参院選候補者の「環境通知簿」

もうすぐ参議院選挙ですね。
日経エコロミー、産経新聞、朝日新聞などで報道されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、エコロ・ジャパンというNGOが各候補者、各政党の環境問題への取り組みを評価した「通知簿」をWEB上で公開しています。
イメージだけの抽象的な美辞麗句は評価の対象とせず、実際の実績(国会での環境関連質問の回数など)に重きをおいて評価したランキングです。
日本の選挙って、ネットでの活動がとても制限されていて、非常に候補者が選びにくいと思うんですよ。
本当なら、候補者同士の討論なんかをネット上で公開して、いつでも閲覧できるようにするとか、候補者のサイトもガンガン更新してもらうとか、いろいろ出来ることがあるはずなんですけど、できない。
だから、選びにくい。
結果、ただの人気投票になったり、イメージだけで選んだりということになるという。
だから、こういう取り組みって、本当に貴重だと思います。
ぜひこれからも頑張っていただきたいし、他にもこういう取り組みをしてくれる団体があるといいですよね。
さて、中身の方。
参院選候補者全体の総評で「現実的にも票になるテーマではないという判断から、あるいは基本的には政党の政策方針にすべて従うからという理由で、環境政策を大々的に取り上げないのではないか。」というコメントがついている通り、環境問題は実際にはあまり票に直結しないため、候補者は通り一遍な取り組みしかしないことが多いようです。
環境問題は人類の未来にとってすでに喫緊の課題なのに・・・。
エコロ・ジャパン
参議院選 2007 候補者の「環境通知簿」

「参院選候補者の「環境通知簿」」への2件のフィードバック

  1. 選挙の宣伝を見れば見るほど、
    ・・・・・絶句・・・。
    という内容のものが多い気がします。
    こんな、具体性のない目標、
    看護師長に提出したら、
    見てももらえずに返却されるよ・・・
    と、思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。
    ハッキリ言って、何を基準で決めたら良いのかわかりません・・・

  2. コメントありがとうございます。
    そうですねー。
    確かにその通り。
    だからこそ、「美辞麗句」を隙なく並べることより、実際にどれだけ動いてるかをしることができる、こういった取り組みが大事なんだと思います。
    ちなみに、ランキング1位になっている政党も、マニフェストに対するコメントではやや偏った見方ともとれる批評をされていますので、特定の政党の支持者が作ったものというわけではなさそうです。

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