インフルエンザの語源

皆さんはインフルエンザの語源ってご存じですか?
調べてみたら、語源由来辞典というサイトに出てました。
語源はイタリア語で「星の影響」を意味する「influence」なんだそうです。
昔のイタリアでは、インフルエンザの原因は惑星の並びによるものと考えられていたんだとか。
ウイルスという病原体が一般に広く知られるようになった現代では、とんでもないことのように聞こえますが、実はウイルスが見つかったのは19世紀の終わり。
インフルエンザウイルスが見つかったのは1933年といいますから、結構最近ですよね。
それまでははっきりした原因はつかめてなかったわけですよ。
そう考えると、「惑星の並び」と考えてたといっても、馬鹿にするのはかわいそうですよね。
あと50年もしたら、きっと今の医学もとんでもなく陳腐なモノに見えることでしょう。
すごいことですね……。(遠い目)

ディズニーのシンデレラ

シンデレラ プラチナ・エディション (初回限定生産)
先日、奥さんの希望でディズニーのシンデレラのDVDを買いました。
50年以上前のアニメ作品なのに、今頃になって、ようやくDVDになったという。
なんでも昔ディズニーがつぶれそうになってたとき、この作品の大ヒットで息を吹き返したんだそうです。
だから今でもディズニーランドのシンボルは、シンデレラ城なんですねぇ。
そんなわけで、この作品のDVD化にはかなり時間がかかってしまった、とかなんとか。
で、観てみた感想ですが……。
よくできてます。
観る人を引き込む力がありますし、作り手の愛情みたいなものも、ものすごく伝わってきます。
そして、「夢はあきらめなければいつか叶う。だからどんな苦難があっても優しさを忘れずに、強い心をもって生きていこう」というような、力強いメッセージが込められてました。
また、デジタルリマスタリングのおかげで、とっても鮮明な映像です。
50年以上前のアニメとはとても思えない綺麗さ。
技術の進歩はすばらしいですね。
アニメとしては、古典の部類に入る作品だと思いますが、久しぶりに古い時代の「良さ」みたいなものに触れた気がしました。

お腹壊しました……

ども。
日頃、外来なんかで「昨日寒いかっこうで寝ちゃったら風邪ひいちゃって……」みたいな患者さんに、「あら~、そんなことしちゃダメですよ~、気をつけて下さいねー」的なことを偉そうに言っておきながら、ホットカーペットの上でごろ寝したまま気づいたら朝になり、お腹壊しました、uckyです。
いや、寒いですねー。
さすが12月。
って、なに感心してるんだか。(^-^;;
これ、前に本で読んだ話なんですけど、アメリカ人は「寒いから風邪ひいた」とかいう発想がないらしいですね。
「ウイルスに感染したから風邪ひいたんだ」というような発想のみなんだそうです。
場所が違えば病気のとらえ方も違うんですねぇ。

これ、書いちゃっていいのかな……

えっと、「インフルエンザワクチンの値段の相場」について質問があったので、お答えします。
まぁ、僕の知る限り、3000~5000円くらいですね。だいたい。
大きい病院の方が、ちょっと高めのような気がします。
値段によって効果は違うのか?
なんて訊かれることがありますが、全く変わりません。
だってモノは同じですから。
じゃぁなんで値段が違うのかというと、自費診療だからです。
通常の国民健康保険等が使える診療の場合、実は検査や処置ごとに値段が決まっています。(これを「保険診療」といいます。)
で、実はワクチン接種には国民健康保険等が使えません。(=「自費診療」)
したがって、値段が決まっていないんです。
職場などで実施されているワクチン接種は、たいてい相場より安いので、できれば受けちゃった方がいいんじゃないかと思います。
それではまた。(^-^)/

不幸な結婚生活は身体に毒

Archives of General Psychiatryという精神医学の雑誌に、「常に口論していた夫婦は、あまり口論しない夫婦に比べ、傷の治癒率が60%程度にとどまる」という研究結果が発表されたそうです。
ストレスで、傷の治癒に重要な役割を果たす血中たんぱく質の生成が遅れるんだとか。
また、結婚生活がうまくいっていないと高血圧やうつ病、心臓疾患などの危険性が増すという研究結果もあるそうです。
ん~。
ま、当たり前といえば当たり前ですよね。
結婚生活がうまくいってないのに身体に影響しないはずがない。
我が家は今のところ、あまり口論などしませんが、今後とも気をつけないとなぁ、なんて思いました。(^-^;;

おしゃぶりが赤ちゃんの命を守る?

SIDSっていう言葉、ご存じですか?
乳幼児突然死症候群といって、それまで健康だった乳幼児が、寝ている間に突然死んでしまうという症候群です。
はっきりした原因はまだ分かっていませんが、世界中で盛んに研究が行われています。
☆☆☆参考サイト☆☆☆
SIDS2000
 で、先日、Pediatricsという有名な雑誌に、「睡眠中のおしゃぶり使用に、SIDSを防ぐ効果があるかもしれない」という論文が載っていました。
まぁ、細かいことを言うとちょっといちゃもんがつく部分もあるようですが、それなりの信憑性はありそうです。
うちの子はおしゃぶりが嫌いなので実践できないんですけどね。(^-^;;

花粉症、今年はらっくらく?

どうも。
毎年夏から翌年春の花粉症におびえてます。uckyです。
今年はきつかったですよねー、花粉症。
ふんとにもー。
で、来年の花粉予測なんですが。
なんと平年より少ないそうです!
関東地方に至っては、50%になりそうなんだとか。
ぶらぼー!
ただし、今年の花粉が大量だったせいで、花粉症が発症しやすくなっている人もいるらしいので、必ずしも症状が軽いとは限らないとか。
がくり。
とりあえず今年も1月か2月の頭ぐらいから抗アレルギー剤を内服し始めます。(^-^;;

「卒煙」支援ソフトを発見!

ニコチンパッチやニコチンガムのおかげで、だいぶ禁煙しやすくなった今日この頃ですが、なかなか止められずに苦しんでいる方も多いですよね。
そんな方に、毎日節約金額やアドバイス、さらに延ばした寿命(笑)まで教えてくれるフリーソフトを見つけました。
なかなかタバコが止められない方は、一度試してみてもいいかもしれません。
卒煙式

禁煙しないと就職できない?

東京ガスが定期健康診断受診者を対象に調査した結果、病気で14日以上仕事を休んだ人の割合は、非喫煙者を1とすると、1~20本/日の喫煙者で1.6倍、21本以上/日の喫煙者では2.3倍だったそうです。
こんな話を企業の人事担当者が知ったら、「同じ能力の喫煙者と非喫煙者がいたら、非喫煙者を取ろう」と思うのは自然かもしれません。
その他にも、「喫煙休憩」が会社の損失になると考えていることも少なくないようです。
「喫煙者は採用しません」
と公言している会社も少しずつ出てきているようです。
参考サイト
喫煙者のため息が聞こえてきそうな話ですね。
でも、肺癌やら心筋梗塞やら重症の肺気腫の患者さんを診て「この人も吸っていなければこうならなかったのかも」と、ため息をついている医者としては、こんなニュースでも禁煙の機会になればなぁ、なんて思ってしまいます。