「悪人」

悪人 スタンダード・エディション [DVD]
悪人 スタンダード・エディション [DVD] 奥さんに誘われて、一緒にDVDを観ました。
いやぁ、重かったですね・・・。
しかし、人間の細かな心情を丁寧に描いているところは、非常に日本映画らしいと言えると思います。
吉田修一さんの原作があり、amazonの書評を読む限り、素晴らしい作品のようです。
ただ、僕はこちらはまだ読めていませんので、これは映画だけを観た感想です。
 
題名が「悪人」なんですが、劇中、ほとんどの登場人物について、その人物なりの「悪」が描かれているように思われ、その意味ではみんな「悪人」。
被害者も、殺人犯も、置き去りにした被疑者も、殺人犯に心の傷を負わせた母親も、あるいは置き去りにした若者を鈍器で殴ろうとした父親も、一緒に逃げようと言ったヒロインも(犯人の量刑は重くなったでしょうし、家族も心配させたという点で。もちろん犯人に愛を伝えたという意味では「善」)。
 
人間にはみな負の側面がある、ということをあらためて思いました。
そのことは反対に、誰にでも善の側面がある、ということでもあります。
作品を通して伝えたかったことは、そういうことなのかもしれません。


と、ここまでは一般的な感想。
奥さんといろいろ話しながら観てたわけですが、実は全編を通して、かなりの部分、親目線で見てしまいました。
息子と娘がいるもんでつい・・・。
 
まずは娘編。
やっぱり女の人は賢くないといけません。
親としては、うちの娘には、被害者にもこの映画のヒロインにもなってもらっては困ります。
(当たり前ですけど。)
自分の身を守るためにも、見識と哲学がなくてはいけないし、それを伝えてあげるのが親の役目だなぁ、と。
 
次に息子編。
殺人犯の心にはやはり親のつけた傷があるわけで、親の役割の大きさを思いました。
それから、危ない人に近づかないように、しっかりと教育しないといけません。
心理学的に、男は言い寄られたら断れないようにできている側面があり、その点も認識させて、用心させなくてはいけません。
また、危機的状況に陥った時、パニックにならずに最善の策をとれるように訓練しないといけません。
 
ん~。いろいろ考えさせられる映画でした。

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