日本の医療費は安い!?

外科系学会社会保険委員会連合のご厚意で、右の「日本の医療費は安い!?」と書かれた画像から、同連合の「日本の医療費について」というページにリンクを張らせて頂きました。
(画像もお借りする許可をいただきました。ありがとうございました。)
現在、医療費を削減するためにいろいろな政策がとられはじめていますが、日本はGDPベースで考えると、先進国の中ではかなり医療費がかかっていないようです。
一方で、妊産婦の死亡率がアメリカよりもずっと低いことに象徴されるように、非常に高いレベルを維持しています。
つまり、日本の医療はとてもコストパフォーマンスがよいということです。
無理な医療費削減は医療の崩壊をまねきかねません。
(もちろん、省ける無駄は省くべきと思いますが……)
医療費の削減で医療が崩壊したといわれるイギリスでは、優秀なドクターが次々に海外へ流出。
救急外来は最大48時間待ち。
一部のセレブリティは高額なプライベートドクターの診察を受ける、という状況になってしまい、ようやく政府が医療費を増やす方向に動いているようです。
ぜひ皆さんも、日本の医療費について、自分なりに考えてみてください。

「日本の医療費は安い!?」への4件のフィードバック

  1. アメリカの妊婦検診は聞くところによるとかなり雑なようで、ほとんど、健診してないようでうね。
    でも、それが、果たして本当に悪いことなのかどうかはわかりません。ある程度の週数に、しっかりとしたスクリーニングをするなりして見ていくほうが、かしこいやりかたなのかもしれません。日本の妊健はかなり手厚くて毎回エコーもして、特に開業医レベルでは毎回エコーのお金をとるようなことになっています。ほとんどみていないにも関わらず・・・・・・。
    果たしてこんなことで、日本の出生率がふえるでしょうか?
    ましてや、育てていく段階ではいわずもがなです。
    たしかに、日本の妊産婦死亡率や新生児死亡率は世界一低率で、集約化が進めば、都市部での死亡率はさらに低下するでしょう。
    しかし!田舎は、最悪なことになっております。
    おい、この日本どうなるんだ!
    という、私は、gyne医を離脱しようとしていますので、大きな事はいえないのですが。。。。。


  2. それって、gyne崩壊だすな。
    某H市民病院gyneは、どんなに遅くても1ヶ月以内には入ってたけどね。
    7人のgyne医で、その分、かなり忙しかったけど。。。。。

  3. いやはや、もはやこの国の医療の崩壊は秒読み段階に入っていると言えるかもしれないね。
    そのときマスコミはなんて言うんだろうねぇ。
    またこんな風になったのは政府のせいだ、なんて正義面して言うんだろうねぇ。
    機械ではなく、人間が人間に対して行う行為である以上、医療行為には必ず「不確実」な側面があるという、最も基本的な部分を認識せず、あるいは伝えず、さんざん世論をあおっておいて。

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