追求していこうと思います。
今日、業者さんに頼んで待合室とトイレの床の清掃をしてもらいました。
とっても綺麗になって大変満足。
内視鏡でも何でもそうですけど、やっぱりプロは違いますねー。
すごく良心的な業者さんで、必要なところだけを、安い値段でやってもらえました。
次回もまたお願いしたいと思います。
先日、雑誌の取材がありました。
まぁ、うちのクリニックの取材ではなくて、慢性膵炎についてのインタビュー、みたいな感じだったんですが、なんだか久しぶりの取材だったので緊張しました。
ちょっととちったところもありましたが、なんとか無事終了。
12月の初旬に発売されるそうですので、興味のある方はどうぞご覧になってください。
そしてできれば買ってください。(^-^;;
(うちには一円も入りませんけどね。)
ここのところ男性型脱毛症の相談を受けることが多くなりまして、プロペシアもよく出るようになりました。
回転率が上がってきたこともあり、少し料金体制を変更させていただきました。
親父の代の時の値段のままできていましたので、今までと比べると実質的にはお手ごろになっているかと思います。
まぁ、メソセラピーと違って、プロペシアは完全に毛根が死んでしまったところから髪の毛が生えてくるような薬ではなく、抜け毛防止、守りの治療ということになるわけですが、効果の確実性という点では非常に有用な薬だと考えています。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。
風邪のついでに処方、なんてこともできますよ。
プロペシアは1錠300円、処方料2000円(両者とも税込)とさせていただいております。
明後日以降、毛髪による体内有害重金属検査を開始いたします。
様々な魚介類、ヘアカラー、歯科充填剤(虫歯の治療に使われていた物質)、水道水、塗料、タバコの煙などから、私たちの身体の中には水銀、鉛、砒素、カドミウムなどの有害重金属が蓄積してしまっていることが少なくありません。
これらは水俣病、イタイイタイ病などの例を見るまでもなく、身体にとっては大変危険な物質で、動脈硬化(ひいては心筋梗塞・脳梗塞など)、高血圧、慢性関節リウマチ、膠原病、アトピー性皮膚炎、自閉症、不妊、偏頭痛などの原因のひとつと言われています。
そのほかにも、様々な有害重金属による自覚症状が報告されており、現代人は決して他人事とは言えない状況です。
この様々な有害重金属が、どのくらい体内にたまっているかを調べる簡単な検査があります。
それが、毛髪による体内有害重金属検査。
方法は、髪の毛を少し切って検査に出すだけ。
痛くも痒くもありません。
検査費用は診察料も含めて13、650円。
ぜひ一度、お試しください。
昨日、一昨日と研究会に参加してきました。
新しいことを勉強するというのは骨が折れますね。
でも、患者さんのためですから、そうとばかりも言っていられません。
がんばってクリニックをもっともっとグレードの高い医療を提供できる場にしていこうと思います。
眉間のしわ、気にされている方も多いかと思いますが、ボトックスという注射をしてあげて、筋肉の力を抑えてあげるとずいぶん軽くなります。
ボツリヌス菌の毒素の力を利用しているんですが、副作用もほとんどなく、非常に好評をいただいています。
(筋肉の力を弱めますので、逆に眉間に力が入らなくはなりますが・・・)
効果が3~6ヶ月ですので、逆に言えば気に入らなくてもその期間がたてば元通りになります。
注射薬として一流品を使っているため薬剤費が非常に高く、お値段も高めにはなってしまっていますが、美容形のクリニックに比べるとかなりの低価格で実施しています。
興味のある方は、いつでもご相談ください。
今日も大腸カメラがありました。
いつもどおり、痛み止めは一切使わず、無痛でストレート挿入。
患者さんにも喜んでいただけました。
よかったよかった。
個人的には、もっともっとたくさんの人に痛くない大腸カメラを施行して、どんどん大腸がんを予防していきたいんですが、僕が院長になって3か月しかたっていないこともあってか、なかなか思うように大腸カメラの件数が増えないですねぇ。
(町のクリニックとしては多いほうなのかもしれませんが・・・)
患者さんと話していたんですが、あまり宣伝とかしても「金儲けの医者なのか」と思われそうでいやですし・・・。
贅沢なのかもしれませんが、口コミで大腸カメラを受けにきてくださる人が増えてくれるのが理想ですね。(^-^;
当院では、肥満症の方に食欲抑制剤(リダクティル)と脂肪吸収抑制剤(ゼニカル)を処方しています。
特に食欲抑制剤は効果が高く、1日1錠でしっかり食欲が抑制され、根性などは全く必要なく痩せられるようです。
先日来られた方も、まったく食事を控えようという気はないのに、2ヶ月弱でほぼ4Kgの減量に成功しておられ、周りの方にも驚かれているようでした。
1錠900円と、決して安い薬剤ではありませんが、エステなどに高いお金を出すことを考えれば、はるかに効果が高く、簡単に痩せられます。
個人輸入をされている方もおられるようですが、よほど業者に信用が置ける場合でない限りは、中国製の危険な偽薬をつかまされる可能性もあり、場合によっては命がけの冒険ともなりかねません。
当院はしっかりと薬監証明を取得し、アメリカから直接薬を輸入しておりますので、品質の心配はありません。
また、副作用が疑われたら直ちに採血や腹部エコー等を含め、必要に応じてしっかりと全身状態をチェックしますので、万が一副作用などがあった場合も安心です。
その点、美容系のクリニックなどはたいてい内臓の管理には疎い先生がされていることがほとんどですので、私のような消化器内科を専門にやってきた医師が拝見するに越したことはないのではないでしょうか。
ちなみに、他のクリニックさんだと当院の1.5倍以上の値段を取っていることが多いようです。
うちは渋谷の駅前ということも考えると、結構良心的なんじゃないかと思っています。
今日も大腸カメラが午後にありました。
今回も、女性のちょっと長い腸でしたが、一番の難所であるS状結腸は丁寧に畳み込んで無痛で通過。(もちろん痛み止めは一切使っていません。)
脾曲で屈曲が強く、ちょっと痛みが出てしまいましたが、腹部圧迫を加えた後は無痛で挿入でき、ご本人も喜んで帰っていかれました。
こういう細かい積み重ねが大事なんだろうなぁと思います。
もっとたくさんの方に痛みの少ない大腸カメラを受けていただき、大腸がんを予防してもらいたいと思っています。
院内ディスプレイ(テレビ)の内容を更新しました。
今回は当院の人気メニュー、プラセンタについて、載せてみました。
プラセンタ注射に関しては、最近だけでも、肌が綺麗になった、生理痛が劇的に楽になった、水泳のタイムが急激に縮んだ、疲れなくなった、など、たくさんの反響をいただいています。
一般の治療では治りづらい症状が改善されるため、非常に喜ばれています。
診察の待ち時間で、すぐに打ててしまうのも魅力のようです。
今日も大腸カメラが一件ありましたが、痛み止めなしで無痛で施行できました。
今日の患者さんは以前大学で検査をさせていただいた患者さんで、また僕に検査をしてほしいと追っかけてきてくださった方でした。
最初に検査を受けたとき、かなり痛かったそうなのですが、僕の検査を受けて痛みがなかったため、ファンになっていただけたようです。
来年もよろしくお願いします、とおっしゃって、笑顔で帰っていかれました。
頑張ってきてよかったな、と心底思う瞬間です。
ところで先日、大腸カメラで大変有名な先生が「大腸カメラは普通痛くない」とテレビで言われていたそうです。
僕はその番組を見ていないのでなんとも言えませんが、本当だとしたらとんでもない話です。
もしかしたら内視鏡メーカーか番組のディレクターあたりに、そう言うように頼まれていたのかもしれませんが、明らかに事実と違います。
事実、その先生の施設(大変有名)で大腸カメラを受けた患者さんが、「ものすごく痛くて、大変な目にあった」とおっしゃっていました。
(その方には、僕の内視鏡のほうが全然痛くない、とおっしゃっていただいたように記憶しています。)
検査の件数が多い施設は、どうしても早く内視鏡を終わらせようとする傾向にあるため、乱雑な操作になってしまうことがあるようです。
また、観察も勢い短い時間で終わらせてしまうことがあり、ポリープの発見率の低下が心配されます。
(イギリスの論文では、盲腸に到達してから6分以上観察に時間をかけないと、ポリープの発見率が明らかに下がると証明されています。)
僕は時間よりも痛みの少なさ、病変の発見を大切にしているため、やや検査時間が長くなる傾向にあります。(大腸カメラの検査時間は15~30分ほどかかります。)
現在の保険制度では全く評価されない努力ですが、それが医師としての僕のポリシーです。
今日大腸カメラをさせていただいた方は、ややS状結腸の長かったために腸の屈曲が強く、S状結腸を畳み込む段階でやや強いアングル操作が必要となってしまい、軽い痛みが出てしまいました。
しかしRSのところで丁寧に腸を畳み込んだ後は、くるくると逃げ回る腸を捕捉しながらきっちりストレート挿入でき、患者さんは「周りの方に聞かされていた痛みの強い大腸カメラとは全く違う!」と大変満足して帰られました。
今回は痛み止めなしで大腸カメラを施行しましたが、今日の患者さんのように長いS状結腸に対してあまり芸のないプッシュ主体の大腸カメラをしてしまうと、たとえ麻薬を使っても激痛・絶叫検査となってしまいます。
また、そういった検査は痛いだけでなく、大腸に穴が開く(穿孔)危険性もはらんでおり、非常に危険です。
痛みは全身麻酔で寝かしてしまえば分からなくなりますが、穿孔の危険性は痛みによるブレーキがかからない分むしろ増加しますし、麻酔によるショック・呼吸抑制などの危険性が増加します。
実は、消化器内科医の間では「大腸カメラをしてもらう先生はちゃんと選ばなければならない」というのは「常識」です。
自分が大腸カメラを受けるとなれば、検査を施行してもらう先生をかなり慎重に選ぶのです。
みなさんも、病院が大きいから大丈夫だろうとか、建物が綺麗だから大丈夫だろうとか、そういった基準で病院を選ぶのではなく、口コミでいい先生を探した方がいいと思います。
女性のがんの死因の第1位は大腸がん。(男性は4位。)
小さいポリープのうちであれば開業医の外来検査でも切除できてしまいますので、ぜひ早めの対処を心がけるようにしてください。
今日は製薬会社が主催の漢方のセミナーに参加してきました。
僕は以前にも書いたとおり、日常診療の中で漢方を積極的に併用するようにしていますが、やはりそういったセミナーに参加すると得るものは多いですね。
一番印象的だったのは、有名な先生でも、必ずしも一回目の処方で症状に合った薬を処方できているわけではなく、症例ごとに試行錯誤しているということですね。
(そこが一般的な医師たちに漢方が敬遠される所以でもあるのでしょうが・・・)
僕の外来でも、一回目の処方でバチッと症状が改善する場合もあれば、いろいろと試行錯誤する必要がある場合もあって、なかなか難しいなぁと思っていました。
ただ、漢方のよいところは、アレルギーさえなければ重篤な副作用がほとんどないため、いろいろと薬を変えてもあまり心配しなくていいところ。
西洋薬ではどうにもならない冷え性の治療や体質改善などもできるのも強みです。
これからもいろいろな機会を利用して、漢方は勉強していくつもりです。
当院では水曜日の午後に専門医の岡部先生が外来をされています。
自家調剤の漢方も処方されていますので、より効果の強い漢方治療をご希望の方は、ぜひ岡部先生の外来を受診してみてください。
今日ははるばる広島から、軽い慢性膵炎、膵機能障害の患者さんが親子で来られました。
ものすごくつらい症状(左腰背部痛、頭痛など)があるにもかかわらず、検査で明らかな異常が出ないからといって精神病扱いされ、膵臓のケアをしてもらえずに大変つらい思いをしている方が全国にたくさんいることを思い知らされます。
本日こられたお二人は、膵臓のケアをするようになってかなり症状が改善されていました。
お一方はほとんど寝たきりに近い状態だったのが起きて家事ができるようになり、もう一方も痛みなどで仕事を休まれていましたが、徐々に職場復帰もできるようになっておられました。
残念なのは、膵臓の専門の先生でもお腹を触らないで診察を終えてしまっている、現在の医療です。
膵臓の辺りを触っただけで飛び跳ねるほど痛む患者さんもたくさんおられるのに、そのことを「知って」いる医師がどれだけいるかと言われると、かなり懐疑的にならざるを得ません。
多くの医師はその事実さえ知らないと思います。
今日来られた患者さんにもお話しましたが、肝臓などと同じように、病気の手前の段階で異常値が出るような血液検査が開発されたら、間違いなく膵臓の医療の世界は一変し、苦しんでいる多くの患者さんたちが救われることになるだろうと思います。
そうなれば、わざわざ遠方の患者さんがうちのクリニックまで来なくても済むようになるわけです。
早くそういう時代が来てほしいものです・・・。
今日の大腸カメラはやや長い腸の方でした。
途中までは結構うまくストレートかできていたのですが、最後はちょっとループを形成してしまいました。
ただ、ご本人は(鎮痛剤なしで)まったく痛くなかったとのことでしたので、よかったです。
まぁ、送気量を少なくして、途中まで丁寧にたたみこめていたのがよかったのだと思います。
がんばって痛くない大腸カメラをさらに追求していきたいと思います。
今日も大腸カメラがありましたが、なんとか無事、ほぼ無痛(無麻酔)でストレート挿入が出来ました。
少し長い腸だったのでやや手こずりましたが、患者さんご自身に腹部圧迫していただくなどして、6分で挿入。
「大腸カメラは痛い」と周りに聞かされていたようで、喜んで帰って行かれました。
もちろん、中には痛みが出てしまう患者さんもおられますが、総じていい評価をいただいています。
大学病院で僕が大腸カメラをさせていただいた方が、クリニックまで追っかけてきてくださることもちょくちょくあり、大変ありがたいですね。
明日も大腸カメラが一件ありますので、がんばって「(患者さんが)楽な検査」を提供しようと思います。(^-^)
当院の内視鏡はフジノン社製なんですが、なんとこの機械、FTPで自動的に画像をFTPサーバーに転送する機能が標準でついています。
僕は大学で内視鏡所見の入力システムを自前で作ったわけですが、これをクリニック用に開発し直しているんですよね。
で、FTP機能を使えば、なんと自前で内視鏡所見入力と画像ファイリング、両方ができてしまうという。
これはちょっとすごいことなんですよ。
ちょっと細かいところでいろいろつまづきましたが、今日、内視鏡画像をFTPサーバーにアップロードすることができました。
まずはこれを閲覧するソフトを開発しなければ・・・。(^-^;
ここ数日、うちのクリニックのサイトを見て、電話で胃カメラの予約をしてくださる新患の方が増えてきました。
ありがたいことです。
午前はもちろんのこと、夜に鼻からの胃カメラをできるところはそうそうないので、もっともっと利用していただければいいなぁと思います。
今日の大腸カメラの患者さんは男性でしたが、痛み止めは一切使わず、無痛でストレート挿入ができました。
腸を丁寧にたたんで入れていますので、大腸に負担のない、理想的な挿入になりました。
よかったよかった。
去年大学で大腸カメラをさせていただいた患者さんが、わざわざクリニックに大腸カメラを受けにきてくださいました。
なんでも、以前他院で大腸カメラを受けた際、七転八倒の苦しい思いをしたとのこと。
で、去年僕の大腸カメラを受けたときに苦痛が少なく、「大腸カメラはこうでなくちゃいけない!」という確信を持ったんだそうです。
大変ありがたいことです。
その方は確かにS状結腸が長く、普通にスコープを押し込んだら地獄の苦しみになるだろうことは明白でした。
僕はいつも通りていねいにS状結腸を畳み込みながら挿入。
(僕は挿入時間よりも痛みの少なさを大事にしています。)
無痛完全ストレート挿入とは行きませんでしたが、最低限のループで挿入し、ご本人にも満足いただけました。
明日も頑張ろうと思います。
本日の夕方、診察時間が終わってから、中国の医師の方10人が当院を見学に来られました。
胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコーの機械、病院の運営方法等々を見学・質問されていかれ、非常に感心されていたようでした。
(特に、大腸カメラを痛み止めなしで、無痛で施行できてしまうことも多いという話をしたところ、かなりびっくりされていました。)
ただ、診療報酬の話をしたところ、あまりの安さに驚かれていたようです。
確かに、大腸カメラなどは3割負担で7000円くらい(ポリープ切除などをしたら別)で受けられてしまいますので、アメリカなどと比較すると10分の1以下の超破格だったりするんですよね・・・。
医療不信が蔓延する日本ですが、実は患者が世界で一番幸せな国は日本だといわれているそうです。
ただそれも、医療崩壊がもっと進めば変わってしまうかもしれませんが・・・。
医療費を削りすぎたイギリスは、完全に医療体制が崩壊し、救急外来の最大待ち時間が48時間という状態になってしまったそうです。
国外に優秀な人材が流出してしまった今になって、一生懸命医療費をかけるように政策を転換したそうですが、遅きに失した感があります。
日本も近い将来、同じような状態になりかねない危険性をはらんでいます。
恐ろしいことです。
今日は中部地方から患者さんが来られました。
やはり慢性膵炎の患者さんで、ネットで当院のことを知られたとのことでした。
症状が強くても、なかなか膵臓の症状と気づいてもらえず、腹部エコー、胃カメラなどで異常所見がないと「ストレス」「気のせい」などと言われ、挙句の果てには精神病扱いされてしまう、というケースが後を絶ちません。
これからも、そういった患者さんたちのために頑張っていきたいと思います。
今日は夜8時過ぎから大腸カメラを施行しました。
なかなか会社帰りに大腸カメラができるクリニックはないので、患者さんには喜ばれています。
ちなみに、今日の方は検査中、少し痛みがあったようです。
S状結腸を伸ばさず、短縮してストレートにした状態で挿入できた(大腸にとっては最も負荷の少ない挿入方法です)のですが、やはり腸が敏感な方は痛みが出てしまうことがあります。
とはいえ、予想していたよりは大分楽だったとのこと。
当院では患者さんからの希望や、強い痛みがない限り麻酔薬は使いませんので、余計な副作用(嘔吐やふらつき、めまい、血圧低下、呼吸抑制など)が出ることもありません。
今日の患者さんも、検査が終わった後、すぐにしっかりした足取りで普通に帰っていかれました。
水曜日の午後は東邦大学大橋病院(当院から1駅)の消化器内科で診療に携わっています。
今日はちょうどうちのクリニックの患者さんが入院されており、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)+EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)をされる予定だったため、検査に入ってきました。
検査終了後、その患者さんの今後の方針等についていろいろと相談をさせてもらい、患者さんともゆっくりお話をしました。
こういう密な連携が取れるというのも、当院の強みだなぁとしみじみ思います。
CTやMRIではっきり分かるような重症の膵炎の患者さんは大学と連携してしっかり治療し、軽症の膵炎の患者さんは当院できめ細かなケアをしていく。
非常にいい形ができているように思います。
今日は臨時で大腸カメラをしました。
今のところ大腸カメラの予約があまり入っていないので、初診で来たその日に検査ができちゃったりします。(^-^;;
今日検査を受けられた方は、「大腸カメラは、のたうち回るような苦しい検査」と聞かされていたようで、かなり怖がっておられました。
しかし実際には痛み止めを使わずに、無痛で終末回腸までカメラを挿入。
患者さんは満面の笑みで帰って行かれました。
僕は大学で、大腸内視鏡挿入時の痛みの研究を何年間もしてきました。
好きでやっていたこととはいえ、つらい時もありました。
でも、今日のような患者さんの笑顔を見ると、頑張って研究してきてよかったなぁと心底思います。
製薬会社からインフルエンザの予防接種の案内が来ました。
なんと9月下旬ごろ発売なんだとか。
いやぁ、もうすぐじゃないですか。
早いですねぇ。
うちのクリニックでも、インフルエンザの予防接種、注文しました。
結構うちは良心的な価格で出しているので、たくさん患者さんが来てくれるとうれしいですねぇ。
ちなみに、使っているものは大学病院などと全く同じものです。
たまに値段が高いほうが効くんじゃないかと思っている方がいらっしゃいますが、残念ながら高くても安くても効果に差はありません。
うちのクリニックは、「アレルギー性の皮膚炎の患者さんは、症状や診察所見などから膵臓の調子が悪いと考えられる場合が多い」という経験則に基づき、伝統的に膵臓をしっかり見ています。
(内臓から皮膚を見る、というアプローチです。)
症状の強い方に関しては、定期的に腹部エコーなどの検査をさせていただいており、強い異常があれば近くの画像検査専門の施設に行っていただいてMRIを受けてきていただいています。
(総合病院などではMRIは1~2ヶ月待たされるのが当たり前ですが、当院でお願いしているところは大幅に早く検査を受けられることが多いようです。)
先日、エコーをさせていただいた患者さんで、膵臓に明らかな異常が見られた方がいらっしゃいました。
MRIをとってきてもらったところ、案の定、膵腫瘍が見つかりました。
当たり前のことではありますが、超音波検査って、大事ですね。
えぇと、7月1日から、僕がヒラハタクリニックの診療の中心者になりました。
細かい継承の手続きなんかはもうちょっと先になりそうですが、さしあたって基本的にすべての曜日の外来を担当し、親父は外来には出なくなりました。
代替わりすると患者さんの数は減ったりしそうなものですが、おかげさまで今のところたくさんの方が受診してくださっています。
2~3年手伝いに行って顔を売っていたのが良かったのかもしれません。
また、その期間で親父の診療方針をしっかり理解することができ、患者さんたちにも安心してもらえる素地ができたのかなとも思います。
いろいろとこなしていかなければいけない課題もありますが、一つ一つ、丁寧に処理していこうと思っています。
さしあたって、いかに患者さんの待ち時間を減らすかが第一優先の課題ですね。
外来の技術を磨いて、不満なく、かつ待ち時間の少ない外来を目指していきたいと思います。
今、一生懸命取り組んでいるのが、説明資料の作成です。
口で説明できることには限界があるので、うまくオリジナルの資料を使ってクオリティの高い診療を達成していきたいと思います。
今日、ちょっと大腸カメラの挿入法のDVDを見る機会がありました。
開業医の先生向けのDVDだと思うんですが、正直ちょっとつらかった・・・。
僕は大学で数年間、大腸カメラ挿入時の痛みの研究をしてきましたので、内視鏡の画面を見ていれば、痛い検査かどうかがある程度分かります。
で、そのDVDは見ていて患者さんが痛がる挿入法だったんですよね。
S状結腸という部分を思い切り伸ばしてループを作り、それを解除してスコープを進めていくという。
次善の策としてそういう入れ方になってしまう、というのは仕方ないのですが、最初は腸管のループを形成しない挿入を目指すべきです。
もう一点、とても気になったのは、オーバーライトになったスコープのねじれを、脾曲で本体側に堂々と逃がすシーンです。
あれをするとスコープの本体側に半径の非常に小さなループができ、スコープを痛めてしまうので、DVDで人に見せちゃうのは正直どうかと・・・。
後輩がそれをやった時は、僕は絶対にしないよう(ちょっとキツめに)指導しています。
脾曲からすこしスコープを引いて、スコープをまっすぐにした状態で素直に左回転させればオーバーライト状態は解除されるはずなんですが・・・。
(この左回転でスコープが抜けるようなら、ループが形成されたままになっているか、下行結腸にスコープが達していないかのどちらか、あるいは両方です。)
ライトターンショートニングという言葉の意味もちょっと違う意味で使われていましたし、ちょっといまいちなDVDでした・・・。
日本医師会認定産業医になるには、50単位の研修を受けなければなりませんが、そのあと、申請せずにいれば、更新もせず、かつ、いつでも認定産業医になれる、という不思議な制度がありました。
が、今年の4月1日から、申請期限ができたようです。
具体的には、最後の研修受講日から5年以内に申請しなければならないとのこと。
これ、結構知らない先生がたくさんいそうです・・・。
大丈夫かなぁ。
☆☆☆参考サイト☆☆☆
http://www.med.or.jp/doctor/ssi/seido/50tani.html
7月1日から、メインの活動場所が渋谷の平畑クリニックになります。
簡単に言えば、クリニックのかなりの部分を継ぐことになったということですね。(^-^;
今までも週に3回クリニックの外来をしていましたが、これからはもっと私の特徴を前面に出したクリニック運営を展開していこうと思います。
具体的には、今まで皮膚科と膵臓、アンチエイジング、健診、美容がメインだったのですが、7月からはこれらに加えて、私の専門である消化器内視鏡を前面に出していこうと思います。
「鼻からの苦しくない胃カメラ」、「痛みが無い~少なくて終わったらすぐに仕事ができる大腸内視鏡」サービスを提供します。
そしてこれらを、忙しいビジネスパーソンの方々が仕事帰りに受けられるよう、夜まで行います。
また、父が米国アンチエイジング学会(A4M)の認定医(米国で試験を受けて合格した日本人は父が始めてだそうです)であり、私も日本抗加齢学会の会員ですので、EDやAGA(薄毛)の治療~キレーション、総合ホルモン補充療法まで、ニーズに合わせた幅広いアンチエイジング医療を提供していこうと思っています。
大腸カメラでは、どうやっても痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。
これは私が勝手に言っていることではなく、一般に言われていることなのですが、婦人科の病気(子宮や卵巣の病気)をされた後の人、そのなかでも手術を受けられた方、および憩室がたくさんある方は痛みが出てしまうことが多いですね。
たとえ、空気を入れない(無送気)で、腸管を引き伸ばさずストレートに入れても、鎮痛剤・鎮静剤を使わなければ痛みが出てしまうことが多いのです。(もちろん痛くないこともありますが。)
これは腸が癒着していたり、硬くなってしまっていたりすることが原因です。
(他方、意外に虫垂炎や胆のう摘出手術後の方は普通に検査ができてしまうことが多いですね。)
痛みが強い場合は、私も鎮痛剤・鎮静剤を使います。
ただその際、昨日も書いたように、呼吸抑制などの副作用が出てしまうことがありますので、入院施設がある病院で検査を受けていただいた方がいいと思います。
これは私が勤務している施設の話ではありませんが、鎮痛剤・鎮静剤を使って大腸カメラをしていて、カメラが終わった時に患者さんが亡くなっていたという事例があったそうです。
噂ではその後訴訟になったとのことでしたが・・・。
やはり副作用の可能性を考えると、鎮痛剤・鎮静剤を一定量以上使う必要がある方は、ある程度大きな病院で検査を受けていただくのが安心だと言えると思います。
スタッフも多いですし、何かあれば緊急処置がしてもらえますから。
つい先日、気づいたら挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)の最短記録を更新してました。
1分23秒。
もちろん痛み止めなし、鎮静剤なしで、無痛でした。
余計な薬を使っていません(腸の動きを抑える薬のみ)ので、その方は検査後すぐに仕事ができる状態。
この位になってくると、あとは何秒早かろうが関係ないですよね。
(患者さんとちょっと話をしたら1分くらいすぐ経ちますので。)
自分で書いておいてなんですが、2分を切ったら、最短記録更新を狙うことに意味はないと思います。
大腸カメラの技術の指標の第一は、余計な痛みを与えないことだと書きました。
しかし、注意しなければいけないこともあります。
それは、「薬によって見かけ上の痛みは減らすことができる」という点です。
つまり、痛み止め、鎮静剤で「痛みに気づけない」状態にされていることがあるのです。
この場合、「無痛」でも、本当に腸に優しいかどうかは分かりません。
若い人では通常問題ありませんが、痛み止め、鎮静剤には呼吸抑制などの危険な副作用が出ることもあるため、本来であればそれらを使うかどうかは受診者と医師で相談して決めなければならないことだと思います。
受診者から特に希望がない場合、私は基本的に痛み止め、鎮静剤を使わずに検査を始め、痛みが出たら随時追加投与するという形をとっています。
その方が余計な薬を投与しなくて済むからです。
大腸カメラは、施行する医師の技量によって、挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)もその間の痛みもかなり差が出てしまう検査です。
だからこそ、消化器内視鏡医の間では大腸カメラの挿入技術が「永遠のテーマ」と言われ続けているわけです。
挿入技術の指標の第一は、私は痛みだと思っています。
いくら挿入時間が早くても、患者さん(と腸)に余計な苦痛を与えるようでは、クオリティの高い検査とは言えないと思うからです。
第二の指標は、挿入時間です。
余計な苦痛を与えないのが前提条件ですが、その上で挿入時間が早いのがやはり高い技術の証明になりますね。
最近、漢方をよく処方するようになりました。
通常、西洋医学の薬の方が使ってすぐ効きますので、キレは圧倒的にいいわけですが、西洋医学でどうにもならなくなった慢性病の患者さんに漢方を使うと、ちょっとよくなったりするんですよね。
また、女性の「病気というほどでもないけど結構つらい」という症状にも、対応しやすいのもいい。
抗生剤を使わないでもニキビがスパッと治ったり。
西洋医学は基本的に人間を「部品の集合」として見ていくわけですが、漢方医学は全体のバランスを見る医学。
よく「全人的医療」とか言って、「部品を直すのではなく、人間を直すんだ」みたいなことがスローガン的に掲げられたりしますが、ともするとないがしろにされがちなのも確か。
漢方は必然的に全体を見ますので、自然に「全人的医療」ができるのも魅力です。
基本的に1種類~せいぜい2種類の薬しか処方しないので、医療経済的にも優れているんですよね。
日本の漢方は、しっかり体系化されていて勉強しやすいので欧米からも注目されているとか。
漢方、面白いですよ。
さくらいさんのリクエストにお答えして。(^-^;
今まで、外来を再受診した場合、ほぼ一律に「外来管理加算」というのが取られていました。
(患者さんの負担は3割負担の場合で150円くらい。)
今月から決まりが変わって、これが「一律」ではなくなりました。
具体的には、検査等がなく、診察と処方だけだった場合、5分以上かからなければこの「外来管理加算」が基本的には取られなくなるということです。
まぁ、患者さんからすれば、ストップウォッチを持って診察室に入って、5分以内に出ればジュースが一本買えるというお話。
ただ、医療機関からすれば、ただでさえ病院はどこも経営が苦しいのに、さらにそんなところまで削るのか、という意見が多いようです。
日本の医療はかなりまずいところまで来ていますが、今後どうなるんですかね・・・。
なんだか最近30代~40代の大腸進行癌をよく見るような気がします。
僕はそろそろ大腸カメラを受けようかなと思っていますが、30才を過ぎたらやっぱり毎年便潜血検査くらいは受けないと危ないですね。
血のつながった人の中に大腸癌や大腸ポリープになった方がいたら、絶対に便潜血検査よりも大腸カメラをお勧めします。
渋谷に近い方は、ヒラハタクリニックに来ていただければ、気軽に便潜血検査ができますので是非どうぞ。
僕の外来であれば大学病院での大腸カメラの予約(1週間以内に検査可能)もできます。
僕の外来の受付時間は今のところ月・金曜の夜6時~8:15と、水曜の午前9時~午後12時半です。
先日、内視鏡学会の地方会で発表したものを投稿してきました。
内容は、直腸カルチノイドという病気を3D EUSを併用して2本の内視鏡を使って取りました、というもの。
EUSはうちの病院の売りのひとつでもあり、今後またアピールしていかなければならない分野です。
まぁ、僕には大したことはできないかもしれませんが・・・。(^-^;;
最近非常に増えてきている難病の一つに、炎症性腸疾患というものがあります。
血便や腹痛などで発症することが多く、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」という2つの病気が含まれています。
今回は、その病気になった時に役立つサイトをご紹介。
食事など、どういった点に気をつければよいかが分かりやすく書かれています。
スポンサーは味の素。
尿路結石って聞いたこと、ありますか?
尿路系に石ができる病気です。(そのまんまですね。)
突然ものすごい痛みが腰や上腹部~下腹部に出ることが多いのですが、この病気、近年どんどん増えてきているんだそうです。
現在の割合だと、男性だと15人に1人位の人が生涯のうちにかかると言われています。
この病気、脂質や動物性蛋白の摂取、糖尿病、高尿酸血症等に伴ってなりやすくなることから、メタボリックシンドロームの一つとして数えられることも多いとのこと。
再発が多いのもこの病気の特徴です。
かなり強い痛みを伴う病気ですので、心配な皆さんはしっかりメタボ対策してくださいね。(^-^)