健診・ドック日誌 2009.05.02 意外に多い甲状腺疾患

 健診をしていると、割と頻繁に甲状腺のやや大きい女性がいることに気づきます。
甲状腺は首にある臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンを作っています。
ここが大きい場合、橋本病や良性結節、悪性腫瘍などを考えて検査をしておかなくてはいけません。(健診の結果、追加される検査はすべて保険適応です。)
 上記の中で、実は橋本病という病気がとても多いということが知られています。
なんと女性の10~30人に一人が橋本病だというのだから驚き。


ただこの橋本病、甲状腺機能に異常がなければ定期チェックのみであとは放置OKということで、それほど怖がる必要はありません。
しかし、橋本病が原因で甲状腺機能が低下していると、冷え性、便秘、むくみ、皮膚の乾燥などなど、さまざまな症状を起こすことがあります。
また、ごく一部の患者さんで甲状腺が痛み、発熱する「急性増悪」というものを起こすことがあります。
「橋本病」と分かっていれば、適切な治療を受けられる可能性が高くなるため、やはり橋本病なら橋本病としっかり診断されておいた方が有利です。
 
 
 
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