内科日誌 2012.4.21 急性胃腸炎後の食事

急性胃腸炎にかかったら、絶食していただいた上で、ポカリスエットをちびりちびり、1日1.5L以上飲んでいただくようにしていただいています。
(少し水分を摂取しただけで嘔吐する状況になったら、危険な脱水状態になる可能性があり、入院が必要です。)

で、その後の食事についてですが、「食べられそう」くらいの段階で食事をすると、まず間違いなく状態が悪くなります。
しっかり空腹感が出てから食べるようにしてください。
「食べないと体力が落ちるのでは」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいますが、状態が悪い時に食べてもきちんと消化できませんので意味がありません。
1日も早く胃腸を元気にすることが先決です。
口さみしければ、アメで我慢してください。

おなかが減ってつらいな、という状況になったら、そろそろ食べてみてもいい合図。
おかゆかうどん、ウイダーインゼリーなどを少量食べてみて、大丈夫そうなら徐々に量を増やします。
それでも大丈夫そうなら、消化のいいものを中心に、徐々に通常の食事に近づけていきます。
調子を崩すようなら、次の食事はその前の段階の食事に戻すようにしてください。
(万が一、強い症状が出たら、一旦最初に戻って絶食にしてください。)
脂ものなどは症状が落ち着いてから1週間くらいしてからの方が無難だと思います。

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