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2008年10月 6日

今日はボトックス治療をしました。

眉間のしわ、気にされている方も多いかと思いますが、ボトックスという注射をしてあげて、筋肉の力を抑えてあげるとずいぶん軽くなります。
ボツリヌス菌の毒素の力を利用しているんですが、副作用もほとんどなく、非常に好評をいただいています。
(筋肉の力を弱めますので、逆に眉間に力が入らなくはなりますが・・・)

効果が3~6ヶ月ですので、逆に言えば気に入らなくてもその期間がたてば元通りになります。
注射薬として一流品を使っているため薬剤費が非常に高く、お値段も高めにはなってしまっていますが、美容形のクリニックに比べるとかなりの低価格で実施しています。
興味のある方は、いつでもご相談ください。

2008年10月 3日

今日も無痛で大腸カメラ。

今日も大腸カメラがありました。
いつもどおり、痛み止めは一切使わず、無痛でストレート挿入。
患者さんにも喜んでいただけました。
よかったよかった。

個人的には、もっともっとたくさんの人に痛くない大腸カメラを施行して、どんどん大腸がんを予防していきたいんですが、僕が院長になって3か月しかたっていないこともあってか、なかなか思うように大腸カメラの件数が増えないですねぇ。
(町のクリニックとしては多いほうなのかもしれませんが・・・)
患者さんと話していたんですが、あまり宣伝とかしても「金儲けの医者なのか」と思われそうでいやですし・・・。
贅沢なのかもしれませんが、口コミで大腸カメラを受けにきてくださる人が増えてくれるのが理想ですね。(^-^;

2008年9月23日

頑張らなくても2ヶ月で4Kg減量

当院では、肥満症の方に食欲抑制剤(リダクティル)と脂肪吸収抑制剤(ゼニカル)を処方しています。
特に食欲抑制剤は効果が高く、1日1錠でしっかり食欲が抑制され、根性などは全く必要なく痩せられるようです。
先日来られた方も、まったく食事を控えようという気はないのに、2ヶ月弱でほぼ4Kgの減量に成功しておられ、周りの方にも驚かれているようでした。
1錠900円と、決して安い薬剤ではありませんが、エステなどに高いお金を出すことを考えれば、はるかに効果が高く、簡単に痩せられます。

個人輸入をされている方もおられるようですが、よほど業者に信用が置ける場合でない限りは、中国製の危険な偽薬をつかまされる可能性もあり、場合によっては命がけの冒険ともなりかねません。
当院はしっかりと薬監証明を取得し、アメリカから直接薬を輸入しておりますので、品質の心配はありません。

また、副作用が疑われたら直ちに採血や腹部エコー等を含め、必要に応じてしっかりと全身状態をチェックしますので、万が一副作用などがあった場合も安心です。
その点、美容系のクリニックなどはたいてい内臓の管理には疎い先生がされていることがほとんどですので、私のような消化器内科を専門にやってきた医師が拝見するに越したことはないのではないでしょうか。

ちなみに、他のクリニックさんだと当院の1.5倍以上の値段を取っていることが多いようです。
うちは渋谷の駅前ということも考えると、結構良心的なんじゃないかと思っています。

2008年9月22日

今日も大腸カメラ

今日も大腸カメラが午後にありました。
今回も、女性のちょっと長い腸でしたが、一番の難所であるS状結腸は丁寧に畳み込んで無痛で通過。(もちろん痛み止めは一切使っていません。)
脾曲で屈曲が強く、ちょっと痛みが出てしまいましたが、腹部圧迫を加えた後は無痛で挿入でき、ご本人も喜んで帰っていかれました。

こういう細かい積み重ねが大事なんだろうなぁと思います。
もっとたくさんの方に痛みの少ない大腸カメラを受けていただき、大腸がんを予防してもらいたいと思っています。

2008年9月19日

ディスプレイ内容を更新しました。

院内ディスプレイ(テレビ)の内容を更新しました。
今回は当院の人気メニュー、プラセンタについて、載せてみました。

プラセンタ注射に関しては、最近だけでも、肌が綺麗になった、生理痛が劇的に楽になった、水泳のタイムが急激に縮んだ、疲れなくなった、など、たくさんの反響をいただいています。
一般の治療では治りづらい症状が改善されるため、非常に喜ばれています。
診察の待ち時間で、すぐに打ててしまうのも魅力のようです。

2008年9月18日

今日も無痛で大腸カメラ

今日も大腸カメラが一件ありましたが、痛み止めなしで無痛で施行できました。
今日の患者さんは以前大学で検査をさせていただいた患者さんで、また僕に検査をしてほしいと追っかけてきてくださった方でした。
最初に検査を受けたとき、かなり痛かったそうなのですが、僕の検査を受けて痛みがなかったため、ファンになっていただけたようです。
来年もよろしくお願いします、とおっしゃって、笑顔で帰っていかれました。
頑張ってきてよかったな、と心底思う瞬間です。

ところで先日、大腸カメラで大変有名な先生が「大腸カメラは普通痛くない」とテレビで言われていたそうです。
僕はその番組を見ていないのでなんとも言えませんが、本当だとしたらとんでもない話です。
もしかしたら内視鏡メーカーか番組のディレクターあたりに、そう言うように頼まれていたのかもしれませんが、明らかに事実と違います。

事実、その先生の施設(大変有名)で大腸カメラを受けた患者さんが、「ものすごく痛くて、大変な目にあった」とおっしゃっていました。
(その方には、僕の内視鏡のほうが全然痛くない、とおっしゃっていただいたように記憶しています。)

検査の件数が多い施設は、どうしても早く内視鏡を終わらせようとする傾向にあるため、乱雑な操作になってしまうことがあるようです。
また、観察も勢い短い時間で終わらせてしまうことがあり、ポリープの発見率の低下が心配されます。
(イギリスの論文では、盲腸に到達してから6分以上観察に時間をかけないと、ポリープの発見率が明らかに下がると証明されています。)

僕は時間よりも痛みの少なさ、病変の発見を大切にしているため、やや検査時間が長くなる傾向にあります。(大腸カメラの検査時間は15~30分ほどかかります。)
現在の保険制度では全く評価されない努力ですが、それが医師としての僕のポリシーです。

2008年9月16日

今日の大腸カメラ

今日大腸カメラをさせていただいた方は、ややS状結腸の長かったために腸の屈曲が強く、S状結腸を畳み込む段階でやや強いアングル操作が必要となってしまい、軽い痛みが出てしまいました。
しかしRSのところで丁寧に腸を畳み込んだ後は、くるくると逃げ回る腸を捕捉しながらきっちりストレート挿入でき、患者さんは「周りの方に聞かされていた痛みの強い大腸カメラとは全く違う!」と大変満足して帰られました。

今回は痛み止めなしで大腸カメラを施行しましたが、今日の患者さんのように長いS状結腸に対してあまり芸のないプッシュ主体の大腸カメラをしてしまうと、たとえ麻薬を使っても激痛・絶叫検査となってしまいます。
また、そういった検査は痛いだけでなく、大腸に穴が開く(穿孔)危険性もはらんでおり、非常に危険です。
痛みは全身麻酔で寝かしてしまえば分からなくなりますが、穿孔の危険性は痛みによるブレーキがかからない分むしろ増加しますし、麻酔によるショック・呼吸抑制などの危険性が増加します。

実は、消化器内科医の間では「大腸カメラをしてもらう先生はちゃんと選ばなければならない」というのは「常識」です。
自分が大腸カメラを受けるとなれば、検査を施行してもらう先生をかなり慎重に選ぶのです。
みなさんも、病院が大きいから大丈夫だろうとか、建物が綺麗だから大丈夫だろうとか、そういった基準で病院を選ぶのではなく、口コミでいい先生を探した方がいいと思います。

女性のがんの死因の第1位は大腸がん。(男性は4位。)
小さいポリープのうちであれば開業医の外来検査でも切除できてしまいますので、ぜひ早めの対処を心がけるようにしてください。

2008年9月13日

漢方のセミナーに参加してきました。

今日は製薬会社が主催の漢方のセミナーに参加してきました。
僕は以前にも書いたとおり、日常診療の中で漢方を積極的に併用するようにしていますが、やはりそういったセミナーに参加すると得るものは多いですね。
一番印象的だったのは、有名な先生でも、必ずしも一回目の処方で症状に合った薬を処方できているわけではなく、症例ごとに試行錯誤しているということですね。
(そこが一般的な医師たちに漢方が敬遠される所以でもあるのでしょうが・・・)

僕の外来でも、一回目の処方でバチッと症状が改善する場合もあれば、いろいろと試行錯誤する必要がある場合もあって、なかなか難しいなぁと思っていました。
ただ、漢方のよいところは、アレルギーさえなければ重篤な副作用がほとんどないため、いろいろと薬を変えてもあまり心配しなくていいところ。
西洋薬ではどうにもならない冷え性の治療や体質改善などもできるのも強みです。
これからもいろいろな機会を利用して、漢方は勉強していくつもりです。

当院では水曜日の午後に専門医の岡部先生が外来をされています。
自家調剤の漢方も処方されていますので、より効果の強い漢方治療をご希望の方は、ぜひ岡部先生の外来を受診してみてください。

2008年9月 8日

今日は広島から。

今日ははるばる広島から、軽い慢性膵炎、膵機能障害の患者さんが親子で来られました。
ものすごくつらい症状(左腰背部痛、頭痛など)があるにもかかわらず、検査で明らかな異常が出ないからといって精神病扱いされ、膵臓のケアをしてもらえずに大変つらい思いをしている方が全国にたくさんいることを思い知らされます。

本日こられたお二人は、膵臓のケアをするようになってかなり症状が改善されていました。
お一方はほとんど寝たきりに近い状態だったのが起きて家事ができるようになり、もう一方も痛みなどで仕事を休まれていましたが、徐々に職場復帰もできるようになっておられました。

残念なのは、膵臓の専門の先生でもお腹を触らないで診察を終えてしまっている、現在の医療です。
膵臓の辺りを触っただけで飛び跳ねるほど痛む患者さんもたくさんおられるのに、そのことを「知って」いる医師がどれだけいるかと言われると、かなり懐疑的にならざるを得ません。
多くの医師はその事実さえ知らないと思います。

今日来られた患者さんにもお話しましたが、肝臓などと同じように、病気の手前の段階で異常値が出るような血液検査が開発されたら、間違いなく膵臓の医療の世界は一変し、苦しんでいる多くの患者さんたちが救われることになるだろうと思います。
そうなれば、わざわざ遠方の患者さんがうちのクリニックまで来なくても済むようになるわけです。
早くそういう時代が来てほしいものです・・・。

2008年9月 6日

今日も無痛挿入

今日の大腸カメラはやや長い腸の方でした。
途中までは結構うまくストレートかできていたのですが、最後はちょっとループを形成してしまいました。
ただ、ご本人は(鎮痛剤なしで)まったく痛くなかったとのことでしたので、よかったです。
まぁ、送気量を少なくして、途中まで丁寧にたたみこめていたのがよかったのだと思います。
がんばって痛くない大腸カメラをさらに追求していきたいと思います。

2008年9月 5日

今日も無痛挿入

今日も大腸カメラがありましたが、なんとか無事、ほぼ無痛(無麻酔)でストレート挿入が出来ました。
少し長い腸だったのでやや手こずりましたが、患者さんご自身に腹部圧迫していただくなどして、6分で挿入。
「大腸カメラは痛い」と周りに聞かされていたようで、喜んで帰って行かれました。

もちろん、中には痛みが出てしまう患者さんもおられますが、総じていい評価をいただいています。
大学病院で僕が大腸カメラをさせていただいた方が、クリニックまで追っかけてきてくださることもちょくちょくあり、大変ありがたいですね。

明日も大腸カメラが一件ありますので、がんばって「(患者さんが)楽な検査」を提供しようと思います。(^-^)

2008年8月28日

内視鏡を接続!!

当院の内視鏡はフジノン社製なんですが、なんとこの機械、FTPで自動的に画像をFTPサーバーに転送する機能が標準でついています。

僕は大学で内視鏡所見の入力システムを自前で作ったわけですが、これをクリニック用に開発し直しているんですよね。
で、FTP機能を使えば、なんと自前で内視鏡所見入力と画像ファイリング、両方ができてしまうという。
これはちょっとすごいことなんですよ。

ちょっと細かいところでいろいろつまづきましたが、今日、内視鏡画像をFTPサーバーにアップロードすることができました。
まずはこれを閲覧するソフトを開発しなければ・・・。(^-^;

2008年8月12日

胃カメラの電話予約が増えました。

ここ数日、うちのクリニックのサイトを見て、電話で胃カメラの予約をしてくださる新患の方が増えてきました。
ありがたいことです。
午前はもちろんのこと、夜に鼻からの胃カメラをできるところはそうそうないので、もっともっと利用していただければいいなぁと思います。

今日の大腸カメラ

今日の大腸カメラの患者さんは男性でしたが、痛み止めは一切使わず、無痛でストレート挿入ができました。
腸を丁寧にたたんで入れていますので、大腸に負担のない、理想的な挿入になりました。
よかったよかった。

2008年8月11日

大学から追っかけてきてくださいました。

去年大学で大腸カメラをさせていただいた患者さんが、わざわざクリニックに大腸カメラを受けにきてくださいました。
なんでも、以前他院で大腸カメラを受けた際、七転八倒の苦しい思いをしたとのこと。
で、去年僕の大腸カメラを受けたときに苦痛が少なく、「大腸カメラはこうでなくちゃいけない!」という確信を持ったんだそうです。
大変ありがたいことです。

その方は確かにS状結腸が長く、普通にスコープを押し込んだら地獄の苦しみになるだろうことは明白でした。
僕はいつも通りていねいにS状結腸を畳み込みながら挿入。
(僕は挿入時間よりも痛みの少なさを大事にしています。)
無痛完全ストレート挿入とは行きませんでしたが、最低限のループで挿入し、ご本人にも満足いただけました。

明日も頑張ろうと思います。

2008年8月 6日

中国の先生たちが来られました。

本日の夕方、診察時間が終わってから、中国の医師の方10人が当院を見学に来られました。
胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコーの機械、病院の運営方法等々を見学・質問されていかれ、非常に感心されていたようでした。
(特に、大腸カメラを痛み止めなしで、無痛で施行できてしまうことも多いという話をしたところ、かなりびっくりされていました。)

ただ、診療報酬の話をしたところ、あまりの安さに驚かれていたようです。
確かに、大腸カメラなどは3割負担で7000円くらい(ポリープ切除などをしたら別)で受けられてしまいますので、アメリカなどと比較すると10分の1以下の超破格だったりするんですよね・・・。
医療不信が蔓延する日本ですが、実は患者が世界で一番幸せな国は日本だといわれているそうです。
ただそれも、医療崩壊がもっと進めば変わってしまうかもしれませんが・・・。

医療費を削りすぎたイギリスは、完全に医療体制が崩壊し、救急外来の最大待ち時間が48時間という状態になってしまったそうです。
国外に優秀な人材が流出してしまった今になって、一生懸命医療費をかけるように政策を転換したそうですが、遅きに失した感があります。
日本も近い将来、同じような状態になりかねない危険性をはらんでいます。
恐ろしいことです。

2008年7月31日

中部地方から来院

今日は中部地方から患者さんが来られました。
やはり慢性膵炎の患者さんで、ネットで当院のことを知られたとのことでした。

症状が強くても、なかなか膵臓の症状と気づいてもらえず、腹部エコー、胃カメラなどで異常所見がないと「ストレス」「気のせい」などと言われ、挙句の果てには精神病扱いされてしまう、というケースが後を絶ちません。

これからも、そういった患者さんたちのために頑張っていきたいと思います。

会社帰りに大腸カメラ

今日は夜8時過ぎから大腸カメラを施行しました。
なかなか会社帰りに大腸カメラができるクリニックはないので、患者さんには喜ばれています。

ちなみに、今日の方は検査中、少し痛みがあったようです。
S状結腸を伸ばさず、短縮してストレートにした状態で挿入できた(大腸にとっては最も負荷の少ない挿入方法です)のですが、やはり腸が敏感な方は痛みが出てしまうことがあります。
とはいえ、予想していたよりは大分楽だったとのこと。
当院では患者さんからの希望や、強い痛みがない限り麻酔薬は使いませんので、余計な副作用(嘔吐やふらつき、めまい、血圧低下、呼吸抑制など)が出ることもありません。
今日の患者さんも、検査が終わった後、すぐにしっかりした足取りで普通に帰っていかれました。

2008年7月30日

大学でERCPに入ってきました。

水曜日の午後は東邦大学大橋病院(当院から1駅)の消化器内科で診療に携わっています。
今日はちょうどうちのクリニックの患者さんが入院されており、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)+EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)をされる予定だったため、検査に入ってきました。

検査終了後、その患者さんの今後の方針等についていろいろと相談をさせてもらい、患者さんともゆっくりお話をしました。
こういう密な連携が取れるというのも、当院の強みだなぁとしみじみ思います。

CTやMRIではっきり分かるような重症の膵炎の患者さんは大学と連携してしっかり治療し、軽症の膵炎の患者さんは当院できめ細かなケアをしていく。
非常にいい形ができているように思います。

2008年7月25日

今日も無痛で大腸カメラ

今日は臨時で大腸カメラをしました。
今のところ大腸カメラの予約があまり入っていないので、初診で来たその日に検査ができちゃったりします。(^-^;;

今日検査を受けられた方は、「大腸カメラは、のたうち回るような苦しい検査」と聞かされていたようで、かなり怖がっておられました。
しかし実際には痛み止めを使わずに、無痛で終末回腸までカメラを挿入。
患者さんは満面の笑みで帰って行かれました。

僕は大学で、大腸内視鏡挿入時の痛みの研究を何年間もしてきました。
好きでやっていたこととはいえ、つらい時もありました。
でも、今日のような患者さんの笑顔を見ると、頑張って研究してきてよかったなぁと心底思います。

2008年7月18日

インフルエンザ予防接種注文。

製薬会社からインフルエンザの予防接種の案内が来ました。
なんと9月下旬ごろ発売なんだとか。
いやぁ、もうすぐじゃないですか。
早いですねぇ。

うちのクリニックでも、インフルエンザの予防接種、注文しました。
結構うちは良心的な価格で出しているので、たくさん患者さんが来てくれるとうれしいですねぇ。
ちなみに、使っているものは大学病院などと全く同じものです。
たまに値段が高いほうが効くんじゃないかと思っている方がいらっしゃいますが、残念ながら高くても安くても効果に差はありません。

2008年7月16日

膵腫瘍を見つけました

 うちのクリニックは、「アレルギー性の皮膚炎の患者さんは、症状や診察所見などから膵臓の調子が悪いと考えられる場合が多い」という経験則に基づき、伝統的に膵臓をしっかり見ています。
(内臓から皮膚を見る、というアプローチです。)

症状の強い方に関しては、定期的に腹部エコーなどの検査をさせていただいており、強い異常があれば近くの画像検査専門の施設に行っていただいてMRIを受けてきていただいています。
(総合病院などではMRIは1~2ヶ月待たされるのが当たり前ですが、当院でお願いしているところは大幅に早く検査を受けられることが多いようです。)

 先日、エコーをさせていただいた患者さんで、膵臓に明らかな異常が見られた方がいらっしゃいました。
MRIをとってきてもらったところ、案の定、膵腫瘍が見つかりました。

当たり前のことではありますが、超音波検査って、大事ですね。

2008年7月 5日

いよいよ開業。

えぇと、7月1日から、僕がヒラハタクリニックの診療の中心者になりました。
細かい継承の手続きなんかはもうちょっと先になりそうですが、さしあたって基本的にすべての曜日の外来を担当し、親父は外来には出なくなりました。

代替わりすると患者さんの数は減ったりしそうなものですが、おかげさまで今のところたくさんの方が受診してくださっています。
2~3年手伝いに行って顔を売っていたのが良かったのかもしれません。
また、その期間で親父の診療方針をしっかり理解することができ、患者さんたちにも安心してもらえる素地ができたのかなとも思います。

いろいろとこなしていかなければいけない課題もありますが、一つ一つ、丁寧に処理していこうと思っています。
さしあたって、いかに患者さんの待ち時間を減らすかが第一優先の課題ですね。
外来の技術を磨いて、不満なく、かつ待ち時間の少ない外来を目指していきたいと思います。

今、一生懸命取り組んでいるのが、説明資料の作成です。
口で説明できることには限界があるので、うまくオリジナルの資料を使ってクオリティの高い診療を達成していきたいと思います。

2008年6月21日

大腸カメラの挿入法DVD

今日、ちょっと大腸カメラの挿入法のDVDを見る機会がありました。
開業医の先生向けのDVDだと思うんですが、正直ちょっとつらかった・・・。
僕は大学で数年間、大腸カメラ挿入時の痛みの研究をしてきましたので、内視鏡の画面を見ていれば、痛い検査かどうかがある程度分かります。
で、そのDVDは見ていて患者さんが痛がる挿入法だったんですよね。
S状結腸という部分を思い切り伸ばしてループを作り、それを解除してスコープを進めていくという。
次善の策としてそういう入れ方になってしまう、というのは仕方ないのですが、最初は腸管のループを形成しない挿入を目指すべきです。

もう一点、とても気になったのは、オーバーライトになったスコープのねじれを、脾曲で本体側に堂々と逃がすシーンです。
あれをするとスコープの本体側に半径の非常に小さなループができ、スコープを痛めてしまうので、DVDで人に見せちゃうのは正直どうかと・・・。
後輩がそれをやった時は、僕は絶対にしないよう(ちょっとキツめに)指導しています。
脾曲からすこしスコープを引いて、スコープをまっすぐにした状態で素直に左回転させればオーバーライト状態は解除されるはずなんですが・・・。
(この左回転でスコープが抜けるようなら、ループが形成されたままになっているか、下行結腸にスコープが達していないかのどちらか、あるいは両方です。)

ライトターンショートニングという言葉の意味もちょっと違う意味で使われていましたし、ちょっといまいちなDVDでした・・・。

2008年6月20日

産業医研修後の申請期間制限

日本医師会認定産業医になるには、50単位の研修を受けなければなりませんが、そのあと、申請せずにいれば、更新もせず、かつ、いつでも認定産業医になれる、という不思議な制度がありました。
が、今年の4月1日から、申請期限ができたようです。
具体的には、最後の研修受講日から5年以内に申請しなければならないとのこと。
これ、結構知らない先生がたくさんいそうです・・・。
大丈夫かなぁ。

☆☆☆参考サイト☆☆☆
http://www.med.or.jp/doctor/ssi/seido/50tani.html

2008年6月 8日

クリニックがメインになります。

7月1日から、メインの活動場所が渋谷の平畑クリニックになります。
簡単に言えば、クリニックのかなりの部分を継ぐことになったということですね。(^-^;
今までも週に3回クリニックの外来をしていましたが、これからはもっと私の特徴を前面に出したクリニック運営を展開していこうと思います。

具体的には、今まで皮膚科と膵臓、アンチエイジング、健診、美容がメインだったのですが、7月からはこれらに加えて、私の専門である消化器内視鏡を前面に出していこうと思います。
「鼻からの苦しくない胃カメラ」、「痛みが無い~少なくて終わったらすぐに仕事ができる大腸内視鏡」サービスを提供します。
そしてこれらを、忙しいビジネスパーソンの方々が仕事帰りに受けられるよう、夜まで行います。

また、父が米国アンチエイジング学会(A4M)の認定医(米国で試験を受けて合格した日本人は父が始めてだそうです)であり、私も日本抗加齢学会の会員ですので、EDやAGA(薄毛)の治療~キレーション、総合ホルモン補充療法まで、ニーズに合わせた幅広いアンチエイジング医療を提供していこうと思っています。

2008年6月 1日

どうやっても痛む場合も・・・。

大腸カメラでは、どうやっても痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。
これは私が勝手に言っていることではなく、一般に言われていることなのですが、婦人科の病気(子宮や卵巣の病気)をされた後の人、そのなかでも手術を受けられた方、および憩室がたくさんある方は痛みが出てしまうことが多いですね。
たとえ、空気を入れない(無送気)で、腸管を引き伸ばさずストレートに入れても、鎮痛剤・鎮静剤を使わなければ痛みが出てしまうことが多いのです。(もちろん痛くないこともありますが。)
これは腸が癒着していたり、硬くなってしまっていたりすることが原因です。
(他方、意外に虫垂炎や胆のう摘出手術後の方は普通に検査ができてしまうことが多いですね。)

痛みが強い場合は、私も鎮痛剤・鎮静剤を使います。
ただその際、昨日も書いたように、呼吸抑制などの副作用が出てしまうことがありますので、入院施設がある病院で検査を受けていただいた方がいいと思います。
これは私が勤務している施設の話ではありませんが、鎮痛剤・鎮静剤を使って大腸カメラをしていて、カメラが終わった時に患者さんが亡くなっていたという事例があったそうです。
噂ではその後訴訟になったとのことでしたが・・・。
やはり副作用の可能性を考えると、鎮痛剤・鎮静剤を一定量以上使う必要がある方は、ある程度大きな病院で検査を受けていただくのが安心だと言えると思います。
スタッフも多いですし、何かあれば緊急処置がしてもらえますから。

2008年5月31日

最短記録更新。

つい先日、気づいたら挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)の最短記録を更新してました。
1分23秒。
もちろん痛み止めなし、鎮静剤なしで、無痛でした。
余計な薬を使っていません(腸の動きを抑える薬のみ)ので、その方は検査後すぐに仕事ができる状態。
この位になってくると、あとは何秒早かろうが関係ないですよね。
(患者さんとちょっと話をしたら1分くらいすぐ経ちますので。)
自分で書いておいてなんですが、2分を切ったら、最短記録更新を狙うことに意味はないと思います。

ウソの「無痛」?

大腸カメラの技術の指標の第一は、余計な痛みを与えないことだと書きました。
しかし、注意しなければいけないこともあります。
それは、「薬によって見かけ上の痛みは減らすことができる」という点です。
つまり、痛み止め、鎮静剤で「痛みに気づけない」状態にされていることがあるのです。
この場合、「無痛」でも、本当に腸に優しいかどうかは分かりません。

若い人では通常問題ありませんが、痛み止め、鎮静剤には呼吸抑制などの危険な副作用が出ることもあるため、本来であればそれらを使うかどうかは受診者と医師で相談して決めなければならないことだと思います。

受診者から特に希望がない場合、私は基本的に痛み止め、鎮静剤を使わずに検査を始め、痛みが出たら随時追加投与するという形をとっています。
その方が余計な薬を投与しなくて済むからです。

大腸カメラの技術の指標

大腸カメラは、施行する医師の技量によって、挿入時間(肛門に入ってから盲腸にたどり着くまでの時間)もその間の痛みもかなり差が出てしまう検査です。
だからこそ、消化器内視鏡医の間では大腸カメラの挿入技術が「永遠のテーマ」と言われ続けているわけです。

挿入技術の指標の第一は、私は痛みだと思っています。
いくら挿入時間が早くても、患者さん(と腸)に余計な苦痛を与えるようでは、クオリティの高い検査とは言えないと思うからです。

第二の指標は、挿入時間です。
余計な苦痛を与えないのが前提条件ですが、その上で挿入時間が早いのがやはり高い技術の証明になりますね。

2008年5月12日

漢方は面白い

最近、漢方をよく処方するようになりました。
通常、西洋医学の薬の方が使ってすぐ効きますので、キレは圧倒的にいいわけですが、西洋医学でどうにもならなくなった慢性病の患者さんに漢方を使うと、ちょっとよくなったりするんですよね。
また、女性の「病気というほどでもないけど結構つらい」という症状にも、対応しやすいのもいい。
抗生剤を使わないでもニキビがスパッと治ったり。

西洋医学は基本的に人間を「部品の集合」として見ていくわけですが、漢方医学は全体のバランスを見る医学。
よく「全人的医療」とか言って、「部品を直すのではなく、人間を直すんだ」みたいなことがスローガン的に掲げられたりしますが、ともするとないがしろにされがちなのも確か。
漢方は必然的に全体を見ますので、自然に「全人的医療」ができるのも魅力です。
基本的に1種類~せいぜい2種類の薬しか処方しないので、医療経済的にも優れているんですよね。
日本の漢方は、しっかり体系化されていて勉強しやすいので欧米からも注目されているとか。
漢方、面白いですよ。

2008年4月 5日

再診時の料金について

さくらいさんのリクエストにお答えして。(^-^;
今まで、外来を再受診した場合、ほぼ一律に「外来管理加算」というのが取られていました。
(患者さんの負担は3割負担の場合で150円くらい。)
今月から決まりが変わって、これが「一律」ではなくなりました。
具体的には、検査等がなく、診察と処方だけだった場合、5分以上かからなければこの「外来管理加算」が基本的には取られなくなるということです。
まぁ、患者さんからすれば、ストップウォッチを持って診察室に入って、5分以内に出ればジュースが一本買えるというお話。

ただ、医療機関からすれば、ただでさえ病院はどこも経営が苦しいのに、さらにそんなところまで削るのか、という意見が多いようです。
日本の医療はかなりまずいところまで来ていますが、今後どうなるんですかね・・・。

2008年3月 6日

30才から大腸検査を。

なんだか最近30代~40代の大腸進行癌をよく見るような気がします。
僕はそろそろ大腸カメラを受けようかなと思っていますが、30才を過ぎたらやっぱり毎年便潜血検査くらいは受けないと危ないですね。
血のつながった人の中に大腸癌や大腸ポリープになった方がいたら、絶対に便潜血検査よりも大腸カメラをお勧めします。

渋谷に近い方は、ヒラハタクリニックに来ていただければ、気軽に便潜血検査ができますので是非どうぞ。
僕の外来であれば大学病院での大腸カメラの予約(1週間以内に検査可能)もできます。
僕の外来の受付時間は今のところ月・金曜の夜6時~8:15と、水曜の午前9時~午後12時半です。

2008年3月 1日

論文を投稿してきました。

先日、内視鏡学会の地方会で発表したものを投稿してきました。
内容は、直腸カルチノイドという病気を3D EUSを併用して2本の内視鏡を使って取りました、というもの。
EUSはうちの病院の売りのひとつでもあり、今後またアピールしていかなければならない分野です。
まぁ、僕には大したことはできないかもしれませんが・・・。(^-^;;

2008年2月16日

炎症性腸疾患のサイト<IBD-NAVI>

最近非常に増えてきている難病の一つに、炎症性腸疾患というものがあります。
血便や腹痛などで発症することが多く、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」という2つの病気が含まれています。
今回は、その病気になった時に役立つサイトをご紹介。
食事など、どういった点に気をつければよいかが分かりやすく書かれています。
スポンサーは味の素。

IBD-NAVI

2007年11月24日

尿路結石もメタボ?

尿路結石って聞いたこと、ありますか?
尿路系に石ができる病気です。(そのまんまですね。)
突然ものすごい痛みが腰や上腹部~下腹部に出ることが多いのですが、この病気、近年どんどん増えてきているんだそうです。
現在の割合だと、男性だと15人に1人位の人が生涯のうちにかかると言われています。

この病気、脂質や動物性蛋白の摂取、糖尿病、高尿酸血症等に伴ってなりやすくなることから、メタボリックシンドロームの一つとして数えられることも多いとのこと。
再発が多いのもこの病気の特徴です。
かなり強い痛みを伴う病気ですので、心配な皆さんはしっかりメタボ対策してくださいね。(^-^)

脳死移植のいらない世界。

先日、京都大学の山中教授のチームが、大人の皮膚細胞を用いて人工幹細胞を作製することに成功したと報道されました。
以前から僕の師匠は「脳死患者からの移植に頼るのではなく、人工臓器の開発を急ぐべき」という趣旨の提言をされていましたが、ようやく本格的にそれが実現する方向へ世界が動きだしました。
素晴らしいことと思います。
やはり誰かの犠牲を期待して待たなければならないというのは辛いことですから。

脳死移植のいらない世界。

先日、京都大学の山中教授のチームが、大人の皮膚細胞を用いて人工幹細胞を作製することに成功したと報道されました。
以前から僕の師匠は「脳死患者からの移植に頼るのではなく、人工臓器の開発を急ぐべき」という趣旨の提言をされていましたが、ようやく本格的にそれが実現する方向へ世界が動きだしました。
素晴らしいことと思います。
やはり誰かの犠牲を期待して待たなければならないというのは辛いことですから。

2007年11月23日

GERD研究会に参加。

先日、「GERD研究会」という研究会に参加してきました。
「GERD」というのは「Gastroesophageal reflux disease」の略で、日本語では「胃食道逆流症」と言います。
症状としては、胸やけ、口の中の苦味や酸味、ゲップ、咽頭痛、のどの違和感、慢性の咳などがあり、僕が専門に研究している分野の一つです。

別に命を左右する病気ではないのですが、生活に与える影響は小さくないとされており、近年活発に研究がおこなわれています。
今回の研究会も、非常に示唆に富む、興味深いものでした。
また機会があれば、どんどんこういった研究会に参加していこうと思います。
やはり、その分野の先頭を走っている人たちに接するというのは面白いものですね。
日本全国からたくさんの先生方が集まってくるのもうなずけます。

2007年7月13日

キシリトールは犬に毒

今回はキシリトールのお話。
よくキシリトール配合のガムなんかがコンビニ等で売っていて、僕もたまに噛んでます。
あんまり歯には自信がないもんで……。
(医者ってあんまり歯が良くない人が多いように思います。
ある先生は「俺は虫歯を我慢し続けていたらその歯が溶けてなくなった!」と自慢げに話していました……。(-_-;;)

ところでこのキシリトール。
先日の産経新聞の報道によると、犬が摂取すると「強力なインスリン分泌作用が働き、血糖値が急激に低下する」んだそうで、下手すると命を落としかねないようです。
僕はよく知りませんが、ペットショップなんかにはキシリトール配合の犬向け商品が結構あるらしく、飼い主さんは注意が必要です。
しかも、店頭から回収したりといった動きは今のところないようです。
(現在、キシリトールが入っていない商品が開発中とのことですが……。)

愛犬家の方、気を付けてくださいねー。

2007年6月 5日

大腸カメラがいい感じに。

ここのところ大腸カメラの感覚が大分いい感じになってます。
今日は鎮痛剤なし、ブスコパン(腸の動きを押さえる薬)のみで挿入。
4分で盲腸に到達し、無痛でした。
全例で無痛の検査ができるわけでは決してありませんが、以前に比べてかなり負荷の少ない検査ができるようになってきたという実感があります。
もっともっと精進して、さらに負荷の少ない検査を目指したいと思います。

2007年5月 6日

本当だったら相当マズいお話。

「ポチは見た!」からのリンクで見つけたサイトです。
これ、情報のソースがちょっと分からないんで、ホントかどうかを調べられないんですが、ホントだとしたら大変なお話。

あの番組のスポンサーだった、あの会社の、あの「健康」商品が、実は疾病を招くかもしれないという……。
ちょっと参考までに。
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=584
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=472

健康情報番組の裏側。

「あるある大辞典」の問題が明らかになって久しいですが、問題が明らかになる前に同番組を糾弾していたサイトを見つけました。
ポチは見た!
いやぁ、凄いです。
マスコミ業界の裏事情が凄くよく分かります。
健康情報番組の内容とスポンサーの関係とか、いろいろ。
ここはオススメ。☆☆☆☆☆星5つです。

「あるある大辞典」の話では、関西テレビだけが悪者になってる感じですが、このサイトを見てしまうと、実際には他の局もかなりのことをやっているんじゃないかと考えてしまいます。
その他にも、マスコミ業界の「偽装請負が常態化している」現実を暴いていたり。

一見の価値あり、ですよ。

2007年5月 2日

ピロリで喘息が減る?

ヘリコバクター・ピロリに感染していると喘息やアレルギーが減少するという論文が出ていました。
Inverse Associations of Helicobacter pylori With Asthma and Allergy
[Arch Intern Med. 2007;167:821-827.]

いやぁ、ピロリって、本当にいろんな疾患に絡んでて、奥が深いですね。