内科日誌 2009.06.17 犬もボケる?

 先日、患者さんに「家の犬がボケてしまった」と言われました。
あまりそういう事例を聞いたことがなかったので、ちょっとびっくり。
でも考えてみれば犬だって脳の機能が落ちれば認知症にもなりますよね。
 飼い主のことを忘れてしまっているそうで、かみついたりしてかなり危険な状態になってしまっているとか。
十年以上かわいがってきた犬がボケてしまうというのも、本当に厳しい話ですよね。


 獣医ではないので何もして差し上げられないのが心苦しいですが、やはり医者の立場としては、飼い主の安全が第一ではないかと伝えさせていただきました。
噛み傷というのは、口の中の莫大な数の細菌を体の奥深くに埋め込んでしまうという点でかなり危険です。
下手をすれば命にかかわる可能性もあります。
まずはできるだけ危険がないように工夫していただき、それでもダメなら違う手段を考えてはどうか、とお話しました。
僕のアドバイスがどれだけ役に立ったか分かりませんし、まだまだ悩んでおられるようでしたが、正解などない、難しい問題ですよね・・・。
 
 
 
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