内科日誌 2011.04.12 ボランティアの前に破傷風ワクチン

被災地のボランティアの方が破傷風に感染されたそうです。
破傷風は、一度発症してしまうと命を落としてしまうこともある怖い病気。
土やさびたクギなどに多くいる病原体で、瓦礫を扱えば必ず破傷風に感染するリスクが出てきます。
 
定期予防接種(DPT、DT)でちゃんと破傷風ワクチンを打っている方でも、10年ほどで免疫がなくなってしまうので、前回の破傷風ワクチンから10年以上経っている方は追加接種が必要と考えられます。
逆に、定期接種が済んでいて、前回の接種から20年以内であれば、1回の追加接種ですぐに破傷風に対する免疫が復活します。
(これを「ブースター効果」といいます。)
 
破傷風ワクチンを一度も打ったことがない方は、1回ワクチンを接種しても、十分な免疫が得られないため、3回接種する必要があります。
 
破傷風ワクチン(正確には「沈降破傷風トキソイド」といいます)の接種をご希望される方は、お電話にて当院にお問い合わせください。
(電話番号:03-3400-3288)
2011年4月12日の時点で在庫は確保してありますが、在庫がなくなっている可能性がありますので、ご注意ください。
 
料金は保険が適応できず、¥1,980となります。
(怪我をされた場合は保険適応になります。)
 
健康診断・人間ドックの時に、一緒に打ってしまうこともできます。
(事前の申し込みが必要です。)
 
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