トマトジュースで肺気腫予防?

 僕は結構トマトジュースが好きで、野菜が不足しがちだなーとか思うととりあえずトマトジュース飲んでます。
先日、こんなニュースが報道されてました。
なんでもカゴメと順天堂大学の共同研究で、トマトジュースにタバコの煙による肺気腫の予防効果がありそうだということが分かったとのこと。
研究はマウスを使った動物実験ですので、人間でも同様の効果があるかどうかはかなり未知数ですが、まぁ飲んで悪いことはないでしょう。(^-^;
臨床的には、肺気腫悪くしたくなきゃ、トマトジュースもいいけど早くタバコ止めてねって感じですが。(^-^;;
西新潟中央病院内「肺気腫」
社会保険健康事業財団内「肺気腫」

髪の毛をバッサリいきました

いやー、ただでさえ忙しいのに、子どもまでいるため、なかなか髪の毛を切りにいけません。
昨日、なんと2ヶ月半ぶりに髪の毛を切りにいきました。
のびのび、ぼさぼさだった僕の頭が、スッキリサッパリ。
気分も一時的にシャキーンとしました。(^-^;;
うちの医局の教授は伸びた髪の毛が大嫌いな方なので、会うときいつもちょっと気が引けてたんですが、これでしばらくは大丈夫そうです。(^-^;

指が分かれてる靴下

 先日、ちょっと気が向いたので指が分かれてる靴下を買ってきました。
で、昨日一日はいてみたんですけど……。
ん~。
なんか慣れない感じ。
ちょっと脱いでみます。
あ。
なんかスッキリ。
慣れたら良くなるんですかねぇ?
ちまっと検索かけてみたら、水虫とかスノーボードとか外反母趾にイイとかいう噂。
ここを見ると、ミュージシャンの方も使ってたりするみたいですね。
確かに力はかけやすいかもしれないし、ムレないのかも。
でも、別に水虫でも外反母趾でもないし、スノーボードにも行かないしなぁ。
チャリンコにもいいんですかねぇ?(関係なさそうな気がする……)
まぁ、ムレない分、夏場はいいのかも……?
ちょっと靴を脱ぐのが恥ずかしい気もしますが、また気が向いたらはいてみます。(^-^;;
<補足>
なんか指が分かれてる靴下って、流行ったのちょうど1年くらい前っぽい雰囲気ですね。
う……。

胃薬を飲むと下痢しやすい?

一昨日の続きです。
ちなみに、胃酸も微生物を殺すのに一役買っており、胃薬(制酸薬)で胃酸を抑えると微生物が腸にたくさん入るために、下痢をしやすいと言われています。
症状がなく、飲む必要性が特にない場合は、むやみに胃薬を飲まない方がいいんですね。
☆☆☆参考サイト☆☆☆
愛心漢方医薬情報網内「胃潰瘍治療薬が下痢招く」
Entrez PubMed内「Risk of Clostridium difficile diarrhea among hospital inpatients prescribed proton pump inhibitors: cohort and case-control studies.」
CMAJ. 2004 Jul 6;171(1):33-8.

ヨーグルトで免疫力が上がる?

えっと、「ビフィズス菌を摂るとなぜ免疫力が上がるの?」という質問があったので、僕なりに分かる範囲で答えさせていただきます。
胃腸って、「体の中」って感じがしますが、実際には「管」ですから、外とつながってるわけです。
当然、いろんな菌やらウイルスやらがうじゃうじゃ入ってくる場所なんですよね。
そんなわけで、腸は非常に免疫系が発達している場所でもあります。
逆に言えば、腸の免疫機構が正常に働かないと、体の中に菌などが入ってきてしまう、ということなんです。
実際、重症急性膵炎や腸閉塞の患者さんなどでは、菌が腸から体の中に入り込んでしまい、重篤な感染症を起こすことがあります。
(これを専門用語でbacterial translocationと言います。)
また、風邪ウイルスは手を介して口から体内に入り込むということが多いというのはよく知られていると思います。
そんなわけで、腸の免疫機構はとても大切なんですね。
では、何故ヨーグルトを食べると免疫力が上がるか、というと……。
まず一番に思いつくのが、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌が直接他の雑菌の繁殖を抑制するということですね。
ビフィズス菌が、直接体を守ってくれるわけです。
その他にも、詳しい機序は分かりませんが、免疫細胞の働きをよくしたり、粘膜の表面に張り付いて他の雑菌が侵入するのを防いだりといった作用があると言われているようです。
☆☆☆参考サイト☆☆☆
乳酸菌応用研究会内「乳酸菌の機能」

人体は細胞より菌の数の方が多い?

先日、製薬会社にもらった資料を見ていたら、聖マリアンナ医科大学客員教授の嶋田先生という方の話が載っていて、その中に、人間の細胞は60兆個、そこに棲みついている微生物は600兆個、と書かれていました。
微生物の方が多いやん! って。(^-^;
そういえば医学生の頃、そんなこと習ったような……?
なんにしても、すごいですね、微生物。

マカロンって、うまかろん?

この前発売のクーリエ・ジャポン004号に出ていたフィガロ(フランス最古の日刊紙。33万部発行)の記事によると、今パリで「マカロン」というお菓子が大ブレイクしてるんだとか。
で、今日、ふと気づいたら医局に(たぶんもらいものの)マカロンを発見!
食べてみたら、中はイチゴ味。
結構おいしかったです。(*^-^*)
フィガロの記事では、有名パティスリー(お菓子屋さん)の中からマカロンの名店ベスト10を発表してました。
1位はJean-Paul Hevin(ジャン=ポール・エヴァン)というお店。
戯れに検索かけてみたら、日本にも何店かお店があってビックリ。
ネット通販もしているみたいです。
(残念ながらマカロンは発送してくれないみたいですが……)
興味がある方はこちらへどうぞ。
www.jph-japon.co.jp
一流シェフのとっておきクッキーとマカロン-定番から新作までひと味違う37レシピ!一流シェフのとっておきクッキーとマカロン
定番から新作までひと味違う37レシピ!

世界文化社
ついでにこんなのも見つけてきました。
お菓子作りが好きな方は、参考にしてみてもいいかも。
それではまたー。

生活習慣病の保健指導を民間に委託へ

 毎日新聞によると、厚生労働省は来年度から、健診で生活習慣病のリスクが高い人に対する保健指導を民間業者に委託することを決定したそうです。
現在、患者数は糖尿病が約740万人、高血圧症が約3100万人、高脂血症が約3000万人。個別指導を行う保健師は全国に約4万人しかいないとのこと。
って、保健師さんがそんな指導してくれるなんて知りませんでした。(^-^;;
で、委託する相手は民間の管理栄養士や健康運動指導士なんだとか。
 いやぁ、是非大いにやっていただきたいですね。
毎年健診で「危ないですよ」って言われても、なかなか生活習慣が改められなくて、どんどん重症化して、結構な糖尿病になっちゃったり、心筋梗塞起こしちゃったりという人、実はとても多いです。
健診受けた意味ないじゃん、って。(-_-;;
医療費的にも、生活習慣病が約3割を占めてるんだそうで、厚労省は今回の取り組みで中長期的な医療費の抑制を目指してるそうです。
是非、頑張って病気を予防してもらいたいです。